給与統合の定義
ADPグローバル給与によって処理される給与を識別します。「自分のクライアント・グループ」の下の「データ交換」から「給与統合」ページにナビゲートします。このページにアクセスするには、給与統合設定の管理(HRY_MANAGE_PAYROLL_INTEGRATION_SETUP_PRIV)権限が必要です。
始める前に
ADPのグローバル給与ローカル・データ・ページにアクセスする前に、次のタスクを実行します。
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ADPプロジェクト・チームと協力して、「対象者」、「テナント」および「RESTエンドポイント」の値を決定します。
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ADPグローバル給与の証明書交換を完了して、REST APIコールを認証します。
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ディープ・リンクURLのフェデレーションSSO構成を完了します。
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Oracle HCM Cloudの給与管理者のユーザー・アカウントがADPグローバル給与にもアクセスできることを確認します。
「給与統合」ページで、ADPのグローバル給与ローカル・データ・ページにアクセスするために次の詳細を指定します。
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統合詳細
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発行者: この統合のソース・アプリケーションを示します。
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「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
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ターゲット・システム
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対象者: この統合のターゲット・アプリケーションを示します。Oracle HCM Cloudインスタンスと統合するADPグローバル給与ポッドの名前を指定します。値リストから使用可能なADPグローバル給与システムを確認できます。この統合設定が完了して機能するためにサポートされている組合せを次に示します。
環境
対象者
発行者
本番
globalview-prod
oracle-prod
デモ
globalview-demo
oracle-demo
UAT
globalview-uat
oracle-uat
DEV
globalview-dev
oracle-dev
RDQUA
globalview-rdqua
oracle-rdqua
RDDEV
globalview-rddev
oracle-rddev
その他サポートされていない発行者と対象者の組合せは、この統合のシステムに接続する際の認証に失敗します。
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テナント: ADPによって提供されるクライアントIDを入力します。
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ディープ・リンクURL: Oracle HCM Cloudにアプリケーションを埋め込むためにADPグローバル給与に接続するためのエンコードされたURLを指定します。このURLはエンコードされ、組織で使用されるアイデンティティ・プロバイダによって異なります。
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ADFSをIdPとする場合、URLパターンは次のようになります。
https://<external IDP>/adfs/ls/IDPInitiatedSignon.aspx?RelayState=RPID%3D<URL encoded ADP Entity ID>%26RelayState%3D<URL encoded ADP RelayState value>
たとえば、次の場合、
external IDP = https://mycompany.idp.com/adfs/ls/IDPInitiatedSignon.aspx ADP Entity ID = https://companyportal.globalview.adp.com/federate2 ADP Relaystate Value = https://companyportal.globalview.adp.com/adminCentral/abcinc.home
URLは次のようになります。
https://mycompany.idp.com/adfs/ls/IDPInitiatedSignon.aspx?RelayState=RPID=https://companyportal.globalview.adp.com/federate2&RelayState=https://companyportal.globalview.adp.com/adminCentral/abcinc.home
このURLのエンコードされたURLをディープ・リンクURLとして指定します。エンコードされたURLは、https://www.urlencoder.org.などのオンラインURLエンコーディング・サイトから入手できます。
ディープ・リンクURL:
https://mycompany.idp.com/adfs/ls/IDPInitiatedSignon.aspx?RelayState=RPID%3Dhttps%253A%252F%252Fcompanyportal.globalview.adp.com%252Ffederate2%26RelayState%3Dhttps%253A%252F%252Fcompanyportal.globalview.adp.com%252FadminCentral%252Fabcinc.home%253F
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OktaをIdPとする場合、URLパターンは次のようになります。
IDPシングル・サインオンURLは次のようになります。
https://mycompany.okta.com/app/myco_adpglobalview/exk86sywoaLvu6ZYr2p7/sso/saml
ADP RelayState値は次のようになります:
https://companyportal.globalview.adp.com/adminCentral/abcinc.home
エンコードされたURLは次のようになります。
https://mycompany.okta.com/app/myco_adpglobalview/exk86sywoaLvu6ZYr2p7/sso/saml?RelayState=https%3A%2F%2Fportal0023.globalview.adp.com%2FadminCentral%abcinc.home
OktaのRelayState値でシングル・エンコーディングが使用され、ADFS IdPのRelayState値でダブル・エンコーディングが使用されます。
ノート:-
ADFSエンコーディング・パターンでは、「給与統合」ページで定義されたディープ・リンクURLに追加される問合せパラメータのダブル・エンコーディングが必要です。Oktaでは、シングル・エンコーディングが必要であることが確認されています。そのため、IdPベンダーで必要なエンコーディング・パターンを確認する必要があります。
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ADP実装チームおよびIdP管理チームに連絡して、この設定およびIdP SSO URLおよびADP RelayStateの値を確認して構成してください。
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提供されているサンプルURLはすべて参照用です。実装での特定のURLについて、SSOチームとADPチームに確認する必要があります。
デフォルトでは、エンコーディング・パターンはダブル・エンコードに設定されています。次のように定義された参照コードを使用して、IdPによって認められたエンコーディング・パターンを制御および指定できます。
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「設定および保守」で「共通参照の管理」タスクを検索して選択します。
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検索タイプORA_HRY_PI_PROFILE_OPTIONS (給与インタフェース・プロファイル・オプション)を検索して選択します。
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新しい参照コードを追加します。
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参照コード: IFRAME_URL_ENCODE
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意味
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SINGLE: IdPでシングル・エンコードされたURLが必要な場合
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DOUBLE: IdPでダブル・エンコードされたURLが必要な場合
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RESTエンドポイント: REST APIを呼び出すエンドポイントURLを指定します。ADP担当者からURLを収集します。次にサンプルURLを示します。
https://portalxxx.globalview.adp.com/mnccc/v1/edi
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給与詳細
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名前: ADPによって処理され、この統合が定義されている給与の名前を指定します。
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ルール名: この給与に関連付けられたペイロード・ルールを指定します。
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イベント: 新規採用は、ペイロードをリアルタイムでADPグローバル給与に公開する唯一のイベントです。
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