このリリースでのこのガイドの変更点
次の変更が、Oracle Graph Server and Clientに付属するプロパティ・グラフ・サポートに適用されます。
Oracle Graph Server and Clientは、Oracle Databaseのプロパティ・グラフ機能を使用するために必要であり(Oracle Graph Server and Clientのインストールを参照)、1年に4回リリースされます。
Oracle Graph Server and Client 24.1の新機能
Oracle Databaseリリース23ai以前と連携する機能
- グラフ・サーバー(PGX)のメモリー使用量をモニターおよび管理するための新しいグラフ・サーバー管理者ダッシュボードのサポートが追加されました。
詳細は、「グラフ・サーバー管理者ダッシュボードの使用」を参照してください。
- PGX JDBCドライバを使用したグラフ・サーバー(PGX)でのグラフの問合せのサポートが追加されました。
詳細は次のトピックを参照してください。
- Pgx.MLライブラリにGPUサポートが追加され、CPUよりも高速にトレーニングを実行できるようになりました。
詳細は次のトピックを参照してください。
- グラフ・サーバー(PGX)構成ファイルの
max_on_heap_memory_usage_ratio
フィールドを使用して、リアルタイムのオンヒープ・メモリー使用量を確認するためのサポートが追加されました。詳細は、「オンヒープ制限の構成」を参照してください。
- プロバイダのラベルの設定、エッジ・プロバイダのキー列の選択、フレームからグラフを作成する際のID戦略の指定のサポートが追加されました。
例については、「複数のPgxFrameオブジェクトからのグラフの作成」を参照してください。
- エンタープライズ・スケジューラを使用する場合、ログ・ファイルでグラフ・サーバー(PGX)が次のエラー・メッセージ(
エンタープライズ・スケジューラのバックエンドはこのシステムでサポートされていません
)で起動できない場合は、サーバーが基本スケジューラにフォールバックしないことに注意してください。エンタープライズ・スケジューラを使用するためのすべての要件を満たしていることを確認するには、「エンタープライズ・スケジューラを使用するための前提条件」を参照してください。
- フラッシュバック・シンクロナイザ問合せでのパラレル・ヒントの程度の構成のサポートが追加されました。
例については、「PGQLプロパティ・グラフの同期」を参照してください。
- データベースのPGQLプロパティ・グラフでPGQL問合せを実行するときに、
GRAPH_TABLE
演算子でONE ROW PER STEP
句を使用したパスのネスト解除のサポートが追加されました。例については、サポートされているPGQL機能を参照してください。
Oracle Databaseリリース23aiでの主なプロパティ・グラフ機能
- Oracle DatabaseでのSQLプロパティ・グラフ・オブジェクトの作成のサポート。
詳細は、「SQLプロパティ・グラフの概要」を参照してください。
- SQLプロパティ・グラフでのグラフ問合せの実行のサポート。
詳細は、SQLグラフ問合せを参照してください。
- SQLグラフ問合せでの集計関数の使用のサポート。
詳細は、「SQLグラフ問合せでの集計関数の使用」を参照してください。
- グラフ・サーバー(PGX)へのSQLプロパティ・グラフのロードのサポート。
詳細は、readGraphByName APIを使用したSQLプロパティ・グラフのロードを参照してください。
- SQLプロパティ・グラフからグラフ・サーバー(PGX)へのサブグラフのロードのサポート。
詳細は、PGQL問合せを使用したサブグラフのロードを参照してください。
- グラフ・サーバー(PGX)でサブグラフを動的に拡張するためのサポート。
詳細は、サブグラフの拡張を参照してください。
- SQLプロパティ・グラフに対するPGQL SELECT問合せの実行のサポート。
詳細は、「SQLプロパティ・グラフに対するPGQL問合せの実行」を参照してください。
- グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションの使用によるデータベース内のグラフに対するSQLグラフ問合せの視覚化のサポート。
詳細は、「SQLプロパティ・グラフに対するグラフ問合せの視覚化」を参照してください。
- APEXアプリケーションでのAPEXグラフ・ビジュアライゼーション・プラグインの使用によるSQLグラフ問合せの視覚化のサポート。
詳細は、「APEXグラフ・ビジュアライゼーション・プラグインを使用したSQLグラフ問合せの視覚化」を参照してください。
- 非推奨となった機能
Oracle Graph Server and Clientで非推奨となった機能を確認します。 - サポート対象外となった機能
Oracle Graph Server and Clientでサポート対象外となった機能を確認します。