クローンの管理
クローンは、既存のファイル・システムのスナップショットに基づいて作成される新しいファイル・システムです。 スナップショットは、特定の時点におけるファイル・システムのデータの状態を保持します。 ファイル・システムのスナップショットを定期的に取得する場合は、その存続期間中に複数のポイントに存在していたファイル・システムのクローンを作成できます。
クローニングされたファイル・システムは、他のファイル・システムと同様に管理されます。 「ファイル・システムの管理」を参照してください。
ファイル・システム・クローンの作成
前提条件
ファイル・システムのスナップショットが存在する必要があります。 「スナップショットの作成」を参照してください。
「コンピュートWeb UI」の使用
-
ダッシュボードで、「File Storage/View File Systems」ボタンをクリックします。
必要に応じて、ファイル・システムのリストの上にあるメニューから別のコンパートメントを選択します。
-
クローニングするファイル・システムの名前をクリックします。
-
ファイル・システムの詳細ページの「リソース」ボックスで、「スナップショット」をクリックします。
-
クローニングするスナップショットについて、「アクション」メニューをクリックし、「クローン」をクリックします。
-
「ファイル・システムからのスナップショットのクローニング」ダイアログで、次の情報を指定します:
-
名前: クローンの名前を入力します。
-
コンパートメントに作成: クローンを作成するコンパートメントを選択します。
-
タグ付け: (オプション) リソース作成時のタグの追加の説明に従って、このインスタンスの定義済タグまたはフリー・フォーム・タグを追加します。 タグは後で適用することもできます。
-
-
「Create File System」ボタンをクリックします。
クローンが作成され、新しいファイル・システム・クローンの詳細ページが表示されます。
ファイル・システムのクローン詳細ページの「クローン」セクションで、「親のクローニング」はfalseで、「ルートのクローニング」はfalseです。 親ファイル・システムの名前が表示され、クリック可能であり、ソース・スナップショットの名前が表示され、クリック可能です。
親ファイル・システムの名前をクリックすると、その親ファイル・システムの詳細ページの「クローン」セクションに「親のクローン」がtrue、「子孫」がtrue、「親ファイル・システム」および「ソース・スナップショット」に値がありません。
OCI CLIの使用
-
コマンドを実行するために必要な情報を収集します:
-
コンパートメントOCID (
oci iam compartment list
) -
表示名: このファイル・システムのクローンに割り当てる表示名
-
ソース・スナップショットOCID (
oci fs snapshot list
)
-
-
create cloneコマンドを実行します。
構文:
oci fs file-system create --availability-domain AD-1 \ --compartment-id compartment_OCID --display-name fs_clone_display_name \ --source-snapshot-id fs_snapshot_OCID
例:
oci fs file-system create --availability-domain AD-1 \ --compartment-id ocid1.compartment.unique_ID \ --display-name fs-1-clone-1 \ --source-snapshot-id ocid1.snapshot.unique_ID
ファイル・システム・クローンの削除
クローニングされたファイル・システムは、他のファイル・システムの管理と同じ方法で管理されます。ファイル・システムを削除するのと同じ方法で、クローンを削除します。 ただし、ファイルシステム、スナップショット、およびクローンの間に依存関係が存在します。 アプライアンスでは、依存関係を持つリソースを削除することはできません。 詳細は、「Oracle Private Cloud Applianceコンセプト・ガイド」の「ファイル・ストレージの概要」を参照してください。
ファイル・システムのクローンを削除するには、「ファイル・システムの削除」を参照してください。