6.2.1 文字列の考慮事項

CICS/ESAアプリケーションによって使用される入力および出力レコードのVIEW定義を作成する場合、文字列フィールドで使用される追加の終了null文字の位置を指定しないでください。たとえば、CICS/ESAアプリケーション・プログラムが入力レコードで10文字を想定している場合、そのフィールドには11でなく10を指定してください。

ノート:

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアでは、文字列をnullで終了する必要はありませんが、null終了は考慮されます。そのゲートウェイのソフトウェアでは、文字列内にnull (0(ゼロ))文字を検出すると、後続の文字をすべて処理しません。埋め込みのnull値を含む8ビット・データの全体を渡す場合は、CARRAYタイプのフィールドまたはバッファを使用してください。

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAが実行する文字セット変換は、X/Open XPGポータビリティ・ガイドに従えば完全にローカライズ可能です。ASCIIおよびEBCDIC変換はメッセージ・ファイルからロードされます。詳細は、「文字列の変換ルール」を参照してください。

Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアのデフォルト動作は、大半の英語アプリケーションの要件を満たしています。ただし、変換のカスタマイズが必要な場合もあります。詳細は、「文字列の変換ルール」を参照してください。