2.2.10 トランザクションATMI対話型クライアントからCICS/ESA DTP、サーバーによる制御の取得

図2-19 DMCONFIGファイルのエントリ


DMCONFIGファイルのエントリ

  1. ATMIクライアントによりtoupsrvサービスが呼び出されます。
  2. toupsrvサービスにより、トランザクションを開始するtpbeginが発行されます。
  3. toupsrvサービスにより、DMCONFIGファイルのDM_REMOTE_SERVICESセクションで公開されているSIMPDTPに対して、tpconnectが発行されます。TPRECVONLYはサーバーが制御し、toupsrvから発行される最初の対話verbがtprecvであることを示します。データはtpconnectidataバッファに送信されます。
  4. ユーザー・トランザクションDTPSにより、TOUPDTPSプログラムが起動されます。
  5. EIBTRMIDをプログラム変数に保存することをお薦めします。この値は、CICS/ESA APPC verbでの特定の対話の識別に使用される場合があります。
  6. EXEC CICS RECEIVEコマンドによりidataバッファ・コンテンツが受信され、処理に渡されます
  7. TOUPDTPSプログラムによりデータが処理されます。
  8. EXEC CICS SENDコマンドにより、OUT-BUFFERコンテンツがクライアントのtprecv odataバッファに戻されます。CONFIRMは、対話が終了したことを示し、TPEV_SVCSUCCとしてtprecvに伝達されます。INVITEにより、クライアントはCOMMITリクエストで応答できます。
  9. toupsrvサービスにより、トランザクションを終了するtpcommitが発行されます。EXEC CICS RECEIVE動詞でCOMMITが受信され、サーバーにより、リソースのコミット、トランザクションの終了、および未処理の対話の解放を行うためのEXEC CICS RETURNが発行されます。