2.2.6 ATMI対話型クライアントからCICS/ESA DTP、クライアントによる制御の付与

図2-15 DMCONFIGファイルのエントリ


DMCONFIGファイルのエントリ

  1. ATMIクライアントによりtoupsrvサービスが呼び出されます。
  2. toupsrvサービスにより、DMCONFIGファイルのDM_REMOTE_SERVICESセクションで公開されているSIMPDTPに対して、tpconnectが発行されます。TPRECVONLYはサーバーが制御し、toupsrvが発行する最初の対話verbがtprecvであることを示します。
  3. ユーザー・トランザクションDTPSにより、TOUPDTPSプログラムが起動されます。
  4. EIBTRMIDをプログラム変数に保存することをお薦めします。この値は、CICS/ESA APPC verbでの特定の対話の識別に使用される場合があります。
  5. EXEC CICS RECEIVEコマンドでは、tpconnect TPRECVONLYフラグからのsend stateインジケータを受信します。INBUFFERではデータを受信しません。
  6. EXEC CICS SENDコマンドにより、OUT-BUFFERコンテンツがクライアントのtprecv odataバッファに戻されます。EXEC CICS SENDコマンドは、INVITEオプションを使用してクライアントへの制御を放棄します。これはtprecvに対してTPEV_SENDONLYとして通信されます。
  7. EXEC CICS RECEIVEコマンドでは、サーバーが制御を放棄したことを示す通知とともに、tpsend idataコンテンツをサーバーのIN-BUFFERに受信します。
  8. EXEC CICS RETURNは、TPEV_SVCSUCCとしてtprecvと通信している対話を終了します。