5.2.2 直接ユーザーIDマッピング
直接ユーザーIDマッピングを使用すると、ATMIユーザーIDを一致するホスト・ユーザーIDに直接マッピングできます。これにより、ATMI/ホスト間ユーザーIDマッピングの場合と異なり、dmadmin
コマンドを使用せずに済みます。この機能を使用する場合は、BDMCONFIG
ファイル内のすべてのユーザーIDマッピングはバイパスされます。この機能を有効にするには、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayを起動する際、GWSNAX
コマンドとともにコマンド行パラメータを指定します。「ユーザーIDマッピングのバイパス」を参照してください。
ノート:
直接ユーザーIDマッピングを使用する場合は、BDMCONFIG
ファイルのどのマッピング・エントリも修正および削除する必要はありません。
直接ユーザーIDマッピングでは、次の図に示すように、ATMI環境とホスト環境とでユーザーIDが一致する必要があります。ATMIのローカル・ドメインがリクエストを開始する場合は、リクエストされたホスト・サービスにはATMIのユーザーIDが適用されます。ホストがリクエストを開始する場合は、リクエストされたATMIサービスにはホストのユーザーIDが適用されます。
ノート:
直接ユーザーIDマッピングを使用するには、ローカル・ドメインとホスト・ドメインとで一致するユーザーIDが存在している必要があります。直接マッピングでは、セキュリティ・レベルIDENTIFY
のみサポートされます。
図5-3 直接ユーザーIDマッピング

親トピック: ユーザーIDのマッピング