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資材トランザクションのレポート方法

「資材トランザクションのレポート」タスクを使用すると、生産オペレータは作業オーダー工程の資材をレポートできます。 資材は在庫から作業オーダー工程へ出庫でき、出庫した資材を在庫に返品することもできます。

資材トランザクションは、「資材トランザクションのレポート」ページでレポートできます。 このページには、次のいずれかのページからアクセスできます。

  • 「作業手配リストのレビュー」ページで、作業オーダー工程の「資材トランザクションのレポート」アイコンをクリックします。 このリンクは、割り当てられたロールに資材取引のレポート(WIP_REPORT_MATERIAL_TRANSACTIONS_PRIV)権限が関連付けられている場合に有効になります。

  • 作業実行概要ページの「タスク」ペインで、「資材トランザクションのレポート」リンクをクリックします。 作業オーダーおよび作業オーダー工程を選択します。

また、資材トランザクションWebサービスまたは事前定義済XLSMテンプレートを介してて、資材トランザクションをインポートすることもできます。

ヒント: 自動処理工程は、作業手配リストに表示されません。 このため、自動処理工程の資材をレポートするには、作業実行概要ページから「資材トランザクションのレポート」ページにアクセスします。
注意: 契約製造工場では、契約製造業者が所有するコンポーネントの資材トランザクションをレポートしないでください。

資材トランザクションでは、二重単位がサポートされています。 二重単位を持つ品目を出庫する場合は、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で数量を指定できます。

作業オーダー工程への資材の出庫

「資材トランザクションのレポート」ページで、トランザクション・タイプを「出庫」として指定すると、資材が作業オーダーに出庫されます。 「コンポーネントの表示」オプションを使用すると、資材の出庫を管理できます。 「コンポーネントの表示」オプションは、「デフォルト・トランザクション・モード」工場パラメータの設定に基づいてデフォルト設定されます。 ただし、「コンポーネントの表示」オプションは、必要に応じて編集できます。

  • 「コンポーネントの表示」オプションが「すべて」に設定されている場合: 「プッシュ」供給タイプの工程の作業オーダーで定義されているすべての資材所要量がデフォルト設定されます。 このモードは、必要なすべての資材が一度に出庫され、かつ、資材所要量に対する変更が最小限またはない場合に使用することが最適です。 デフォルト設定された資材所要量が資材管理ステータスでソートされ、次の順序で表示されます。

    1. ロット管理およびシリアル管理のコンポーネント

    2. シリアル管理コンポーネントのみ

    3. ロット管理コンポーネントのみ

    4. シリアル管理またはロット管理のないコンポーネント

    特定の資材管理ステータス内では、コンポーネントがInventory_item_id順に表示されます。 また、「デフォルト・トランザクション数量」工場パラメータが「資材」または「両方」のどちらに設定されているかに基づいて、資材の所要数量がデフォルト設定されます。 アドホック資材(作業オーダー工程で必須と定義されていない資材)は、「追加」処理を使用して手動で入力できます。

    ノート: サプライヤ工程の場合、デフォルト設定されるコンポーネントは、供給タイプが「プッシュ」のサプライヤ工程に関連付けられた、相手先商標製品製造業者の提供コンポーネントを表します。
  • 「コンポーネントの表示」オプションが「手動入力」に設定されている場合: 工程の作業オーダーで定義されている資材所要量はデフォルト設定されません。 必要な資材を手動で入力できます。 このモードは、一度に出庫される必要な資材がわずかである場合に使用することが最適です。

資材の処理数量、シリアル番号およびロット番号は、資材管理設定に基づいて入力できます。 保管場所および保管棚は、作業オーダーまたは工場レベルの設定に基づいてデフォルト設定されます。 ただし、「保管場所」および「保管棚」フィールドは編集できます。 また、スキャナを使用して、資材トランザクションをレポートすることもできます。 コンポーネント番号を一度スキャンすると、複数のシリアル番号をスキャンできます。 オプションで、出庫時にシリアル管理されたコンポーネントのコンポーネント・シリアル属性をスキャンできます。 シリアル管理されたコンポーネントに対してシリアル属性(構成された場合)を入力または更新できます。 ロット管理コンポーネントの場合、Oracle Inventoryで入力されたロット属性を表示できます。

シリアル追跡製造(シリアル番号を使用して生産を追跡する)では、資材は品目シリアル番号を参照して出庫されます。 すべてのコンポーネントでは(シリアル管理、ロット管理、または非管理でも)、出庫される数量はシリアル・レベルで追跡されます。

「追加の手動資材出庫」「許可しない」に設定されている場合、オペレータは、プッシュ供給タイプの作業オーダーに定義されていない追加資材を手動で出庫することも、作業オーダーに指定されているより大きい数量を出庫することもできません。

「基準」が「固定」として設定されている場合は、作業オーダー工程の最初のトランザクション中にのみ資材が表示されます。 固定コンポーネントは1度のみ発行でき、発行すると再度表示されません。 アプリケーションでは、「基準」属性が「固定」に設定されている資材(これは、すでに出庫されているため表示されません)に対する正味出庫があるかどうかを確認します。

原産国別に在庫を追跡できる製造工場の場合、オペレータが国のリストから原産国をオプションで指定できます。 原産国が指定された場合、その国の手持残高が更新されます。 原産国が指定されない場合、原産国なしで追跡された手持在庫が更新されます。 必要な残高がない場合、組織でマイナス残高が許可されている場合はマイナス残高が作成されます。

組織が別途要求している場合でも、特定の品目または特定のカテゴリに割り当てられた品目に対して原産国を指定せずに、ショップ型およびプロセス製造トランザクションを実行できます。 Inventory Managementの「在庫属性例外の構成」設定タスクを使用して、原産国の属性トラッキング例外を品目レベルまたは品目カテゴリ・レベルで定義できます。

在庫への資材の返品

「資材トランザクションのレポート」ページで、トランザクション・タイプを「返品」として指定すると、作業オーダーに出庫された資材が在庫に返品されます。 「コンポーネントの表示」オプションを使用すると、資材の返品を管理できます。 「コンポーネントの表示」オプションは、「デフォルト・トランザクション・モード」工場パラメータの設定に基づいてデフォルト設定されます。 ただし、「コンポーネントの表示」オプションは、必要に応じて編集できます。

  • 「コンポーネントの表示」オプションが「すべて」に設定されている場合: 「プッシュ」供給タイプの工程の作業オーダーに出庫されたすべての資材がデフォルト設定されます。

  • 「コンポーネントの表示」オプションが「手動入力」に設定されている場合: 工程の作業オーダーで定義されている資材所要量はデフォルト設定されず、必要な資材を手動で入力できます。

シリアル追跡製造(シリアル番号を使用して生産を追跡する)では、資材は品目シリアル番号を参照して返品されます。

「返品時のロット番号の制限」工場パラメータが有効になっている場合は、作業オーダー工程でロット番号リストから発行されたロット番号のみを選択して返品できます。 ただし次の条件下では、同じロットが発行されていない場合でも、任意のロット番号を返品できます。

  • 「返品時のロット番号の制限」工場パラメータが有効でない場合

  • 「返品時のロット番号の制限」工場パラメータが有効な場合に、ロット番号に対する無制限返品の許可権限がある場合

ノート: 特定の工程でのコンポーネントの資材返品は、工程におけるコンポーネントの最後の出庫の後にのみ実行できるようになりました。
ノート: 電子署名および電子レコードを有効化している場合、承認のために資材トランザクションを送信できます。 電子署名ページが開き、資材トランザクションの承認プロセスのステータスを表示できます。

マイナス出庫とマイナス返品

数量がマイナスでトランザクション・タイプが「出庫」の場合、それはマイナス出庫トランザクションです。 数量がマイナスでトランザクション・タイプが「返品」の場合、それはマイナス返品トランザクションです。

マイナス数量で「プッシュ」供給タイプの品目は、マイナス出庫トランザクションを使用して処理されます。 マイナス出庫トランザクションは、組立品から品目を取り外して、それを在庫に戻します。 品目がロット管理またはシリアル管理されている場合は、詳細を指定する必要があります。

マイナス出庫トランザクション・タイプによって処理された品目は、マイナス返品トランザクションを通じて組立品に戻すことができます。 品目がロット管理またはシリアル管理されている場合は、詳細を指定する必要があります。

作業オーダーに指定されたマイナス数量品目に加えて、ユーザーは、マイナス出庫トランザクションを通じて、マイナス数量のアドホック品目を処理することもできます。 再加工作業オーダーについては、マイナス出庫トランザクションを使用して欠陥品目を取り外し、出庫トランザクションを使用してその品目の交換を行います。

品目に対して「系図トラッキング可能」を設定した場合で、再加工作業オーダーがシリアル追跡されている場合は、再加工作業オーダーに対して出庫された組立品とコンポーネントのシリアルの詳細が系図に表示されます。

在庫受入時動的シリアル生成の資材の場合、「コンポーネント・シリアル番号」値リストには、製造工場に以前に出庫されたシリアル番号が引き続き表示されます。 ただし、以前に別の製造工場に出庫されたシリアル番号でマイナス資材出庫を実行することもできます。 新規シリアル番号を入力することもできます。

作業オーダー出庫時のシリアル生成設定を使用する資材の場合、シリアル番号なしでマイナス資材出庫を実行するオプションがあり、これは工場パラメータ「シリアル番号入力なしのマイナス出庫を許可」を選択して構成できます。