3.8.6 サーバー・ログの表示と管理

サーバーによって生成された最新のログ・メッセージは、いつでもSpatial Studioアプリケーションで表示できます。

こうしたサーバー・ログの表示および管理には、次のステップを実行します。

  1. 「管理」ページに移動します。
  2. 「モニタリング」の「サービス・ログ」をクリックします。
    次に示すように、「サービス・ログ」スライダが開きます。

    図3-49 サービス・ログ

    図3-49の説明が続きます
    「図3-49 サービス・ログ」の説明
  3. オプションで、次のいずれかのフィールドを構成して、サーバーからフェッチするログをカスタマイズします。
    • 合計エントリ: サーバーからロードされるログのメッセージ数またはレコード数を制限します。
    • エントリの切取り: ONに切り替えると、非常に長い文字列を含むログ・メッセージが表示時に切取りされます。
    • エントリの長さ: 切取りの長さを決定します。
    • ログ・レベルでフィルタ: このドロップダウン・リストを使用すると、サーバー・ログをフィルタして、サーバーから選択したレベル以上の(より重大な性質の)ログのみをフェッチして表示するようにできます。

      サポートされているログ・レベルは次のとおりです:

      • ERROR
      • WARN
      • INFO
      • DEBUG
      • TRACE
    • ログのロード: 前述の構成のいずれかを変更したときには、このボタンをクリックしてサーバーからログをリロードします。
  4. オプションで、「ロギング・レベルの変更」をクリックして、サーバーのロギング・レベルを変更します。
    次に示すように、「ロギング・レベルの変更」ウィンドウが開きます。

    change_log_level.pngの説明が続きます
    図change_log_level.pngの説明

    「ロギング・レベルの変更」ボタンを使用すると、管理者ユーザーはサーバーを再起動することなく、サーバーで使用されるロギング・レベルを動的に変更できます。

    ロギング・レベルの変更は、Spatial Studioサーバーがログに記録するメッセージ数を増減する場合や、特定の問題を診断するために特定の機能領域に応じたDEBUGまたはTRACEレベルのメッセージを生成できるようにする場合に必要になることがあります。デフォルトでは、Spatial StudioはINFOログ・レベルを使用します。これは、レベルINFOWARNまたはERRORで生成されたログ・メッセージのみがログ・ファイルに書き込まれることを意味します(デフォルトの場所は、<OS_USER_HOME_DIR>/.sgtech/logs/sgtech.logです)。

    1. オプションで、次のいずれかの構成を変更します。
      • パッケージ名: 新しいロギング・レベルの影響を受けるサーバーの領域を指定します。ROOT (デフォルト値)を指定すると、新しいロギング・レベルはSpatial Studioサーバーのすべての領域または機能に影響します。ただし、Spatial StudioインスタンスのREST APIエンドポイントに関連する問題をデバッグする場合のoracle.sgtech.jee.APIなど、特定のJavaパッケージ名(おそらくOracle Supportチームからの提案に基づいた名前)を入力することもできます。特定のパッケージ名を入力すると、そのパッケージのコードが実行された場合にのみ新しいログ・レベルが有効になります。
      • 新規ログ・レベル: このドロップダウン・リストでは、サーバーの特定のパッケージまたはサーバー全体に適用する新しいログ・レベルを選択できます(デフォルトはROOT)。
    2. 「OK」をクリックします。
      ログ・ファイルが新しいレベルで記録されたメッセージで満たされるまでに時間がかかる場合があります。