サブスクリプション期間および価格周期
サブスクリプション期間および価格周期の情報を使用して、独立販売価格をサービスに割り当てます。
- 価格周期とは、サービスが価格設定される周期を指します。価格周期の例には、年、月、週または日があります。
- サービス期間は、価格周期の観点から見たサービスの期間です。
次から作成されたサービスのサービス期間および価格周期を取得できます。
- Oracle Fusion Cloud Subscription Management
- Oracle E-Business Suite Order ManagementおよびService Contracts
- サードパーティ・アプリケーション
サブスクリプション管理で収益管理を有効にすると、サブスクリプション管理により、実際の販売単価、サービス期間および価格周期が、収益明細に必要なサブスクリプション詳細とともに提供されます。
サブスクリプション明細の場合、品目の販売単価は、品目の単位当たりおよび価格周期当たりの価格を表します。明細金額は、数量*サービス期間*販売単価で表されます。
たとえば、顧客が5台のラップトップの3年間の延長保証を購入したとします。価格は、ラップトップ当たり年間100 USDです。この場合、収益明細は次のように表されます。
フィールド | 値 |
---|---|
単位 | 個 |
価格周期 | 年 |
数量 | 5 |
サービス期間 | 3 |
ソース・アプリケーションは明細金額を数量 * サービス期間 * 販売単価(5 * 3 * 100 = 1500 USD)として送信します。
品目の販売単価は、品目の単位当たりおよび価格周期当たりの価格を表します。
サービス期間および価格周期に影響を与えるサービスに対するサービス期間および価格周期に変更がある場合、ソース・アプリケーションは変更を改訂明細として収益管理に送信します。
デフォルトでは、サブスクリプション手数料の場合、サブスクリプション管理はサブスクリプション変更のユニット定価を独立販売単価として割り当てます。
E-Business Suite Order ManagementおよびService Contractsが収益管理で有効になっている場合、収益基準データとしてのサービス詳細とともに、サービス期間および価格周期が収益管理に送信されます。
サードパーティのソース・アプリケーションの場合、収益基準データ・インポート・テンプレートを使用して、明細のサービス期間と価格周期を指定できます。
「サービス期間」および「価格周期」属性はオプションです。サービス期間および価格周期なしで、ソース・アプリケーションからサービス・データを引き続き受信できます。このような場合、明細金額は数量*販売単価で表されます。販売価格および拡張スタンドアロン販売価格は、数量*スタンドアロン販売単価として計算されます。
「顧客契約の編集」ページの「約束詳細」タブで、契約のサービス期間および価格周期を表示できます。約束詳細明細の「明細参照詳細」タブ内で、「サービス期間」属性の改訂を表示することもできます。
「期間」の充足測定モデルを使用して暗黙履行義務を追加する場合は、「顧客契約の編集」ページで使用するサービス期間および価格周期をオプションで指定できます。これらのフィールドは、締結されていない契約にのみ入力できます。契約が締結されると、これら2つの属性を編集できなくなります。
価格設定ディメンション構造では、サービス期間および価格周期をセグメントとして使用することもできます。また、価格設定区分の属性を定義して、サービス期間に基づく独立販売単価の割当を容易にできます。
「顧客契約ソース・データの検証」プロセスでサービス期間および価格周期の無効な値が識別されると、「契約文書エラーの修正」スプレッドシートに表示され、訂正できます。