B.7.6 暗号化キーのプロパティ
encryption
下に、MicroTxがアクセス・トークンおよびリフレッシュ・トークンの暗号化に使用する暗号化キーを指定します。これらのプロパティの値を指定する必要があるのは、tmmConfiguration.authorization
のauthTokenPropagationEnabled
プロパティを有効化した場合です。
プロパティ | 説明 |
---|---|
EncryptionSecretKeyVersion |
トランザクション・トークンの暗号化に使用するキーのバージョンを指定します。 |
secretKeys.secretKeyName |
暗号化キーを含むDockerシークレットを指す環境変数の名前を指定します。暗号化キーのローテーションをサポートするために、複数の暗号化キーとそのバージョンを指定できます。 |
secretKeys.version |
使用するDockerシークレットのバージョンを入力します。 |
新しいDockerシークレットを作成しても、前のシークレットのエントリを直ちに削除しないでください。古いシークレットとtcs-docker-swarm.yaml
ファイル内の対応するエントリは数日してから削除できます。既存のトランザクションで古いバージョンのキーが使用されている可能性があるためです。数日後、tcs-docker-swarm.yaml
ファイルを更新し、MicroTxを更新できます。
次のコード・スニペットは、tcs-docker-swarm.yaml
ファイルのencryption
フィールドのサンプル値を示しています。この例のサンプル値は、暗号化キーとキー・ペアの作成のサンプル・コマンドで使用された値に基づいています。
encryption:
secretKeys: '{"secretKeys":[{"secretKeyName":"TMMSECRETKEY", "version":"1"}]}'
#TMMSECRETKEY is the environment variable that points to the Docker secret that contains the encryption key.
EncryptionSecretKeyVersion: 1
親トピック: tcs-docker-swarm.yamlファイルの構成