インセンティブ報酬事前定義関数
事前定義関数とは、式作成の自由度を高めるためのPL/SQL関数のことです。 使用事例を含む事前定義関数を次に示します。 事前定義関数を式に追加するには、「報酬プラン」作業領域の式ビルダーを使用します。
事前定義関数 |
説明 |
使用事例 |
---|---|---|
クレジット・カテゴリ名 |
クレジット・カテゴリ識別子に関連付けられた名前。 結果はレート表参照に使用します。 |
クレジット・カテゴリに基づいてコミッション・レートを決定する。 |
日付差異 |
2つの日付間の差異(日、週、月または四半期単位)。 結果値の単位は、「期間タイプ」入力パラメータに応じて、日、週、月、四半期などになります。 |
なし |
前の間隔達成 |
以前の時間間隔の達成を測定します。 計算結果の切上げや切捨ては行われません。 また、以前の間隔に測定用の達成レコードがない場合、結果値はゼロになります。 |
成長率に基づいて参加者への支払を行う(成長率は、前の間隔の達成に対する現行間隔の達成率として定義されます)。 |
製品名 |
製品識別子に関連付けられた名前。 計算結果は大文字で返されます。 結果はレート表参照に使用します。 |
製品に基づいてコミッション・レートを決定する。 |
按分メジャー加入 |
パフォーマンス・メジャー間隔における加入日数の比例率。 実際の計算結果は、「パフォーマンス・メジャーにおける加入日数」を「カレンダ間隔の日数」で除算した値になります。
|
プラン加入に基づいてメジャー達成を調整する。 これは通常、目標ベースの計算で行われます。 |
按分プラン・コンポーネント加入 |
プラン・コンポーネント間隔における加入日数の比例率。 実際の計算結果は、「プラン・コンポーネントにおける加入日数」を「カレンダ間隔の日数」で除算した値になります。
|
プラン加入に基づいて利益を調整する。 これは通常、賞与およびMBOプランで行われます。 |
関係者メトリックのランク付け |
ランキング関数は、cn_srp_per_form_metrics_all表のメジャーおよび支給データをランク付けし、次の入力を受け入れます:
パフォーマンス・メジャーの属性をランク付けする場合、プラン・コンポーネントIDまたは営業担当報酬プランIDを渡す必要があるのは、コンポーネントまたはプラン内のランキングを制限する場合のみです。 プラン・コンポーネントの属性をランク付けする場合、プラン内のランキングを制限する場合にのみ、営業担当報酬プランIDを渡す必要があります。 |
従業員は、プランでの目標達成のランキングに基づいて賞与を受け取ります。 |
任意の間隔で累計 |
任意の間隔で累計関数は、メジャーまたはコンポーネント独自の間隔に関係なく、任意の間隔でパフォーマンス・メジャーまたはプラン・コンポーネントのメトリックを累計します。 CN_SRP_PER_FORM_METRICS_ALL表のメトリックが蓄積され、入力として次のものが使用されます:
パフォーマンス・メジャーのメトリックを累計し、最終メトリック・パラメータを渡さない場合、累積されるデフォルトのメトリックはOUTPUT_ACHIEVED_PTDです。 プラン・コンポーネントのメトリックを累計し、最終メトリック・パラメータを渡さない場合、累積されるデフォルトのメトリックはCOMMISSION_PAID_PTDです。 |
メジャーM1には、期間の間隔があります。 間隔がQuarterの別のメジャーM2は、M1に依存しますが、四半期全体の累積出力値M1が必要です。 |
ローリング平均達成 |
指定された時間間隔数におけるメジャーの平均達成。 計算は現在の間隔から開始されます。 例: 間隔は月次、渡された期間は5月、渡された間隔数は4だとします。 その場合、計算では2月、3月、4月および5月(現行期間)の平均達成が返されます。 以前の間隔にメジャーの達成レコードがない場合や、レコードが不十分な場合、平均達成の計算では次の処理が行われます。
たとえば、利用可能なレコードが2つしかないときに3か月のローリングが必要な場合は、2か月の合計が計算され、2で除算されます。 |
ローリング平均達成に基づいて参加者への支払を行う。 |
YTDターゲット・インセンティブ |
プラン・コンポーネントの年累計ターゲット・インセンティブ。 実際の計算結果は、「プラン・コンポーネントのターゲット・インセンティブ」を「渡された間隔数に対する現行間隔数の比率」で乗算した値になります。
|
賞与の補正をサポートする。 |
属性をインセンティブ報酬事前定義関数に渡せるようにする方法の詳細は、「属性を事前定義関数の入力パラメータとして渡せるようにする」トピックを参照してください。