5 Spatial Studioのアクセシビリティに関する情報

このトピックでは、Oracle Spatial Studioのアクセシビリティ機能に関する情報を提供します。

次の項目が含まれます。

5.1 Oracle Spatial Studioのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。

Oracle Spatial Studioは、Oracle JETコンポーネントに基づいています。Oracle JETコンポーネントのアクセシビリティの詳細は、Oracle JETのドキュメントを参照してください。

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/accessibility/

5.2 アクセシビリティをサポートするOracle Spatial Studioの機能

Oracle Spatial Studioには、アクセシビリティをサポートするために設計された機能があります。

5.2.1 Spatial Studioでのキーボード・アクセス

Oracle Spatial Studioでは製品の機能へのキーボード・アクセスがサポートされており、この項ではその概要を示します。キーボード・アクセスによって、メニューおよびツールバーでは次の機能を使用できます。

  • ユーザーはどのメニュー項目にも移動し、それを起動することができます。

  • すべてのツールバー機能は、メニュー項目からもアクセスできます。

  • すべてのメニューおよびメニュー項目には、一意で機能的なニーモニック・キーが用意されています。

  • ナビゲータおよびソース・エディタ内のすべてのコンテキスト・メニューを起動することができます。

  • 使用頻度の高いメニュー項目には、一意のアクセラレータ・キーが用意されています。

5.2.2 Spatial Studioでのスクリーン・リーダーの可読性

Spatial Studioでスクリーン・リーダーを使用した場合の、読上げへの対応は次のとおりです。

メニューおよびツールバーで使用した場合:

  • すべてのメニューおよびメニュー項目を読み上げます。

  • すべてのツールバー項目を読み上げます。

  • すべてのツールバー項目のヒント・テキストを読み上げます。

5.2.3 Spatial Studioでのフォントおよび色の選択の柔軟性

Spatial Studioのユーザー・インタフェースでは、色およびフォントの選択を柔軟にすることによって、視覚障害を持つユーザーのための操作性を向上しています。フォントおよび色については、次のような機能があります。

  • コード・エディタの表示に使用されるフォントの種類およびサイズを指定できます。

  • 製品のすべての機能は、白または灰色の背景色と、黒のテキスト色を使用しています。

  • 色付きの文字、下線表示または画像のみで情報を提示することはありません。

5.2.4 Spatial Studioでの音声のみのフィードバックの不使用

Spatial Studioでは、ユーザーが受け取るフィードバックが音声のフィードバックのみであるという状況はありません。音声によるフィードバックには、常にスクリーン上の表示が伴います。たとえば、エラーまたは不正な操作が発生した場合のプロンプトには、常に警告音が伴います。

5.2.5 Spatial Studioでのカーソルの点滅およびアニメーションへの非依存

Spatial Studioは、点滅するカーソルとアニメーションの使用を最小限にしています。

  • Spatial Studioの機能では、ソース・エディタのカーソルを除いて、点滅するインジケータは使用されません。

  • すべての機能で、アニメーション表示は使用していません。

5.2.6 Spatial Studioでの拡大表示の操作性

Spatial Studioのユーザー・インタフェースは、スクリーンの拡大機能を使用しても正常に動作します。製品のすべての機能で、スクリーンの拡大機能が使用可能です。

5.3 Oracle Spatial Studioの高度なビジュアル機能

Spatial Studioには、生成されるマップが視覚的であることを除いて、視覚障害を持つユーザーのための機能と同等の、高度なビジュアル機能が用意されています。ただし、分析の結果は、視覚的なマップの代替の形式として、JSONおよび表として生成することもできます。

これらのすべての機能はREST APIを介して使用できます。

Spatial Studioでは、キーストロークのみを使用して分析結果を作成、編集および生成できます。