16.8.2 静的リストの作成

静的リストは、事前に定義された表示値および戻り値に基づいたものです。

16.8.2.1 静的リストの作成について

静的リストの作成に関連するステップについて説明します。

静的リストは、事前に定義された表示値および戻り値に基づいたものです。静的リストを作成する場合、リスト・エントリ・ラベルおよびターゲット(ページまたはURLのいずれか)を定義します。既存のエントリをコピーするかリスト・エントリを追加することによって、リストを作成するときにリスト・エントリを追加できます。表示条件を定義することにより、リスト・エントリを表示するタイミングを制御できます。

静的リストの作成プロセスでは、次のステップを実行します。

  • ステップ1: 次のいずれかの方法で静的リストを作成します。

    • リストの作成ウィザードを実行してリストを最初から作成します。プロンプトが表示されたら、リスト名を入力し、リスト・タイプ「静的」を選択します。

    • リストのコピー・ウィザードを実行して既存の静的リストをコピーします。

    各リスト要素には、いつ表示するかを制御できる表示条件があります。リスト要素は、特定のページまたは複数のページでカレントになるように定義できます。

  • ステップ2: リスト・エントリを追加します。次のようにして、リスト・エントリを追加できます。

    • リストの作成ウィザードを実行します。

    • 既存のリストからエントリをコピーします。リスト全体をコピーすると、すべてのリスト・エントリもコピーされます。

    • リスト・エントリを手動で追加します。

  • ステップ3: リスト・リージョンを作成して、ページにリストを追加します。

これらのステップは必要に応じて実行します。リストの作成ウィザードを実行する際、これらのステップをすべて実行できます。または、これらのステップを一度に1つ実行することもできます。

16.8.2.2 静的リストへのエントリとサブリストの追加について

リストの作成後、リストにエントリを追加する必要があります。

リストの作成ウィザードを実行するか、リスト・エントリをリスト内からコピーするか、または既存のエントリをリスト間でコピーすると、リスト・エントリを追加できます。

サブリストを含む階層的なリストも作成できます。階層的なリストを作成するには、次のステップを実行します。

  • 階層的なリストをサポートするリスト・テンプレートを選択します。

    ヒント:

    リスト・テンプレートで階層リストがサポートされているかどうかを確認するには、「共有コンポーネント」、「テンプレート」にアクセスします。「テンプレート」ページで、リスト・テンプレート名を見つけてクリックします。「リスト・テンプレートの編集」ページの「サブリスト・アイテムが含まれているカレント・リスト・テンプレート」属性によって、リスト・テンプレートで階層リストがサポートされるかどうかが決まります。この属性がnullでない場合、リスト・テンプレートは階層リストをサポートします。この属性がnullである場合、リスト・テンプレートは階層リストをサポートしません。
  • 各リスト・エントリの作成時には親リスト・アイテムを選択します。

16.8.2.3 リストを最初から作成

リストの作成ウィザードを実行して静的リストを最初から作成します。

リストの作成ウィザードを実行して静的リストを作成するには:

  1. リストの作成ウィザードにアクセスします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。
    5. 「作成」をクリックします。
    リストの作成ウィザードが表示されます。
  2. 「名前およびタイプ」で、次のステップを実行します。
    1. 名前 - 数字または英数字のリスト名を入力します。
    2. タイプ - 「静的」を選択します。
    3. 「次」をクリックします。
  3. 「問合せまたは静的値」で、次のステップを実行します。
    1. リスト・エントリ・ラベル - 数字または英数字のリスト名を入力します。
    2. ターゲット・ページIDまたはカスタムURL - ターゲット・ページを選択するか、またはカスタムURLを入力します。
    3. 「次」をクリックします。
  4. 「確認」で、次のようにします。
    1. リスト・リージョンを作成しますか。 - リスト・リージョンを作成するかどうかを選択します。オプションは次のとおりです。
      • リスト・リージョンを作成しない

      • カレント・ページにリスト・リージョンを作成する

      • 各ターゲット・ページのリスト・リージョンを作成する

    2. リージョン位置 - 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン位置を選択します。
    3. リージョン・テンプレート - 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン・テンプレートを選択します。
    4. リスト・テンプレート - リストの外観の制御に使用するリスト・テンプレートを選択します。
    5. 「リストの作成」をクリックします。

16.8.2.4 エントリまたはサブリストの手動追加

「リスト詳細」ページからリスト・エントリまたはサブリストを追加します。

エントリまたはサブリストを手動で追加するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。

    リスト詳細ページが表示されます。

  3. 「エントリの作成」をクリックします。
  4. 「エントリ」で、次のステップを実行します。
    1. 親リスト・エントリ - 該当する場合、このリスト・エントリの親を選択します。サブリストを含む階層的なリストを作成する場合は、この属性を使用します。

      この属性は、親リスト・エントリを作成する場合は表示されません。

    2. 順序 - リストにおけるリスト・エントリの表示順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。
    3. イメージ/クラス - このリスト・エントリに関連付けられたアイコンのイメージ・ファイル名またはアイコン・クラスを指定します。

      ほとんどのユニバーサル・テーマ・アプリケーションは、「フォントAPEX」アイコン・ライブラリを使用します。アイコンを選択するには、組込みアイコン・ピッカーを使用し、ポップアップ・ウィンドウからアイコンを選択します。次の例を参照してください。

      • fa-cloud - クラウド・アイコンを表示します。

      • fa-exclamation-circle u-danger-text - 赤い感嘆符アイコンを表示します。

      さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    4. 属性 - リスト要素イメージのイメージ属性(width="12" height="12"など)を指定します。

      リスト・ラベル・テキストを参照するには、#LIST_LABEL#置換文字列を使用します。この置換文字列を使用すると、リスト・ラベル・テキストの値に基づいてタイトル・イメージ属性を自動的に設定できます。たとえば:

      title="#LIST_LABEL#"

    5. Alt属性 - リスト要素イメージのイメージalt属性を指定します。

      リスト・ラベル・テキストを参照するには、#LIST_LABEL#置換文字列を使用します。この置換文字列を使用すると、リスト・ラベル・テキストの値に基づいてAlt属性を自動的に設定できます。たとえば:

      ...alt="#LIST_LABEL#"...

    6. リスト・エントリ・ラベル - このリンクのラベル・テキストを入力します。
  5. ターゲット・タイプを指定します。オプション: 「URL」または「このアプリケーションのページ」

    ターゲット位置がURLの場合、次のように指定します。

    1. ターゲット・タイプ - 「URL」を選択します。
    2. URLターゲット - URLを入力します。たとえば:

      http://www.example.com

    ターゲット位置がページの場合、次のステップを実行します。

    1. ターゲット・タイプ - 「このアプリケーションのページ」を選択します。
    2. ページ - ターゲット・ページ番号を指定します。

      他のオプションは次のとおりです。

      • このページのページ区切りをリセット - ユーザーの新規問合せに合うデータの最初のセットにページを戻すには、このオプションを選択します。

      • 印刷用 - このオプションを選択すると、アプリケーションの「印刷用」テンプレートを使用するターゲット・ページが表示されます。「印刷用」テンプレートにより、印刷用ページが最適化されます。

    3. リクエスト - 組込みアプリケーション・アイテムREQUESTを設定するテキストを入力します。これは、クリックしたボタンの名前で設定されるアイテムでもあります。
    4. キャッシュのクリア - ユーザーのセッション・ステートをクリアするページのページ番号を、カンマで区切って入力します。さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    5. セッション・ステートを設定するには(リストされたアイテムに値を与えます):
      • 「次のアイテムを設定」で、セッション・ステートを設定するアイテム名をカンマで区切って入力します。

      • 「次の値を使用」で、前述のステップで指定したアイテムの値をカンマで区切って入力します。

      静的な値または置換構文(&APP_ITEM_NAME.など)を指定できます。URLのf?p=に渡されるアイテム値にはコロン(:)を使用しないでください。また、バックスラッシュでアイテム値全体を囲んだ場合(\1234,56\など)を除いて、カンマも使用しないでください。

  6. カレント・リスト・エントリの項目は次のとおりです。
    1. リスト・エントリがカレントとなるページ・タイプ - ページ・タイプに基づいて、このリスト・エントリがカレントとなる時点を指定します。

      リスト・アイテムはカレントまたは非カレントにできます。カレント・リスト・アイテムではカレント・テンプレートが使用され、非カレント・リスト・アイテムでは非カレント・リスト・アイテム・テンプレートが使用されます。実際の条件およびテンプレートは後続の属性で定義されます。

    2. リスト・エントリがカレントとなる条件 - 条件付きで表示します。前述の選択に基づいて、評価する条件を定義します。この条件がTRUEの場合は、リスト・アイテムがカレントになります。さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
  7. 「条件」で、リスト・エントリを条件付きにする適切な情報を指定します。
  8. 「認可」で、認可スキームを指定できます。

    この認可スキームは、このコンポーネントをレンダリングまたは処理するためにTRUEと評価される必要があります。

  9. 「構成」で、このコンポーネントのビルド・オプションを選択します。

    ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効かどうかを判別する事前定義された設定です。

  10. 「クリック・カウント」で、リスト・エントリをクリック・カウントに含むかどうかを指定します。

    これが外部ページへのリンクである場合、クリックをカウントできます。

  11. 「ユーザー定義属性」で、追加属性を指定します。さらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
  12. リスト属性の定義が終了したら、「リスト・エントリの作成」をクリックします。

関連項目:

16.8.2.5 リスト間での静的リスト・エントリのコピー

リスト間で静的リスト・エントリをコピーします。

リスト間でリスト・エントリをコピーするには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. サイド・バーの「タスク」リージョンで、「あるリストから別のリストへのリスト・エントリのコピー」をクリックします。
  4. リスト・エントリのコピー時に、次のようにします。
    1. リスト・エントリのコピー: コピーするリストを選択します。
    2. 「次」をクリックします。
  5. 「リスト・エントリのコピー」をクリックします。

16.8.2.6 静的リスト・エントリの親の変更

静的リスト・エントリの親を変更して、リスト・エントリ階層を管理します。

リスト・エントリの親を変更するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. サイド・バーの「タスク」リージョンで、「このリスト内におけるリスト・エントリの親の変更」をクリックします。
  4. ナビゲーション・バーを使用して表示をカスタマイズし、「実行」をクリックします。
    • リスト - 編集するリストを選択します。
    • 開始 - 表示を階層のサブセットに制限します。
  5. エントリの親を変更するには:
    1. エントリの親を変更します。
    2. 親の変更先 - 新しい親を選択します。
    3. 移動するエントリを選択し、「チェックしたエントリの親の変更」をクリックします。

16.8.2.7 孤立した静的リスト・エントリの管理

親エントリを削除して、孤立リスト・エントリを管理します。

孤立リスト・エントリとは、親が現在のリストのメンバーではないリスト・エントリです。リスト・エントリが孤立している場合は、親のエントリを削除します。

孤立リスト・エントリを管理するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. サイド・バーの「タスク」リージョンで、「孤立リスト・エントリの管理」をクリックします。
  4. 「孤立リスト・エントリの管理」で、次のようにします。
    1. 削除するエントリを選択します。
    2. 「親エントリのクリア」をクリックします。

16.8.2.8 静的リスト・エントリの順序変更

「クリーンアップ」ページで、リスト・エントリの順序を10ずつ変更します。

リスト・エントリの順序を変更するには:

  1. リスト・ページにナビゲートします。
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「ナビゲーションと検索」で、「リスト」をクリックします。

      リスト・ページが表示されます。

  2. リストを選択します。
  3. サイド・バーの「タスク」リージョンで、「リスト・エントリの再順序付け」をクリックします。
  4. 「再順序付け」をクリックします。