6 XAでのアプリケーションの開発

マイクロサービス対応トランザクション・マネージャ(MicroTx)を使用してマイクロサービスのトランザクションを管理するには、既存のアプリケーション・コードにいくつか変更を加えて、MicroTxライブラリによって提供される機能を統合する必要があります。

MicroTxライブラリには、Java、Node.js、ORDS、Tuxedo、およびWebLogic Serverアプリケーション用があります。「サポートされている言語およびフレームワーク」を参照してください。
  1. 開始する前に、MicroTxトランザクション・コーディネータがインストールされており、それにアクセスできることを確認します。「MicroTxへのアクセス」を参照してください。
  2. マイクロサービスの実装にMicroTxクライアント・ライブラリを含めます。
  3. CDI注釈またはMicroTxクライアント・ライブラリAPIを使用して、必要なインターセプタとコールバックを登録します。
  4. 参加側マイクロサービスでCDI注釈またはMicroTxクライアント・ライブラリAPIを使用して、XA準拠のリソース・マネージャとの接続を取得します。
  5. MicroTxクライアント・ライブラリAPIを使用して、XAトランザクションが開始したことを示すトランザクション境界を区切ってから、トランザクションをコミットまたはロールバックします。

MicroTxを使用してXAトランザクションを管理するアプリケーションを開発するには、次のワークフローをガイドとして使用します。

タスク 説明 詳細
トランザクション参加側アプリケーションのリソース・マネージャを設定します XA準拠またはXA非準拠など、使用するリソース・マネージャのタイプを特定します。 リソース・マネージャの計画
MicroTxライブラリ・プロパティの構成情報を指定します。 すべてのトランザクション参加側アプリケーションおよびトランザクション・イニシエータ・アプリケーションに対してこのステップを実行し、アプリケーションがライブラリにアクセスできるようにします。 ライブラリ・プロパティの構成
MicroTxライブラリをアプリケーション・コードと統合します。 次の要因に基づいて、ライブラリを統合する適切な手順を選択します:
  • アプリケーションの開発フレームワーク
  • アプリケーションがトランザクションを開始するか、トランザクションに参加するか
アプリケーションに応じて、次のいずれかのタスクを実行します:
アプリケーションのデプロイ マイクロサービスの開発、テストおよびデプロイを個別に行います。アプリケーションでライブラリ・ファイルを使用してから、環境にアプリケーションをデプロイします。 アプリケーションのデプロイ