2 新機能

Oracle APEXリリース23.2には、多数の新機能が含まれています。次の新機能は、APEXリリース23.1以前のリリースには存在しません。

2.1 アプリケーションの作業用コピー

この新機能が導入されたことで、アプリケーションのコピー(作業用コピー)を作成し、そのコピーに変更を加え、それらの変更内容をアプリケーション(メイン)にマージできるようになりました。APEXでは、作業用コピーとメイン・アプリケーションの間の変更内容について、視覚的に差異が示されます。

機能開発およびテストをアプリケーションの作業用コピーで実行し、変更内容を、メイン・アプリケーションに含める準備が整ってからマージできるようになりました。

ヒント:

複数の開発者が別々の作業用コピーを使用して同じアプリケーションを並行して修正または拡張する場合は、次のヒントに従って、コンポーネントまたはページの競合を事前に回避します。
  • 新しいページの作成は別々のページ番号範囲で行うことに合意しておきます。
  • 新しいコンポーネント名を決定し、それをチームのメンバーに伝えます。
  • メイン・アプリケーションにおいてページをロックしてから、作業用コピーにおいてそのページを変更します。
これらの慣例を実装することで、チームで、開発者によるコンポーネントまたはページの変更内容のうちどれを保持しどれを上書きするかを決める必要がなくなります。詳細は、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドマージ、リフレッシュまたは比較する作業用コピーの作成を参照してください。
作業用コピーをリフレッシュするには、更新したコンポーネントまたはページをメイン・アプリケーションから作業用コピーに取り込みます。どの候補を含めるか決める前に、各コンポーネントまたはページで個々の差異を確認できます。

2.2 新しい「ワークフロー」機能

直感的なビジュアル・ワークフロー・デザイナを使用してビジネス・プロセスを自動化できる十分に統合されたワークフロー・ソリューションのために、新しい「ワークフロー」コンポーネントがAPEXに実装されています。「ワークフロー」には次のものがあります。
  • ワークフローを作成するための、ビジュアル形式の「ワークフロー・デザイナ」
  • ワークフローの監視と管理のための「ワークフロー・コンソール」
  • ワークフローの実行のための新しいワークフロー・ランタイム・エンジン
既存のタスク機能とのワークフローの組合せ、条件付きルーティングの追加、APIの呼出し、電子メールまたはプッシュ通知の送信、将来までの待機、プロセス・タイプ・プラグインの使用によるワークフロー・アクティビティのパレットの拡張ができます。

2.3 新しい「コンボボックス」アイテム

新しいアイテム・タイプ「コンボボックス」を使用できるようになりました。コンボボックスは、次のことがサポートされているWebコンポーネントです。
  • 単一の値または複数の値を選択する
  • 複数の値をチップとして表示する
  • タグを自動作成する
  • LOVデータセットにない手動入力した項目を特定する
  • テンプレート・ディレクティブ
  • アイコン
  • グループ
  • 複数列を検索し表示する
  • 自由入力テキスト
  • 複数選択
コンボボックスは、現在、対話グリッドではサポートされていません。

2.4 新しい「イメージ・アップロード」アイテム

新しい「イメージ・アップロード」アイテムを使用すると、オンデバイス処理を使用してイメージの切取り、サイズ変更、およびアプリケーションへのアップロードを簡単に実行できます。また、モバイル・デバイスでメイン・カメラとセルフィ・カメラのどちらを使用するかを構成できます。

2.5 新しい「QRコード」アイテム

新しい「QRコード」アイテムを使用すると、テキスト、URL、電話、電子メール、SMSまたは位置データを含むスキャン可能なQRコードを簡単に埋め込むことができます。関連するQRコードAPIを使用して、QRコードをレポート、電子メール、またはアプリケーションのその他の部分に埋め込むこともできます。

2.6 カスタム・マップ背景

「共有コンポーネント」、「他のコンポーネント」の下にカスタム・マップ背景を追加できるようになりました。

APEXでは、ラスター、ベクターおよびOGC WMSタイル・レイヤーがサポートされています。背景をフェッチするには、マップ背景名とURLを指定する必要があります。オプションで、HTTPヘッダー、APIキー値、最小ズームと最大ズーム、およびマップ属性メッセージを指定できます。

マップ・リージョン、表示マップおよびジオコード化住所アイテムでカスタム・マップ背景を使用できます。他の共有コンポーネントと同様に、マップ背景をサブスクライブ、リフレッシュおよび公開できます。

2.7 ファセット検索の機能強化

個別のLOVベース・ファセットに対してソート方向を設定できるようになりました。

ファセット検索およびスマート・フィルタで、入力ベースのファセットに対して比較演算子を選択できるようになりました。APEXで、既存の比較演算子に加え、「次と等しくない」「次で始まらない」および「次を含まない」がサポートされるようになりました。

2.8 テンプレート・コンポーネントの属性数の増加

テンプレート・コンポーネント・プラグインは、属性数の上限が25個ではなくなりました。APEXで属性の数が25個までに制限されなくなったため、より複雑なテンプレート・コンポーネントを作成できるようになりました。

この変更により、メタデータの問合せが変更されています。テンプレート・コンポーネントの場合のみ、APEX_APPLICATION_PAGE_REGIONSおよびAPEX_APPLICATION_PAGE_IR_COLパブリック・ビューのATTRIBUTE_01...ATTRIBUTE_25列でnullが返されるようになりました。かわりに、すべての属性値のJSONオブジェクトを格納する、新しいATTRIBUTES列を使用してください。この属性の静的IDをオブジェクト・キーとして使用します。JSONドット表記法を使用する場合は表の別名が必ず必要であることに注意してください。次に例を示します。
select r.attributes.COLOR
  from apex_application_page_regions r
 where r.application_id = 100
   and r.page_id        = 1
   and r.static_id      = 'user_badge';
テンプレート・コンポーネントの詳細は、『Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のテンプレート・コンポーネント・タイプのプラグインについてを参照してください。

2.9 共有コンポーネントのサブスクリプションの改善

サブスクリプション機能を次の共有コンポーネントで使用できるようになりました。
  • アプリケーション・アイテム
  • アプリケーション・プロセス
  • アプリケーションの計算
  • アプリケーション設定
  • ビルド・オプション
  • アプリケーション・アクセス制御、ロール
  • 電子メール・テンプレート
  • コンポーネント設定
  • レポート・レイアウト
  • テキスト・メッセージ
コピー機能は、見つからなくても追加されています。

主要部分

  • サブスクライブされているコンポーネントは読取り専用になりました:サブスクライブされている共有コンポーネントは、ソース・コンポーネントからの意図しない変更を防ぐために、読取り専用になっています。これにより、一貫性が確保され、単純なリフレッシュおよび公開のメカニズムで複数のコンポーネントにわたり変更内容をロールアウトできるようになります。
  • 自動依存性解決: APEXでは、同じ名前が付いた複数の既存コンポーネントを再利用するか依存コンポーネントを自動的にコピーすることで、複数の共有コンポーネントの間の依存性に、より適切に対応できます。
  • サブスクリプション・ステータス: 共有コンポーネントのすべてのレポートにわたり新しい「サブスクリプション・ステータス」列があります。これにより、そのコンポーネントが最新かどうかや、それをサブスクリプション・ソースからリフレッシュする必要があるかどうかを明確に特定できます。
  • 一括リフレッシュおよび削除: 同期されていない、サブスクライブ済の共有コンポーネントを簡単に表示し、それらをリフレッシュします。APEXでは、ソース・コンポーネントが削除されると、アプリケーションをクリーンに保ち不要なコンポーネントが取り残されないようにするために、残りのサブスクリプションが自動的にクリアされます。

2.10 クイックSQLの更新

最小限の入力、高速なSQL生成、および組込みのエンティティ関連ダイアグラムを使用して、アプリケーション・データ・モデルを作成、メンテナンスおよび確認します。

エンティティ関連ダイアグラムを使用して、新しい「ダイアグラム」タブでデータ・モデルの表、列、データ型および関係をビジュアル化します。生成されたSQLスクリプトとエンティティ関連ダイアグラムは、入力を一時停止するとすぐにリフレッシュされます。

クイックSQLは、最小ORDSバージョンの23.3.0に依存するようになりました。

2.11 RESTソース・インフラストラクチャの改善

RESTソース・パラメータのデータ型のサポート、正規表現の検証、RESTソース・プラグインのプログラミング・インタフェースの拡張など、RESTデータ・ソースに複数の改善点があります。

APEXで検出中に見つかったデータ・プロファイル列から列を削除できるようになりました。新しい「レスポンス本文」タブを使用して、APEXで検出されたレスポンス本文構造について情報を表示します。

2.12 OpenAPIドキュメントからのRESTソース・カタログ

APEXで、OpenAPIドキュメントからRESTソース・カタログを生成できるようになりました。詳細は、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドOpenAPIからのRESTソース・カタログの作成を参照してください。

2.13 ネイティブRESTソース・タイプとしてのODataコネクタ

ODataプロトコルは、SAP、Microsoftおよびその他のソフトウェア・プロバイダでREST API用のプロトコルとして使用されます。APEXで、OData REST APIへの接続をすぐに提供できるようになりました。サポートは、現在、読取り専用(レポート、チャートなど)のみに限定されています。DML (フォーム、編集可能IG)のサポートは、将来のリリースで予定されています。

OData仕様の詳細は、OASIS Open Data Protocolを参照してください。

2.14 Fusion Applications拡張機能のサポート

Fusion Applications REST APIからのデータの問合せ、挿入、更新および削除のためにRESTデータ・ソースを作成できるようになりました。RESTデータ・ソースを定義した後、任意のAPEXリージョンでそれらを使用して、Fusion Applicationsデータのカスタム・エクスペリエンスを構築します。それらでは、REST同期でパフォーマンスを高め、ローカル後処理でローカル表にリモート・データを結合しSQLの機能の使用によってそれをさらにフィルタするなど、様々なAPEX機能が最大限に活用されます。

Oracle Cloud Applications RESTデータ・ソースでは、データのプルーニング、フィルタリング、順序付けおよび一括操作を自動的に利用して、すべての読取りおよび書込み操作が処理されます。Fusion Applicationsサンドボックスで進行中のカスタマイズと並行して、APEXアプリケーションを進化させることができます。階層式の選択リストを作成し、フィルタ・パラメータを使用してサンプル・ページによって問合せを実行することや、Fusion Applicationsの検証エラーを簡単にユーザーに表示することもできます。

2.15 承認コンポーネントの強化

タスク定義パラメータの編集

タスク定義でタスク・パラメータを「更新可能」として設定できるようになりました。これにより、タスクの所有者またはビジネス管理者が、タスク承認の前に特定のパラメータの値を変更できるようになります。

新しいビジネス管理者アクション

タスクのビジネス管理者が、潜在的所有者を削除できるようになりました。タスクを取り消すこともできます。

新しい置換文字列

「コメントの追加」、「情報のリクエスト」および「情報の発行」タスク・アクションで送信されたテキスト・メッセージを、置換文字列APEX$TASK_TEXTとして使用できるようになりました。

「統合タスク・リスト」の強化

ユーザーがタスク・リストから未割当タスクを直接要求できるようになりました。アプリケーションにこの新しい動作を取り入れるには、既存の「統合タスク・リスト」ページを再生成します。

2.16 アクション・タスク

アクション・タスクは、承認コンポーネントで導入されたタスク・フレームワークの上に築かれる、承認を必要としないタスクです。ユーザーがフォームへのデータの追加、ファイルのアップロード、情報の検証、タスクを完了するためのその他の作業の実行を必要とするシナリオの場合は、アクション・タスクを使用します。アクション・タスクを、APEXワークフローにおける1ステップとして追加できます。

APEXにより、タスク・イニシエータを含め、どのユーザーにでもアクション・タスクを割り当てることができます。アクション・タスクは、承認タスクとともに「統合タスク・リスト」に表示されます。アクション・タスク定義を作成すると、APEXによって、特定のアプリケーション向けに簡単にカスタマイズできる、定型挿入文のタスク詳細ページも生成されます。

2.17 「アプリケーションの作成ウィザード」の簡易化

新しいアプリケーションを作成するときに、アプリケーション名を入力し、「アプリケーションの作成」をクリックして、「アプリケーションの作成ウィザード」のステップをすべて完了する必要なくアプリケーションを作成することもできるようになりました。簡易化された「アプリケーションの作成ウィザード」では、単一ページとデフォルト設定を使用して新しいアプリケーションが生成されます。

その他の作成オプションのリストに、「アプリケーションの作成ウィザード」または「クイックSQL」すべてを使用するための新しい外観と新しいオプションが追加されました。

2.18 アプリケーション・エクスポートの簡易化

アプリケーション、ページおよびコンポーネントのエクスポートが一元化され標準化されて、エクスポートをより実行しやすくなりました。エクスポートするときに、APEXによって、カスタマイズ可能な重要なエクスポート・コンテンツのみが表示されるようになり、より直感的なエクスペリエンスが提供されるようになりました。

2.19 アプリケーション・インポートの簡易化

インポート・ウィザードが合理化され簡易化されて、かつてないほど簡単にインポートできるようになりました。オブジェクト、ページおよびコンポーネントをサポートするかどうかに関係なく、わずか数ステップでアプリケーションをインストールできます。

2.20 バックグラウンド・ページ処理の改善

バックグラウンド・ページ処理で、次のことがサポートされるようになりました。
  • 複数のプロセス・インスタンスのシリアライズをより適切に制御できるようになる、新しいコンテキスト値
  • エラー処理の改善
  • メイン・トランザクションの一部としてバックグラウンド実行を送信する機能

2.21 リスト参照によるリスト・アイテム・サブエントリの移入

静的リスト・アイテムの子アイテムを、リストを参照して移入できるようになりました。リストは10レベルまでネストできます。参照するリストは、静的でも動的でもかまいません。「リストの使用状況」レポートを使用すると、リストとサブリストの関係を簡単に特定できます。

サブリスト参照は、コピーおよびサブスクライブ機能と十分に統合されています。つまり、参照するリストがコピーされるとサブリストがターゲット・アプリケーションに自動的にコピーされます。サブリスト参照は、アプリケーションのエクスポートおよびインポートによって十分にサポートされます。

2.22 デフォルト・レポートの翻訳

APEXでは、対話モード・レポートおよび対話グリッドでデフォルト・レポートを翻訳できるようになりました。XLIFFファイルに、デフォルトのレポート翻訳可能テキスト(レポート名、フィルタ名、ハイライト名、チャート軸ラベルなど)が含まれるようになりました。対話グリッドの場合は、レポート集計ツールチップを翻訳できます。対話モード・レポートの場合は、計算、ピボット集計、およびgroup by関数のラベルおよび書式マスクを変換できます。

2.23 ユビキタス検索

Oracle Database 23aiのユビキタス・データベース検索では、DBMS_SEARCH PL/SQLパッケージを使用して、単一索引で複数のスキーマ・オブジェクトを索引付けできます。APEXでは、「検索構成」ウィザードで「Oracleユビキタス検索」という新しい検索タイプを指定することで、ユビキタス検索索引がサポートされます。

ユビキタス検索の詳細は、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドユビキタス検索の作成、およびOracle Textアプリケーション開発者ガイドDBMS_SEARCH APIを使用したユビキタス検索の実行を参照してください。

2.24 APEX_INSTANCE_ADMINの新しいインスタンス・パラメータ

APEX_INSTANCE_ADMINで2つの新しいパラメータを使用できるようになりました。
  • RESTRICT_APPS_HEADER: HTTPリクエスト・ヘッダーを識別し、ヘッダー内のリストに基づいて、アプリケーションの特定のリストに対するアクセスを制限します。
  • DISABLE_APPS_LOGIN; Yに設定した場合は、APEXアプリケーションへのログインが無効になります。アプリケーションIDのカンマ区切りリストを使用することで、特定のアプリケーションへのログインを無効にできます。
「内部管理」、「インスタンスの管理」、「セキュリティ」の順に移動してDISABLE_APPS_LOGINを設定することもできます。

2.25 アラビア語とイタリア語でのEMP/DEPTデータセットのサポート

EMP/DEPTデータセットをアラビア語とイタリア語で使用できるようになりました。

それらのデータセットをインストールするには、「SQLワークショップ」「ユーティリティ」の順に移動し、「サンプル・データセット」をクリックします。サンプル・データセットの詳細は、Oracle APEX SQLワークショップ・ガイドサンプル・データセットへのアクセスを参照してください。

2.26 Oracle Cloud Object Storageへの静的リソースの格納

イメージ、CSSおよびJavaScriptファイルなどの静的アプリケーション・ファイルをOracle Cloud Object Storageに格納できるようになりました。静的アプリケーション・ファイル・ストレージにOCIを使用する方法の詳細は、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド静的アプリケーション・ファイルの管理を参照してください。

2.27 ギャラリで使用可能なユーティリティ・アプリケーション

ユーティリティ・アプリケーションは、一般的なAPEXアプリケーション開発タスクを簡易化する、すぐに使用できるアプリケーションです。使用可能な場合は、「アプリケーション・ギャラリ」で「ユーティリティ・アプリケーション」カテゴリが表示されます。アプリケーション・ギャラリの詳細は、Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドアプリケーション・ギャラリの使用を参照してください。

2.28 JavaScript APIの更新

新しいAPIと変更されたAPI

このリリースには、次の新しいオプション、パラメータおよび機能が含まれています。
  • apex.util.escapeHTML: pValueNULLの場合は、空文字列が返されます。
  • facetsRegion listControl型およびselectListControl型からオプションlovValuesOptimizationが削除されました。これは役に立たず、使用されなくなったためです。
  • mapRegionのオプションのtileLayerに、多数の新しいプロパティがあります。
  • model.allowDeleteは、ツリー状モデルの動作に変更点(すべての子ノードでも削除が許可される必要がある)があります。
  • model.walkTree pVisitorのパラメータのpostNodeコールバックで後行順巡回が可能になります。
  • facetsRegionインタフェースで、ファセット・タイプ「入力フィールド」について、柔軟な演算子が示されます。

修正または改善された例

索引概要のテキストが改善されました。

このリリースでは、次の例が修正または改善されています。
  • apex.pwa.getPushSubscription
  • model.child
  • model.childCount
  • model.clearChanges
  • model.fetchAll
  • model.setValue

APIの説明の改善

このリリースでは、次のAPIの説明が改善されています。
  • gridおよびtableModelViewウィジェットのオプションhideSinglePage
  • interactiveGridウィジェットのタイプ定義toolbarDataのプロパティ
  • model.clearChanges
  • model.getRecord
  • model.getTotalRecords
  • model.setData
  • model.setValue pValueパラメータ
  • model.walkTree

2.29 JavaScriptライブラリのアップグレード

  • Backbone.js 1.4.1
  • DOMPurify 3.0.5
  • FullCalendar 6.1.8
  • jQuery Migrate 3.4.1
  • lodash 4.17.21
  • Marked.js 5.1.2
  • Oracle JET 15.0.7
  • Oracle Rich Text Library (ORTL) 1.0.2 (APEX 23.2.9以降)
  • Terser 5.19.2
  • TinyMCE 6.7.1