営業チームによる顧客対応のログ記録の有効化
営業担当がコール・ログ、Webカンファレンス、ラップアップおよびEメールを顧客対応として手動で追加し、アクティビティではなく「顧客対応履歴」サブタブに表示可能にできます。
CX営業では、これらの顧客対応はアクティビティとみなされます。 デジタル営業では、これらは各レコードのアクティビティのリストで追跡される顧客対応です。 CX営業の「アクティビティ」作業領域には、タスクとアポイントメントのみが表示されます。 これにより、営業アプリケーションでは、計画されたすべての連絡をアクティビティとして追跡でき、実際の連絡は顧客対応として追跡できます。
CX営業を始めて使用する場合や、デジタル営業に移行中の場合は、販売顧客対応のログ記録を有効にすることをお薦めします。
顧客対応のログ記録を有効にするには、必要な権限を付与し、次の表に示す設定を構成します:
前提条件 | 前提条件タイプ | 摘要 | 必要な作業 |
---|---|---|---|
ZCM_MANAGE_SALES_INTERACTIONS_PRIV | ロール権限 | ユーザーが顧客対応をログに記録できるようにします。 | 営業管理者、営業マネージャおよび営業担当ロールを持つユーザーに権限を追加します。 |
ORA_ZCA_ENABLE_TRACKING_EMAIL_CONVERSATIONS | プロファイル・オプション | ユーザーがMicrosoft 365アドインからEメールを会話として共有し、「顧客対応履歴」サブタブで表示できるようにします。 詳細は、手動で共有されたEメールのEメール応答の自動同期のトピックを参照してください。 | 「Y」または「はい」に設定します。 |
ORA_ZCA_ENABLE_TRACKING_INTERACTIONS | プロファイル・オプション | ユーザーがアクティビティではなく「顧客対応履歴」サブタブで、Eメールおよびコール・ログを表示できるようにします。 | 「Y」または「はい」に設定します。 |
SVC_MCA_RECORD_ACTIVITIES_YN | プロファイル・オプション | タスクとコール・レポートが自動的に生成され、「アクティビティ」タブに表示されます。 詳細は、マルチチャネル・アーキテクチャ(MCA)プロファイル・オプションの構成のトピックを参照してください。 | 「いいえ」に設定します。 |
顧客対応履歴 | オブジェクト・ページのサブタブ。 | このサブタブから、以前のすべての顧客対応をレビューし、コール・ログおよびEメールを商談またはリードに手動で追加できます。 | 関連するオブジェクト・ページでこのサブタブを有効にします。 詳細は、商談への「顧客対応履歴」サブタブの追加方法を参照してください。 |
顧客対応のログ記録 | ワークスペースに対するスマート処理。 | ユーザーは、ワークスペースのオブジェクト・ページから顧客対応をログに記録できます。 | アプリケーション・コンポーザから、ワークスペースの関連オブジェクト・ページのスマート処理を有効化します。 詳細は、ワークスペースのスマート・アクションの管理のトピックを参照してください。 |
コールのログ記録 | ワークスペースに対するスマート処理。 | ユーザーは、ワークスペースのオブジェクト・ページからコールをログに記録できます。 | すべてのオブジェクトのスマート処理を無効化します。 |
営業担当が顧客対応を表示およびログに記録できる場所
設定が完了すると、営業アプリケーションのオブジェクト・ページから記録されたコールおよびEメールは、デジタル営業のオブジェクト・スライド・ビューの「アクティビティ」パネルで使用できるようになります。 同様に、デジタル営業から記録されたコールおよびEメールは、CX営業アプリケーションのオブジェクト・ページの「顧客対応履歴」サブタブで使用できます。顧客対応を有効にする前に記録されたコールおよびEメールはアクティビティに残り、履歴コンテキストで使用できます。
営業担当は、次のものを使用して顧客対応を記録できます:
- 営業アプリケーションのオブジェクト・ページの「顧客対応履歴」サブタブにある「顧客対応のログ記録」ボタン。
- 営業アプリケーションのオブジェクト・ページの「顧客対応履歴」サブタブにある「Eメールのログ」ボタン。
- ワークスペースのすべての関連オブジェクト・ページにある「ワークスペース」処理メニューの「顧客対応のログ記録」スマート処理。
ノート: 営業担当は、アクティビティからコールを記録したり、ワークスペースのオブジェクト・ページで「コールのログ記録」スマート処理を使用できません。