加重平均メトリックの計算方法

様々な加重平均メトリックを計算する方法を次に示します。

加重平均期間

顧客の加重平均期間(支払期日まで顧客に許容される平均日数)を計算できます。これは、明細品目の金額に応じて加重されます。この計算は、顧客の賦払の支払期日と提示された条件に基づきます。顧客のクローズ済および全額支払済のトランザクションのみを含めることができます。

顧客に対して許容される日数に制限を設定して、複数の支払条件で支払を行うことができます。即時支払を要求できるか、次のような条件を指定できるかに基づきます。

  • 30日以内全額支払

  • 30 / 60 / 90

これらの条件は、顧客の信用度を暗示します。通常、信用に値する顧客にはより有利な条件が提示され、リスクのある顧客にはより厳しい条件が提示されます。

算式:

合計 (当初未払金額 *期間) / 合計 (当初未払金額)

加重平均遅延日数

少なくとも1つの支払遅延を含むクローズ済請求書金額の加重された平均遅延日数を計算できます。遅延日数は、支払期日と、その明細品目をクローズした明細品目の活動の会計日との間の日数を指します。

たとえば、加重平均遅延日数の計算で、顧客の支払遅延の平均が5日であることがわかったとします。ただし、この日数は、顧客が支払を行うまでの平均日数が25日であることが既知である場合により大きな意味を帯びてきます。

算式:

合計 (未払額残高 * 遅延日数) / 合計 (当初未払金額)

加重平均支払日数

加重平均支払日数は、顧客が支払を行うまでの日数です。支払金額が大きければ大きいほど重要であるという前提に基づき、平均は支払金額によって重みづけが行われます。

たとえば、加重平均期間は25で、加重平均遅延日数は5だとします。これは、顧客が支払を行うのは請求書の日付から平均30日後であることを意味します。この値は、許容日数の25日に追加の5日を加算して求めたものです。

算式:

(合計 (支払日 - 請求書の日付) x 支払金額) / 支払合計

次の表に例を示します。

請求書番号または領収書番号

金額

支払期日または一般会計日付

遅延日数

計算

請求書1

1000 USD

7/01/2012

該当なし

該当なし

入金1

1000 USD

7/25/2012

24

24 x 1000 = 24,000加重

請求書2

20 USD

8/31/2012

該当なし

該当なし

入金2

15 USD

1/01/2011

123

123 x 15 (一部支払) = 1,845加重

  • 24,000 + 1,845 = 25,845加重日数合計。

  • 21,000 + 15 = 1,015 USD入金合計。

  • 加重平均遅延日数: 25,845 / 1,015 = 25