16.9.5 ユビキタス検索の作成
ユビキタス・データベース検索を作成することで、スキーマ全体で複数のオブジェクトを検索します。
ノート:
Oracleユビキタス検索索引を使用する検索には、Oracle Database 23ai以降が必要です。また、この索引はアプリケーションの解析対象スキーマに存在する必要もあります。このトピックでは、ユビキタス検索索引がある複数の表に対する検索ページを作成する方法について説明します。このトピックでは、シンプルなユビキタス検索索引と、そのユビキタス検索索引を使用する検索構成を作成してから、ページの作成ウィザードを使用して検索ページを作成します。
- ユビキタス検索索引の作成
複数の表に対するユビキタス検索索引を作成する方法について説明します。 - ユビキタス検索構成の作成
既存のユビキタス検索索引に対する検索構成を作成します。 - ユビキタス検索ページの作成
ページの作成ウィザードを実行して、検索ページを作成します。
親トピック: アプリケーションへの検索の追加
16.9.5.1 ユビキタス検索索引の作成
複数の表に対するユビキタス検索索引を作成する方法について説明します。
ノート:
Oracleユビキタス検索索引を使用する検索には、Oracle Database 23ai以降が必要です。また、この索引はアプリケーションの解析対象スキーマに存在する必要もあります。Oracle Database 23ai以降では、単一の索引で複数のスキーマ・オブジェクトの索引付けにDBMS_SEARCH PL/SQL
パッケージを使用できます。詳細は、『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』のDBMS_SEARCH APIを使用したユビキタス検索の実行を参照してください。
ユビキタス検索索引(すなわちDBMS_SEARCH
索引)は、複数の列、表またはビューに対する全文検索を実行できるようにする、一連のプリファレンスと設定が事前定義されているJSON検索索引です。これらの索引の作成、管理および問合せには、DBMS_SEARCH PL/SQL
パッケージを使用します。
このトピックでは、サンプル・データセット「プロジェクト・データ」で使用可能なEBA_PROJECT_TASKS
表に、とてもシンプルなユビキタス検索索引を作成する方法について説明します。
ユビキタス検索索引を作成するには:
親トピック: ユビキタス検索の作成
16.9.5.2 ユビキタス検索構成の作成
既存のユビキタス検索索引に対する検索構成を作成します。
検索構成には、検索可能なデータ・ソースに関する情報が含まれます。このタスクでは、EBA_PROJECT_TASKS
表に作成された既存のユビキタス検索索引を使用して、検索構成を作成します。
ノート:
このタスクでは、アプリケーションと、サンプル・データセット「プロジェクト・データ」で使用可能なEBA_PROJECT_TASKS
表を基にした対話モード・レポートが事前に作成されていることを前提にしています。
ユビキタス検索構成を作成するには:
親トピック: ユビキタス検索の作成
16.9.5.3 ユビキタス検索ページの作成
ページの作成ウィザードを実行して、検索ページを作成します。
標準検索を作成する場合でも、Oracleユビキタス検索を作成する場合でも、ページの作成ウィザードを実行することによる検索ページの作成には、同じステップが含まれます。ページの作成ウィザードによって検索フィールドが作成され、検索構成を選択するよう求められます。後でページ・デザイナで検索構成を追加することもできます。
検索ページには、検索フィールドと「検索結果」リージョンがあります。ページ・デザイナでは、「検索結果」リージョンに、共有コンポーネントで定義された検索構成にマップされる検索ソースが含まれています。
ページの作成ウィザードを実行して検索ページを作成するには:
親トピック: ユビキタス検索の作成