3.8 Spatial Studioの「管理」ページ

「管理」ページでは、Spatial Studioのステータスおよびアクティビティをモニターできます。サーバー・ログの表示、グローバル・システム構成の変更、カスタム・ベースマップの管理および安全ドメインの構成も行うことができます。

「管理」メニュー・リンクから「管理」ページに移動します。

ノート:

このメニュー・オプションにアクセスするには、Spatial Studioの管理者としてログインする必要があります。
「管理」ページのレイアウトは次のとおりです。

図3-43 「管理」ページ

図3-43の説明が続きます
「図3-43 「管理」ページ」の説明
Studioのコンソール・ページには、次のセクションがあります。

設定

  • 一般: このセクションでは、GeoCodingサービスURL、ジオコーディング・バッチ・サイズおよびStudioサーバーで使用されるWebプロキシを変更できます。また、アプリケーションのフロントエンド・ブランド領域をカスタマイズすることもできます。
  • 安全ドメイン: このセクションでは、Studioアプリケーションから様々なタイプのリソースを安全にロードできるとみなされるドメイン(ホスト名またはIPアドレス)のホワイト・リストを管理できます。詳細は、「安全ドメインの管理」を参照してください。
  • ベースマップ: このセクションでは、既存のカスタム・ベースマップをすばやく表示したり、カスタム・ベースマップを追加または編集できます。カスタム・ベースマップは、ラスター・タイルまたはベクター・タイルのいずれかで構成でき、通常はサード・パーティのタイル・サーバーでホストされます。また、WMS OGC Webサービスを使用してカスタム・ベースマップを作成することもできます。
  • Cesiumベースマップ: このセクションでは、3D Cesiumマップのビジュアライゼーション専用に使用される既存のカスタム・ベースマップをすばやく表示できます。また、3Dマップのビジュアライゼーションで使用される新しいベースマップを追加することもできます。
  • マップ記号: このセクションでは、管理者がSpatial Studioでカスタム・マップ記号をアップロードできます。

ノート:

「ベースマップ」および「Cesiumベースマップ」に表示される各ホスト・エントリは、「安全ドメイン」リストのエントリの1つとして存在する必要があります。ホスト・ベースマップが「安全ドメイン」リストに存在しないドメインからのものである場合、マップを視覚化するとベースマップが正しくレンダリングされないことがあります。

メンテナンス

  • 座標系キャッシュのリフレッシュ: リポジトリ・データベース・スキーマでサポートされている空間参照Well-Known Text (WKText)定義のテキスト索引を再構築する必要がある場合にのみ使用します。シェイプファイル・アップロードでは、このWKText索引を使用して最適なSRIDが自動的に照合されます。
  • メタデータのキャッシュのリフレッシュ: Spatial Studioでは、通常、データセット、接続およびプロジェクトの定義などの、頻繁に使用されるすべてのメタデータがキャッシュされます。まれなイベントで一部のキャッシュされたメタデータが失効したり、同期しなくなったりした場合に、キャッシュ全体をリフレッシュする必要がある場合があります。
  • 通知: このオプションを使用して、1つ以上のシステム通知を設定できます。これらの通知は、ユーザーがログインすると、Spatial Studioアプリケーションの上部に表示されます。

モニタリング

  • サーバー・ステータス: このセクションには、Spatial Studioサーバーの一般的な状態およびシステム・ステータスに関する読取り専用情報が表示されます。
  • キャッシュ・ステータス: このセクションには、Spatial Studioで管理されるキャッシュの詳細が表示されます。
  • サービス・ログ: このセクションでは、必要な数のサーバー側ログをロードおよび表示できます。乱雑さを減らすために、目的のロギング・レベルを使用して結果をフィルタできます。管理者は、ロギング・レベルの変更もできます。詳細は、「サーバー・ログの表示と管理」を参照してください。

クラスタ・デプロイメントでは、前述のオプションではいずれも、現在のセッションが接続されている特定のSpatial Studioインスタンスの情報のみが表示されます。