3.10.4.1 点レイヤーへのレンダリング・スタイルの適用

次のいずれかのレンダリング・スタイル・オプションを使用して、点マップ・レイヤーをレンダリングできます。
  • 円(デフォルト)
  • 記号
  • ヒートマップ
  • クラスタ

次のステップを使用すると、望ましいレンダリング・スタイル・オプションを適用できます。

この手順では、「アクティブ・プロジェクト」ページに点マップ・レイヤーが表示されていることを前提としています。
  1. 「レイヤー・リスト」「レイヤー」タブで、マップ・レイヤーに対して「メニュー」アイコンをクリックします。
  2. コンテキスト・メニューで「設定」を選択します。
  3. 「スタイル」を構成し、ドロップダウン・リストから「描画スタイル」オプションを選択します。
    デフォルトでは、点マップ・レイヤーでは常に円を使用してデータ点を表します。

    ノート:

    各レンダリング・スタイルには独自の設定があります。
    • レンダリング・スタイル・オプションとして「クラスタ」を選択すると、マップ上のデータ点はクラスタ・サークルのサイズに応じてクラスタ化されて表示されます。

      図3-70 「クラスタ」スタイルの適用

      図3-70の説明が続きます
      「図3-70 「クラスタ」スタイルの適用」の説明

      必要に応じて、各クラスタ内の点の数を表すテキスト・ラベルの色およびスタイルを変更できます。

    • レンダリング・スタイル・オプションとして「ヒートマップ」を選択すると、マップ上のデータ点は、次のように点の集中に基づいて連続した色でレンダリングされます。

      ノート:

      ホット・カラーは点の集中を表し、クール・カラーは点の散在を表します。

      図3-71 「ヒートマップ」スタイルの適用

      図3-71の説明が続きます
      「図3-71 「ヒートマップ」スタイルの適用」の説明

      また、前の図に示した「基本」設定パネルの「半径」または「重み」(あるいはその両方)を変更することで、ヒートマップのビジュアライゼーションをさらにカスタマイズできます。次に、これらのパラメータの詳細を示します:

      • 半径: この値は、各データ・ポイントが周辺領域の熱量にどの範囲で寄与(影響)するかを定義します(ピクセル単位)。その寄与度は、データ・ポイントを中心として、この半径を超える領域ではゼロに低下します。
      • 重み: この値は、データ・ポイントが熱量に寄与する重みを定義します。デフォルト値は1に設定されていて、すべてのデータ・ポイントが均等に熱量に寄与することを意味します。「重み」ドロップダウン・リストで数値列(値がゼロまたは正)を選択すると、その値によってデータ・ポイントが熱量計算に寄与する重みが決まります。たとえば、データ・ポイントの重み列の値が5の場合、その場所は5つのデータ・ポイント(それぞれの重みはデフォルトの1)があるかのように熱量に影響します。ただし、重み列に負の値が含まれていると、その結果は予測不能になることに注意してください。
      • 強度: この値は常に1に設定する必要があります。

      ヒント:

      「半径」パラメータのデフォルト値を減らして、点集中のさらに局所的なビューを確認することをお薦めします。
    • レンダリング・スタイル・オプションとして「記号」を選択すると、マップ上のデータ点は、次のように選択した記号でレンダリングされます。

      ヒント:

      必要に応じて、記号の色を選択できます。

      図3-72 「記号」スタイルの適用

      図3-72の説明が続きます
      「図3-72 「記号」スタイルの適用」の説明

      データ点を表す記号は、「記号」ドロップダウン・リストの横にあるイメージ・ボタンをクリックしてカスタマイズできます。Spatial Studioには、組込みの複数の記号セットが用意されていますが、カスタムのマップ記号(アイコン)のサポートもあります。

    マップ・レイヤーは適切なスタイルでレンダリングされます。