B.7.5 認証のプロパティ
認証に使用されるJSON Webトークン(JWT)のissuer
パラメータおよびjwksUri
パラメータの値を入力します。これらのフィールドの情報を確認するには、検出URLを使用します。
認証を有効にすると、トランザクション・コーディネータが、JWTベースの認証を強制し、公開キーに対して認証トークンを検証します。authorization
ヘッダーでアクセス・トークンを渡す必要があります。
プロパティ | 説明 |
---|---|
enabled |
JWT認証をバイパスするには、false に設定します。こうすると、JWTトークンのないリクエストが許可されます。すべてのリクエストにJWTトークンを含める場合は、true を入力します。MicroTxは、リクエストで指定されたトークンを検証し、トークンが無効な場合はアクセスを拒否します。enabled をtrue に設定する場合は、JWTのissuer パラメータおよびjwksUri パラメータに値を指定する必要があります。
注意: 本番環境では、このプロパティをtrue に設定する必要があります。
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jwt.issuer |
JWTトークン発行元を指定します。 |
jwt.jwksUri |
アイデンティティ・プロバイダのパブリック・ホストjwksUri のURL。JWTの署名の検証に使用されます。JSON Web Key Set (JWKS)には、受信JWTトークンの検証に使用される暗号化キーが含まれます。
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次のコード・スニペットは、tcs-docker-swarm.yaml
ファイルのauthentication
フィールドのサンプル値を示しています。この例のサンプル値は、検出URLの実行のサンプル・コマンドで使用された値に基づいています。
authentication:
enabled: true
jwt:
issuer: "https://identity.oraclecloud.com"
jwksUri: "https://idcs-a83e....identity.oraclecloud.com:443/admin/v1/SigningCert/jwk"
親トピック: tcs-docker-swarm.yamlファイルの構成