2.3.3.1 NULL文字を含む文字列長の計算

CICSアプリケーションによって使用される入出力レコードのVIEW定義を作成する際に、文字列フィールドで使用されるNULL終端文字を含む余分な位置まで指定しないでください。

たとえば、CICSアプリケーション・プログラム側では入力レコードの文字数が10文字であることを前提にしている場合は、そのフィールドには、10+1ではなく、10と指定してください。

ノート:

TMA TCP Gatewayの環境では文字列にNULL終端文字は不要ですが、NULL終端文字があれば文字列の終了と見なされます。したがって、TMA TCP Gatewayは、文字列内にNULL(ゼロ)文字を検出すると、その以降の文字を処理しません。NULL値が埋め込まれた8ビットのデータ全体を渡すには、CARRAYタイプのフィールドまたはバッファを使用します。

TMA TCP Gatewayによって実行される文字セットの変換処理は全面的に、XPG (X/Openポータビリティ・ガイド)に従って各国の言語に対応させることができます。ASCIIとEBCDICとの間の変換は、メッセージ・ファイルから読み込むことができます。TMA TCP Gateway・ソフトウェアのデフォルトの動作で、ほとんどの英語版のアプリケーションの要件を満たすはず。しかし、表のカスタマイズが必要になることもあります。詳細な手順は、『Oracle TMA TCP Gatewayユーザー・ガイド』を参照してください。