ピック・ウェーブの予定
ピック・ウェーブを作成して出荷明細をピック・リリースするには、ピック・ウェーブのスケジュール・スケジュール済プロセスを使用します。
このプロセスを使用する前に、ピック・ウェーブ・リリース・ルールを定義する必要があります。 このプロセスでは、需要選択、履行および処理基準にピック・ウェーブ・リリース・ルールが使用されます。
使用する場合
このプロセスは、事前定義された時間および間隔でピック・ウェーブを作成する場合に使用します。 様々な選択基準および処理基準を使用して異なる時間および間隔でピック・ウェーブを作成する場合は、プロセスで様々なリリース・ルールを定義して使用します。
必要な権限
- ピック・ウェーブの予定(WSH_SCHEDULE_PICK_WAVE_PRIV)
仕様
このスケジュール済プロセスを設定する前に、次の内容を確認してください:
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ | アドホック・ジョブ 予定済 |
頻度 | 必要に応じて、通常は、出荷明細をピック・リリースする必要がある頻度に応じて異なります。 |
時間 | 常時 |
期間 | このプロセスの実行時間は、選択条件と処理条件によって異なります。 たとえば、100件の出荷明細の処理には、1件の出荷明細の処理と比べてさらに時間がかかる場合があり、自動ピック確認によるピッキング・バッチの処理には、自動ピック確認なしのピッキング・バッチの処理に比べて、さらに時間がかかる場合があります。 |
互換性 | プロセスの複数のインスタンスがいつでも実行されている場合がありますが、プロセスの1つのインスタンスのみが実行されるようにプロセスをスケジュールすることをお薦めします。 |
パラメータ
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 | ノート |
---|---|---|---|---|---|
リリース・ルール | 必須 | ピック・ウェーブに選択される出荷明細およびそれらの処理方法を決定するピック・ウェーブ・リリース・ルールの名前。 | ピック・ウェーブ・リリース・ルールの管理で定義されたリリース・ルールのリストを含む、値リストからの単一値。 | なし | 該当なし |
ピック・ウェーブ・プリフィクス | オプション | ピック・ウェーブ番号の前に添付されたプリフィクス。 | 接頭辞 | なし | 該当なし |
実績出荷日 | オプション | ピック・リリースの一部として出荷が出荷確認される場合に、出荷の実績出荷日として使用する日付。 | 日付 | なし | 該当なし |
子プロセス数 | オプション | パラレル・ピック・リリースを有効にするために起動できるプロセスの数。 | 数値 | なし | 該当なし |
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域でプロセスのステータスを表示できます。
- プロセスが完了すると、ログ・ファイルと出力ファイルが含まれます。
- 出力ファイルには、プロセスで処理された出荷明細の要約が含まれます。
- ログ・ファイルを使用して、送信したピッキング・ウェーブ・プロセスの詳細を表示します。 ピック・リリース・ログには、次の情報が表示されます:
- ピック・リリース需要選択基準
- ピック・リリース処理パラメータ
- ピック・リリース順序
- 使用された動的SQL文
- 選択から除外した出荷明細の総数およびその明細が除外された事由
- 「ピック・リリース詳細の有効化」プロファイル・オプション(ORA_WSH_PICK_RELEASE_ESS_DETAIL_LOGGING)をYに設定した場合は、ログ・ファイルで、除外された正確な出荷明細番号を表示することもできます。 このオプションは、デフォルトでは「N」に設定されます。
- プロセスの実行中に発生したエラーおよび警告メッセージがログ・ファイルに表示されます。
- プロセスが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域で指定されているように、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」および「プロセスのリリース」を実行できます。