セキュリティの構成に関するガイドライン

事前定義済セキュリティ・リファレンス実装が企業を完全に表していない場合、変更できます。

たとえば、事前定義済の営業担当ジョブ・ロールには、売上予測権限が含まれています。営業マネージャが営業担当ではなく組織で営業予測を実行する場合は、その権限なしで営業担当ロールを作成できます。

実装中、事前定義済ロールを評価し、変更が必要かどうかを判断します。変更が必要な場合は、ロールを最初から作成するか、既存のロールをコピーできます。どちらの作業もセキュリティ・コンソールで実行できます。

事前定義済ロールをロール・コードで容易に識別できます。すべてのロール・コードにはプリフィクスORA_が付いています。たとえば、営業担当アプリケーション・ジョブ・ロールのロール・コードはORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOBです。

すべての事前定義済ロールには、多くの機能セキュリティ権限やデータ・セキュリティ・ポリシーが付与されます。また、職務ロールも継承します。ロールに小さな変更を加える場合は、事前定義済ロールをコピーして、そのコピーを編集するのが効率的です。ロールの新規作成が最も効率的なのは、ロールの権限がごく少数で、その特定が簡単な場合です。

欠落している企業ジョブ

セキュリティ・リファレンス実装内に表されていないジョブが企業内にある場合は、独自のジョブ・ロールを作成できます。必要に応じて、カスタム・ジョブ・ロールに適切な職務ロールを追加します。

様々な権限を持つ事前定義済ロール

事前定義済ジョブ・ロールの権限が企業内の対応するジョブと一致しない場合、ロールの独自のバージョンを作成できます。事前定義済ロールをコピーする場合は、必要に応じて、そのコピーを編集して、職務ロール、機能セキュリティ権限およびデータ・セキュリティ・ポリシーを追加または削除できます。

権限が欠落している事前定義済ロール

ジョブの権限がセキュリティ・リファレンス実装で定義されていない場合は、独自の職務ロールを作成できます。

通常の実装では、カスタム職務ロールを使用する必要はありません。