6.1 データ変換

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayは他のドメイン・ゲートウェイと同様にATMI型付きバッファを使用してデータを送受信します。リモート・ホストのアプリケーションは型付きバッファを認識しないため、ATMIアプリケーションはレコードと呼ばれる集計データ型を使用してホスト・アプリケーションと通信する必要があります。レコードは、フラットなデータ領域であり、レコード内の各フィールドのデータ型および長さを記述したテンプレートによって定義されます。

アプリケーション開発者はゲートウェイを構成する前に、リモート・ホストで使用されるレコード構造の形式および内容とともに、使用するATMI型付きバッファを決定しておく必要があります。

通常、ATMI型付きバッファとレコード形式間の変換はOracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayによって処理されます。DMCONFIGファイルのDM_LOCAL_SERVICESおよびDM_REMOTE_SERVICESセクションのサービス定義で、アプリケーション間通信を成功させるために必要な型付きバッファとレコードの組合せを記述するパラメータを指定します。

ノート:

リモート・ホスト・メッセージのサイズは現行では約32Kバイトに制限されています。32756バイトを超えるレコードを生成する変換はサポートされていません。