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破棄ドメインEメール

実装時に、ユーザーの設定、および自動Eメールをトリガーするビジネス・フローのテストを行います。 この設定の段階では、Eメールが実際のユーザーに送信されないようにするため、Oracle提供の破棄Eメール・ドメインを使用できます。

破棄Eメール・ドメイン

Eメールのバウンスの原因となるため、架空のEメール・アドレスを使用することはお薦めしません。 架空のEメールは、通常、次の3つの形式になります。

  • 有効なドメインの、正しくないユーザー識別子

  • ランダムなドメイン

  • 存在しないドメイン

架空のEメール・アドレスを使用すると、意図せずに実際の人にEメールを送信したり、Eメールを送信するIPアドレスの評判を損ねたり、スパムの送信者として潜在的にフラグが付けられるなど、多くのマイナスの結果が生じる可能性があります。 たとえば、ssfが実際のドメインではなく単なるランダムな一連のアルファベットであると考えて、tina.best@ssf.comにEメールを送信するとします。 しかし、実際にEメールがSpruce Street Foods (ssf.com)に送信されます。 その後、Spruce Street FoodsのEメール・サーバーで、有効な受信者が存在するかどうかが確認されて、受信者が存在しない場合は、送信者のIPアドレスについての評価が決定されます。

こうした望ましくない状態を回避するために、Oracleでは、Eメール・ドメインを各地のデータ・センターに用意して、設定時に一時的に使用できるようにしました。 Oracleクラウド・アプリケーションから破棄ドメインの1つに送信されるEメールは、データ・センターから送出されることはありません。 送信プロセス中にメール・サーバーによって破棄されます。 ドメイン情報を破棄ドメインの1つに置き換えることで、受信者アドレスを破棄アドレスに変えることができます。 したがって、ここで示す例ではtina.best@discard.mail.us1.cloud.oracle.comを使用します。

破棄ドメインと、それらに関連付けられているデータ・センターを次に示します。

破棄ドメイン

データ・センター

@discard.mail.us1.cloud.oracle.com

オースティン

@discard.mail.us2.cloud.oracle.com

シカゴ

@discard.mail.us6.cloud.oracle.com

アッシュバーン

@discard.mail.ca2.cloud.oracle.com

マーカム

@discard.mail.ca3.cloud.oracle.com

カルガリー

@discard.mail.ap1.cloud.oracle.com

シドニー

@discard.mail.ap2.cloud.oracle.com

シンガポール

@discard.mail.em1.cloud.oracle.com

リンリスゴー

@discard.mail.em2.cloud.oracle.com

アムステルダム

@discard.mail.em3.cloud.oracle.com

スラウ

@discard.mail.em4.cloud.oracle.com

フランクフルト

@discard.mail.em5.cloud.oracle.com

ミュンヘン

破棄ドメインは、データ・センターの境界を越えます。 サービスを提供するデータ・センターに関係なく、いずれも使用できます。 Oracleでは、地政学的な境界を考慮し、データ・センターの領域に破棄データを留めておく必要がある場合に備えて、データ・センター固有のドメインが用意されています。

破棄ドメインは、政府および防衛のデータ・センターにも使用できます。 これらの制限されたデータ・センターの詳細は、My Oracle Supportを介してクラウド操作のサービス・リクエストをログに記録してください。

ユーザーをインポートする場合、インポート・ファイルで破棄ドメインを使用してから、後で戻って、実際のドメイン情報でユーザーを再インポートできます。 ユーザーのインポートの詳細は、営業の実装ガイドの営業ユーザー・インポートの概要のトピックを参照してください。