12 用語集

用語集の用語は次のとおりです:

12.1 A

12.1.1 アカウントID

CONNECT処理中に、認証メカニズムの一環としてOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ間で交換される1~8桁の名前。

12.1.2 代替PCB

IMSトランザクションの出力メッセージの書き込み先を、入力元とは違う場所に設定できるプログラム制御ブロック。

12.1.3 API

「Application Program Interface」を参照してください。

12.1.4 Application Program Interface (API)

あるソフトウェア・プログラムが別のプログラムのサービスを利用するときの規定の集まり(エントリ・ポイント、呼出しパラメータおよび戻り値)を明確化したプログラミング・インタフェース。

12.2 B

(文字「B」で始まる用語はありません。)

12.3 C

12.3.1 CHKP(チェックポイント)

プログラムがデータベースに加えた変更を確定し、プログラムの再開場所を決めるIMS API呼出し。

12.3.2 CHNG(変更)

プログラム制御ブロック(PCB)に関連付けられている宛先を変更(設定)するIMS API呼出し。呼出し後のメッセージは、PCBを使用するIMSメッセージ・キューに挿入されますが、その宛先は指定の宛先になります。

12.3.3 CICS

Customer Information Control Systemを参照してください。

12.3.4 クライアント

クライアント/サーバーのアーキテクチャの中で、サービスに対するリクエストの発行を担うソフトウェア・プログラムのこと。

12.3.5 クライアント・リクエスト

リモート・システムが提供しているサービスを受けるために、IMSクライアント・リクエスト・トランザクションからOracle TMA TCP for IMSに発行されるリクエスト。

12.3.6 クライアント・リクエスト・トランザクション

リモート・システムが提供するサービスをOracle TMA TCP for IMSを介してリクエストする、ユーザー作成のIMSアプリケーション・トランザクション。

12.3.7 クライアント・レスポンス

以前に発行したIMSクライアント・リクエストに対するレスポンスのことで、IMSクライアント・レスポンス・トランザクションによって処理されます。

12.3.8 クライアント・レスポンス・トランザクション

リモート・システムのサービスを受けるためのIMSクライアント・リクエストを受信したときに、そのレスポンスを処理するユーザー作成のIMSアプリケーション・トランザクション。

12.3.9 クライアント/サーバー・モデル

開発されたサービスを提供するサーバーと、そのサービスをリクエストするクライアントで構成される、システムまたはアプリケーション・プログラミング・モデル。クライアント/サーバー・モデルの構成要素のうち、一部のものの機能をサーバー専用に限定したり、クライアント専用に限定することもできますが、クライアントとサーバー両方の役割を持たせることもできます。

12.3.10 CLIENTSHUTDOWN

Oracle TMA TCP for IMSの構成ファイルで指定できるオプションの1つで、停止処理をリモートのクライアント・リクエストから開始することも、リモートのクライアント・リクエストに対するレスポンスとして開始することもできます。

12.3.11 COBOL

業務アプリケーション向けに広く(特にIBMメインフレーム・システムで)使用されている標準的なプログラミング言語です。

12.3.12 構成ファイル

Oracle Tuxedo Mainframe Adapterのゲートウェイとサービスのネットワーク構成を定義するために、Oracle TMA TCP for IMSが使用するテキスト・ファイル。

12.3.13 Customer Information Control System (CICS)

IBMメインフレーム・システムで実行されるIBM製トランザクション処理モニター。

12.4 D

12.4.1 DASD

直接アクセス記憶装置を参照してください。

12.4.2 直接アクセス記憶装置(DASD)

ハード・ディスクのように、格納データに対してランダム・アクセスまたは直接アクセスが可能な記憶装置。

12.4.3 DNS

ドメイン・ネーム・サーバーを参照してください。

12.4.4 ドメイン・ネーム・サーバー(DNS)

インターネットに接続したコンピュータ・システム(DNSサーバー)で実行され、ドメイン名とIPアドレスを自動的に相互変換するプログラム。

12.4.5 ドット区切りの10進表記法

IPアドレスの表記規則。ピリオドで区切られた4つの10進数(0-255)で構成されます。例: 123.205.23.99。

12.5 E

(Eで始まる用語はなし)

12.6 F

(Fで始まる用語はなし)

12.7 G

12.7.1 ゲートウェイ

異なるタイプのシステムと通信し、情報交換できるようにするソフトウェア・プログラム。ゲートウェイは通常、システム間の通信を担い、プロトコル上、必要なすべての変換を行うため、末端のアプリケーションは透過的に情報をやり取りできます。

12.7.2 ゲートウェイ・メッセージ

2つのOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ間でTCP/IPリンクを介したリクエストとレスポンスの交換に使用するOracle Tuxedo Mainframe Adapter仕様のデータ構造。

12.7.3 GN(次のセグメントの取得)

IMSメッセージ・キューから次のセグメントのマルチセグメント・メッセージを取得するIMS API呼出し。

12.7.4 GU(固有セグメントを取得)

IMSメッセージ・キューからメッセージの先頭部分(つまり単体のセグメント)を取得するIMS API呼出し。

12.8 H

(文字「H」で始まる用語はありません。)

12.9 I

12.9.1 IMS

Information Management Systemを参照してください。

12.9.2 IMSメッセージ

IMSシステムのコンポーネント間の通信に採用されているIMS仕様のデータ構造。

12.9.3 着信セッション

Oracle TMA TCP for IMSともう一方(リモート)のOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイとの間の論理的な通信経路。着信セッションは、クライアント・リクエストを処理先のローカル(IMS)・ゲートウェイに送信するためにリモート・ゲートウェイが使用します。

12.9.4 Information Management System (IMS)

IBMメインフレーム・システムで実行される、IBM社の高性能大量トランザクション処理モニター。

12.9.5 入出力プログラム制御ブロック

IMSトランザクションに対する入力を受け取り、入力元(端末など)に出力を書き込むためにIMSトランザクションが使用するAPIの制御ブロック。

12.9.6 対話式システム生産性向上機能(ISPF)

IBMメインフレーム・システム上でデータの操作(編集、参照、コピーなど)を行うためにシステム・プログラマやアプリケーション・プログラマが使用するIBM社のプログラム製品。

12.9.7 インターネット・プロトコル・アドレス(IPアドレス)

TCP/IPネットワーク内のノードを一意に識別する数値。IPアドレスは通常、ドット区切りの10進表記法で表されます。これは、ピリオドで区切られた4つの10進数(0-255)です。例: 123.205.23.99。

12.9.8 I/O PCB

入出力プログラム制御ブロックを参照してください。

12.9.9 ISPF

対話式システム生産性向上機能を参照してください。

12.9.10 IPアドレス

インターネット・プロトコル・アドレスを参照してください。

12.9.11 ISRT(挿入)

IMSメッセージ・キューにメッセージ・セグメントを挿入するために使用するIMS API呼出し。

12.10 J

12.10.1 JCL

ジョブ制御言語を参照してください。

12.10.2 ジョブ制御言語(JCL)

IBMメインフレーム・システムでバッチ・ジョブを定義し実行するために使用する言語。

12.11 K

(文字「K」で始まる用語はありません。)

12.12 L

12.12.1 言語環境プログラム/370 (LE/370)

IBMメインフレーム対応の各種高級プログラミング言語(COBOL、C/C++、PL/Iなど)の共通ランタイムとして機能するIBM社のプログラム製品。

12.12.2 LE/370

「言語環境プログラム/370」を参照してください。

12.12.3 リスナー

特定のポート番号でTCP/IP接続リクエストの送信をリスニングすることに特化した特殊なTCP/IPソケット。

12.12.4 LMID

論理マシン識別子を参照してください。

12.12.5 ローカル・ゲートウェイ

Oracle TMA TCP for IMSゲートウェイのこと。

12.12.6 ローカル・サービス名

IMSクライアント・トランザクションからのリクエストを受け付けるサービスを識別するための1~16文字の名前。

12.12.7 論理マシン識別子(LMID)

Oracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ(特定のIPアドレスとポート番号の組合せに相当)のシンボル名。

12.12.8 論理端末(LTERM)

エンド・ユーザーがトランザクションの入力やレスポンスの受信に使用する、IMSシステムに接続されている端末。

12.12.9 LTERM

「論理端末」を参照してください。

12.13 M

12.13.1 メッセージ・レベル

各メッセージを情報関連、エラー関連などに振り分けるために、Oracle TMA TCP for IMSの発行メッセージに関連付けられている属性。

12.13.2 メッセージ・ログ

発行されたメッセージすべてをOracle TMA TCP for IMが記録するときの出力先のデータセット(通常はディスクに割り当てられる)。

12.13.3 メッセージ処理プログラム(MPP)

IMSシステムでトランザクションを処理するユーザー作成のアプリケーション・プログラム。MPPは通常、その入出力処理(端末入力の取得、端末出力の書込みなど)をメッセージ・キューやデータベースを介して行います。

12.13.4 メッセージ・キュー

メッセージを交換するためにIMSのコンポーネントが使用する、メッセージの格納および取出しのメカニズム。たとえば、端末からのエンド・ユーザーの入力は、メッセージとしてメッセージ・キューに格納されます。トランザクション処理プログラムがメッセージ・キューからその(ユーザー入力が格納されている)メッセージを取得します。

12.13.5 メッセージ・セグメント

IMSのメッセージは、メッセージ・セグメントと呼ばれるデータに分解されます。1つのメッセージが1つのセグメントで構成されることもあれば、複数のセグメントで構成されることもあります。メッセージ・セグメントは、IMSメッセージ・キューにメッセージを挿入するときと、IMSメッセージ・キューからメッセージを取得するときの入出力の基本単位です。

12.13.6 MPP

メッセージ処理プログラムを参照してください。

12.13.7 多重仮想記憶

IBMメインフレーム・コンピュータが使用するIBM製オペレーティング・システム。

12.13.8 MVS

多重仮想記憶を参照してください。

12.13.9 MVSコンソール

システム・オペレータ向けの情報メッセージやエラー・メッセージの表示先として、MVSオペレーティング・システムやその他のソフトウェア・コンポーネントが使用する端末機器。MVSコンソールは、コマンドの入力や、システム・ステータスの照会、変更にも使用できます。

12.14 N

(文字「N」で始まる用語はありません。)

12.15 O

12.15.1 オンライン・トランザクション処理

端末またはワークステーションのユーザーからアプリケーション・プログラムにメッセージを送信し、そのアプリケーションがリアルタイムでデータベースを更新するデータ処理の形態。

12.15.2 OTMA

Open Transaction Manager Accessはトランザクション・ベースの非接続型クライアント/サーバー・プロトコルです。

12.15.3 発信セッション

Oracle TMA TCP for IMSともう一方(リモート)のOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイとの間の論理的な通信経路。発信セッションは、クライアント・リクエストを処理先のリモート・ゲートウェイに送信するためにローカル(IMS)・ゲートウェイが使用します。

12.16 P

12.16.1 パスワード

CONNECT処理中に、認証メカニズムの一環としてOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ間で交換される1~8桁の名前。

12.16.2 PCB

プログラム制御ブロックを参照してください。

12.16.3 ポート番号

論理的な通信チャネルを識別し、目的の接続を別のものと区別するためにTCP/IPホストに付与された便宜上の番号。TCP/IPサーバー・アプリケーションは、指定されたポートで、送信されてくる接続リクエストをリスニングします。TCP/IPクライアント・アプリケーションは、ホストのIPアドレスとサーバーの指定ポート番号を指定してサーバーとの接続を開始します。

12.16.4 プログラム制御ブロック(PCB)

アプリケーション・プログラムの入出力(IMSメッセージ・キューへのメッセージの挿入、およびIMSメッセージ・キューからのメッセージの取得)と組み合せて使用されるIMS APIの制御ブロック。

12.16.5 プログラム仕様ブロック(PSB)

IMSに対してトランザクション処理プログラムを定義する制御ブロック。

12.16.6 プロトコル

通信および情報の交換を行う上で、2つのシステム間が従う一連のルール。

12.16.7 PSB

プログラム仕様ブロックを参照してください。

12.16.8 PURG(削除)

IMSメッセージ・キューにメッセージを挿入する処理が完了した(つまり、それ以上のメッセージ・セグメントはない)ことを示すIMS API呼出し。

12.17 Q

(文字「Q」で始まる用語はありません。)

12.18 R

12.18.1 リモート・ゲートウェイ

ローカルのOracle TMA TCP for IMSゲートウェイの接続先に当たるOracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイ(TUX、CICSまたはIMS)。

12.18.2 リモート・サービス名

リモート・システムが提供するサービス(リモート・ゲートウェイを介してアクセス可能なサービス)を識別するための1~16文字の名前。

12.18.3 リクエスト・フェーズ

IMSクライアント・リクエストの処理は、リクエスト・フェーズ(トランザクションT1がIMSクライアント・リクエストを発行するようなケース)と、それに応じたレスポンス・フェーズ(トランザクションT2がそのリクエストに対するレスポンスを処理するようなケース)という2つにフェーズに分かれています。

12.18.4 レスポンス・フェーズ

IMSクライアント・リクエストの処理は、リクエスト・フェーズ(トランザクションT1がIMSクライアント・リクエストを発行するようなケース)と、それに応じたレスポンス・フェーズ(トランザクションT2がそのリクエストに対するレスポンスを処理するようなケース)という2つにフェーズに分かれています。

12.19 S

12.19.1 サーバー

クライアント/サーバーのアーキテクチャの中で、サービスの提供を担うソフトウェア・プログラムのこと。

12.19.2 サーバー・リクエスト

IMSサーバー・トランザクションが提供するサービスに対するリクエスト(リモート・システムに位置するクライアントから発行されたもの)。

12.19.3 サーバー・レスポンス

IMSサーバー・トランザクションが提供するサービスに対するリクエストに応じたレスポンス(リモート・システムに位置するクライアントから発行されたもの)。

12.19.4 サーバー・レスポンス・ログ

IMSサーバー・リクエストが保留中かどうかと関係なく、すべてのIMSサーバー・レスポンスが記録されるデータセット。

12.19.5 サーバー・トランザクション

リモート・クライアントからOracle Tuxedo Mainframe Adapterを介してリクエスト可能なサービスを提供するユーザー作成のIMSアプリケーション・トランザクション。

12.19.6 shutdown

Oracle Tuxedo Mainframe Adapterゲートウェイを終了(停止)するプロセス。

12.19.7 スリープ時間

Oracle TMA TCP for IMSが新しい処理が発生していないかポーリングを開始するまで待機する時間。

12.19.8 ソケット

TCP/IP接続の論理的な終端。アプリケーションはソケットを介してTCP/IP接続を行います。

12.19.9 ソケット記述子

ソケットとTCP/IP接続を一意に識別するためのTCPの割当て番号。アプリケーションは、TCP/IPのAPIを呼び出す際に、ソケットおよび接続を識別するためのソケット記述子を指定する必要があります。

12.19.10 ソケットID

「ソケット記述子」を参照してください。

12.19.11 ソケット番号

「ソケット記述子」を参照してください。

12.20 T

12.20.1 TCP/IP

「伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル」を参照してください。

12.20.2 タイムアウト

リクエストをリモート・システムまたはIMSサーバー・トランザクションに送信した後に、指定時間内にレスポンスを受信しない場合、そのリクエストは時間切れになり、エラーが発生したものとして扱われます。

12.20.3 TRANCODE

「トランザクション・コード」を参照してください。

12.20.4 トランザクション・コード(TRANCODE)

IMS環境でトランザクションを一意に識別するための名前。

12.20.5 伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)

UNIX、パーソナル・コンピュータ、IBMメインフレームなど、ほとんどのシステムに対応する、オープンな通信プロトコル。TCP/IPを使用すれば、異なるタイプの計算プラットフォーム間で情報を交換できます。

12.21 U

(文字「U」で始まる用語はありません。)

12.22 V

(Vで始まる用語はなし)

12.23 W

12.23.1 要応答オペレータ書出し(WTOR)

オペレータ入力の待機状態が継続していることを表すz/OSコンソール上のメッセージ。システム・オペレータはメッセージに応答する形で、割り当てられている応答IDと応答のテキストを入力します。

12.23.2 WTOR

「要応答オペレータ書出し」を参照してください。

12.24 X

12.24.1 XCF

システム間結合機能を参照してください。

12.25 Y

(文字「Y」で始まる用語はありません。)

12.26 Z

(文字「Z」で始まる用語はありません。)