レコードの一括更新を有効にするにはどうすればよいですか。
一括更新機能を使用して、複数のレコードのフィールドを一括更新します。 複数のオブジェクト・レコードの複数のフィールドを一度に更新できるため、個々のレコードに移動する必要はありません。
たとえば、営業担当は、数回のクリックのみで複数の商談の営業ステージを同時に更新できます。 また、営業担当は、複数のリードのランクやディール・サイズを一度に更新できます。
設定フローは次のとおりです。
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機能を使用可能にする作業領域のランディング・ページに「更新」処理を追加します。 ランディング・ページは、一括更新機能をサポートする唯一のページです。
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オプションで、営業担当が更新できるフィールドを構成します。 必要に応じて、すでに設定されているデフォルト・フィールドを使用できます。 または、自分でリストを構成することもできます。
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オプションで、プロファイル・オプションを設定して、営業担当が一度に更新できるレコード数を指定します。 必要に応じて、デフォルト値の25レコードを使用できます。
一括更新のサポートされるオブジェクト
一括更新をサポートする事前定義済の標準ビジネス・オブジェクトは、次のとおりです。
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アクティビティ
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アカウント
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資産
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担当者
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営業リード
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商談
カスタム・オブジェクトも一括更新をサポートします。
「更新」処理の追加
営業担当は、作業領域ランディング・ページで有効にした「更新」処理を使用して一括更新機能にアクセスします。 この処理は、ランディング・ページのツールバーに として表示されます。
サンドボックスでアプリケーション・コンポーザのすべての変更を行い、会社のプロセスに従ってサンドボックスを公開してください。
これらのステップでは、商談オブジェクトのランディング・ページを例として使用します。 基本的なステップはすべてのオブジェクトで同じですが、ナビゲーションはオブジェクトごとに異なる場合があります。 ページ名およびナビゲーションについては、このトピックの「アプリケーション・コンポーザでのランディング・ページ名」の項を参照してください。
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に移動します。
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「標準オブジェクト」ツリーを展開し、変更するオブジェクトを展開します。 たとえば、「商談」オブジェクトを展開します。
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変更するオブジェクト内で、「ページ」ノードをクリックします。
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「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。
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「ランディング・ページ・レイアウト」リージョン(アクティビティ・オブジェクトの「アクティビティ」リージョンを使用)で、「標準レイアウト」を選択し、レイアウトの複製アイコンをクリックして複製し、作成されたコピーを編集します。 または、既存のカスタム・レイアウトを編集できます。
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次に、新しいレイアウトを編集します。 たとえば、「商談」ランディング・ページを編集するには、Fuse商談概要表で編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
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編集モードのランディング・ページで、「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンにナビゲートします。
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「使用可能な処理」ウィンドウで、「更新」処理をダブルクリックして「選択した処理」ウィンドウに移動します。
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「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
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このトピックの後半にある「変更のテスト」の項のステップを使用して、変更をテストします。
更新可能フィールドの設定
「更新」処理を有効にしたので、営業担当が一括更新を使用して更新できるフィールドを構成します。 各オブジェクトでは、いくつかのフィールドが一括更新機能に対してすでに有効になっています。 必要に応じて、他の標準フィールドまたはカスタム・フィールドを含めるようにこのリストを構成します。 カスタム・オブジェクトの一括更新機能を設定する場合は、ユーザーが更新できるフィールドのリストを構成する必要があることに注意してください。これは、標準オブジェクトのようにオプションではありません。
一括更新フィールドのリストは、「更新」処理を手動で表示したのと同じカスタム・ランディング・ページ・レイアウトを使用して構成します。
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アプリケーション・コンポーザで、構成するオブジェクトの「ページ」ノードにナビゲートします。
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前述の手順で「更新」処理を手動で表示したのと同じランディング・ページ・レイアウトを編集します。
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「一括更新フィールドの構成」リージョンにナビゲートします。
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「使用可能なフィールド」ボックスで、実行時に一括更新機能で使用できるようにするフィールドをダブルクリックします。 または、矢印を使用して、使用可能にする項目を移動します。 フィールド・タイプと制限事項または動作の詳細は、次の「特定のフィールド・タイプのルール」を参照してください。
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変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。
特定のフィールド・タイプのルール
機能を設定する際には、特定のフィールド・タイプに対する次のルールを考慮してください。
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標準フィールドとカスタム・フィールドの両方を使用できます。 ただし、式フィールドなどの読取り専用フィールドや条件付きで更新できるフィールドは、リストに含まれません。
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一部の固定選択リスト・フィールドは親子関係で関連付けられています。 これは単に、子フィールドに表示される値が、親フィールドで選択した内容に依存することを意味します。 子の固定選択リスト・フィールドを一括更新機能で使用できるようにする場合は、その親フィールドも含める必要があります。
更新可能レコード数の構成
プロファイル・オプションを設定することで、ユーザーが一度に更新できるレコードの最大数を構成できます。
次の動作が発生します。
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プロファイル・オプションのデフォルト値は25です。つまり、営業担当がこれらのオブジェクトに対して一度に更新できるレコードの最大数は25です。
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一度に更新できるレコードの最大数は500です。
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プロファイル・オプション値にNULL値がある場合は、一度に更新できるレコード数が10に設定されます。
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カスタム・オブジェクトの場合、しきい値は25に設定されており、プロファイル・オプションを使用して変更できません。
次に、一括更新しきい値プロファイル・オプションを示します。 プロファイル・オプション・コードはカッコ内に示されています。
オブジェクト |
プロファイル・オプション |
---|---|
アクティビティ |
アクティビティ一括更新のしきい値(ZMM_MASS_UPDATE_THRESHOLD) |
アカウント 資産 担当者 営業リード 商談 カスタム・オブジェクト |
一括更新のしきい値(ZBS_MASS_UPDATE_THRESHOLD) |
プロファイル・オプションの設定
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「設定と保守」で、次の場所に移動します。
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オファリング: 営業
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機能領域: 営業基盤
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タスク: 管理者プロファイル値の管理
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「管理者プロファイル値の管理」ページの検索リージョンで、プロファイル・オプション名を「プロファイル表示名」フィールドに入力します。 または、「プロファイル・オプション・コード」フィールドにコードを入力します。
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「検索」をクリックします。
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返されたリストで、プロファイル・オプション名のリンクをクリックします。
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必要に応じてプロファイル・オプション値を設定します。
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変更を保存します。
変更のテスト
変更をテストすることをお薦めします。 たとえば:
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変更したオブジェクトへのアクセス権を持つユーザー(営業担当や営業マネージャなど)としてサインインします。
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ランディング・ページに移動し、「アクション」メニューをクリックして、「更新」処理が使用可能であることを確認します。
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いくつかのレコードを使用して一括更新フローを実行して、予想どおりに機能していることを確認します。 手順については、「関連トピック」を参照してください。
アプリケーション・コンポーザでのランディング・ページ名
ランディング・ページを変更するときは、アプリケーション・コンポーザでのそれらの名前を把握しておくと役立ちます。 次に、ページとそのページにアクセスするためのナビゲーション・ステップを示します。
アプリケーション・コンポーザのオブジェクト |
ランディング・ページ・レイアウトへのナビゲーション |
編集する必要があるランディング・ページの名前 |
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アクティビティ |
「アクティビティ」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」→「アクティビティ」リージョン |
自分のアクティビティの概要表 |
アカウント |
「アカウント」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」 |
FUSEアカウント表示リスト表 |
資産 |
「資産」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」 |
資産概要表 |
担当者 |
「担当者」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」 |
Fuse担当者リスト表 |
営業リード |
「営業リード」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」 |
Fuseリード概要表 |
商談 |
「商談」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」 |
Fuse商談概要表 |