2.3.1 Oracle Tuxedoの用語

次の用語は、よく使用されるOracle Tuxedoの用語のうち、バッファのタイプに関するものです。

表2-1 Oracle Tuxedoの用語

用語 定義
STRING 文字データのバッファであり、バッファ内の最初のNULL文字で終了します。送信元と送信先のシステムのタイプが異なる場合は、通常、文字列のバッファは変換の対象になります。
CARRAY CARRAYは、終端文字を含まず、変換も行われない生データのバッファです。データは変更されることなく、あるシステムから別のシステムに送信されます。CARRAYは、グラフィック・ファイルの場合によく使用されるバッファのタイプです。
VIEW VIEWバッファは1つのエントリとして扱うことが可能なフィールド定義の集まりです。これは、COBOLのレコード型とCの構造体に相当します。
FML FML(フィールド操作言語)バッファは、可変長で動的な自己記述型のバッファです。バッファ内のフィールドごとにその属性を表す専用のヘッダーが関連付けられます。Oracle Tuxedoでは、FMLバッファとVIEWバッファは密接な関係にあり、相互に直接変更できます。