2.2.11 トランザクションCICS/ESA DTPからATMI対話型サーバー、ホスト・クライアントによる制御の放棄
図2-20 DMCONFIGファイルのエントリ

- ユーザーが入力したH2TPにより、
MIRRDTPC
プログラムが起動します。 EXEC CICS ALLOCATE
により、リモートのTuxedoドメインに対するセッションが取得されます。EIBRSRCE
に戻された対話IDをプログラム変数に保存します。この値は、CICS/ESA APPC verbの特定の対話の識別に使用されます。EXEC CICS CONNECT PROCESS
コマンドにより、MIRRDTPS
にマップされている公開済のサービスが開始されます。SYNCLEVEL(2)
パラメータは、CICS/ESAトランザクションにATMIサービスが含まれていることを示します。EXEC CICS SEND INVITE WAIT
コマンドにより、クライアントはTuxedoサーバーへの制御をただちに放棄します。これは、TPSVCINFO
のサービスに対してTPSENDONLY
として通信されます。このリクエストでサーバーにデータは送信されません。EXEC CICS RECEIVE
コマンドにより、tpsend
idataバッファ・コンテンツをIN-BUFFER
に受信します。EXEC CICS RECEIVE
コマンドは、対話が終了する必要があることを示す確認リクエストを受け取ります。EXEC CICS ISSUE CONFIRMATION
verbは、確認リクエストに対して応答します。EXEC CICS SYNCPOINT
は、対話を終了する明示的なコミット・リクエストであり、トランザクションのすべてのリソースが更新されます。EXEC CICS FREE
verbは、未処理の対話を明示的に解放します。
親トピック: 分散トランザクション処理(DTP)の例