2.3.2 データ変換のルール
次の表に、TMA TCP Gatewayが従うデータ変換のルールを示します。
表2-2 データ変換のルール
フィールド・タイプ | 変換のルール |
---|---|
CARRAY
|
バイトの並びはそのままで変換なし |
STRING およびCHAR
|
必要に応じてASCIIからEBCDICに変換 |
SHORT
|
S9(4) COMPに変換 |
LONG
|
S9(9) COMPに変換 |
FLOAT
|
COMP-1に変換 |
DOUBLE
|
COMP-2に変換 |
ノート:
Oracle Tuxedoには、VIEW
内に、10進数値をサポートするdec_t
という名前のフィールド・タイプがあります。TMA TCP Gateway製品は、これらのフィールドをマシンに依存しない表現形態であるパック10進数に変換します。たとえば、dec_t(m,n)
とすると、S9(2*m-(n+1))V9(n) COMP-3
という結果になります。したがって、8,5というサイズの10進数のフィールドはS9(10)V9(5) COMP-3
になります。
次の表に、Cのデータ型とIBM/370のデータ型との間の変換ルールをまとめています。
表2-3 Cのデータ型とIBM/370のデータ型との間の変換ルール
リモート・データ型 | 説明 | VIEWのフィールドの タイプ/長さ |
---|---|---|
PIC X(n)
|
英数字 | string / n |
PIC X
|
英数字1文字 | char |
PIC X(n)
|
Rawバイト | carray / n |
PIC X
|
1バイト数値 | carray / 1 |
PIC S9(4) COMP
|
16ビットの整数 | short |
PIC S9(9) COMP
|
32ビットの整数 | long |
COMP-1
|
単精度浮動小数点 | float |
COMP-2
|
倍精度浮動小数点 | double |
PIC S9((m+(n+1))/2)V9 (n) COMP-3
|
パック10進数 | dec_t / m,n |
親トピック: TMA TCP Gatewayによるデータの変換