4.5 データ領域セキュリティ

TMA TCP Gatewayにはデータ領域セキュリティが備わっており、これは次のケースに該当する場合のセキュリティ上の特殊な処理パターンです。

  • ユーザー情報が複数のTuxedoドメインの境界を越えて渡される場合
  • リモートまたはローカルのサービスがユーザーのLTERM情報を要求する場合

これらのケースでは、クライアントのユーザーID、グループ名およびLTERMをリクエストのデータ領域に指定できます。Tuxedoクライアントの場合は、データ領域に指定したユーザー情報が、通常の処理と同じようにリモート・ゲートウェイによって検証されます。リモート・クライアントの場合は、ローカル・ゲートウェイがリモート・ユーザーの情報をデータ領域のフィールドに格納し、Tuxedoサービスがその情報を使用できるようにします。このケースでは、リモート・クライアントがこれらのフィールドに値を設定する必要はありませんが、データ領域にフィールドが収まるように領域を割り当てる必要があります。