10.6 更新
このコマンドを使用して、values.yaml
ファイルでMicroTxに定義した1つ以上のプロパティ値を更新します。更新できるプロパティには、認可、認証、トランザクション・ストア、暗号化キー、トランザクション・トークン、トランザクション・タイムアウト、その他の詳細があります。
- 任意のテキスト・エディタで、YAMLファイルを作成します。更新する値をYAMLファイルに指定します。
次のコード・サンプルは、ロギング・レベルの更新された値を示しています。
logging: level: warning
- 次のコマンドを実行して、MicroTxをインストールしたKubernetesクラスタのプロパティを更新します。
構文
helm upgrade <release name> --namespace <namespace> --reuse-values --values <file_name.yaml> <chart directory>
reuse-values
オプションは、YAMLファイルに指定した値のみを変更し、他のすべての値はそのまま保持する場合に指定します。一般的なコマンド・パラメータおよびコマンド・オプションの詳細は、コマンドの一般的な構文を参照してください。
例
次のコマンドにより、omtm
ネームスペースのKubernetesクラスタが、update_log_level.yaml
ファイルに指定した詳細で更新されます。
helm upgrade omtm --namespace omtm --reuse-values --values update_log_level.yaml omtm/
使用上のノート
Helmによってローリング・アップグレードが実行されます。古いレプリカが徐々に削除される一方で、新しいレプリカが起動されます。トラフィックは古いレプリカから新しいレプリカに徐々に移行されます。古いレプリカは、すべてのトラフィックが新しいレプリカに移行されるまで終了しません。こうすることにより、処理中のトランザクションが失われることはありません。
親トピック: トランザクション・コーディネータの管理