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シリアル追跡された社内工程の検査

品質管理において必要な検査が割り当てられたすべての作業オーダー工程の検査を完了させるには、「作業実行」作業領域を使用します。

検査は、作業手配ステータスが「準備完了」または「否認」のときにのみ開始できます。 「廃棄」または「完了」ステータスから開始することはできません。

「クイック完了」と「詳細付きで完了」の間に検査結果を入力できます。 これらのトランザクションの主な目的は、作業の進捗を工程トランザクションとしてレポートすることです。 検査結果は、「完了」、「廃棄」、または「否認」として処分を決定します。

ノート: シリアル追跡工程は、ショップ型作業オーダーに対してのみサポートされます。

検査前に完了させるべき設定

下に示すのは、このタスクを続行するために満たすべき一定の条件を説明する決定表です。

設定

行うべき項目

検査特性

これらを検査プラン仕様で使用するか、直接検査に追加するために、設定する必要があります。

検査プラン

検査プランは、定義して、作業オーダー内の品目または品目カテゴリに関連付けます。

ノート: プランはWIP検査プランとする必要があります。

検査基準

検査基準は、「準備完了」状態からの工程完了時の検査、あるいは「否認」状態での再加工工程のための検査を開始するトリガーとして機能します。

検査プラン・ステータス

品目または品目カテゴリに関連付けたプランのステータスは、「承認済」に設定する必要があります。

検査プラン・オプション

このチェック・ボックスを選択しない場合、検査プランは必須属性として設定されます。

クイック完了処理

品質管理において必須検査が事前定義されている工程の出力を検査するには、「作業手配リストのレビュー」タスクを選択して以下のステップに従ってください。
  1. 「準備完了」ステータスにある作業手配リストからシリアル追跡工程を選択して、「詳細」セクションを展開表示します。

    「準備完了」状態のシリアル追跡工程については、必要な検査を完了させようとしている工程のシリアル番号ごとに、「検査および完了」チェック・ボックスが表示されます。 1つ以上のチェック・ボックスを選択して「クイック完了」をクリックし、そのシリアルを検査します。

  2. 「クイック完了: 検査」ページで、検査結果を入力する該当検査プランを表示することができます。

    このページには、この特定工程検査に使用される検査プランに対応する、一定のコンテキト値が入力されます。 値は次のとおりです。

    • 検査プラン内の「シリアル」属性には、検査対象として選択されたシリアルの合計数が入力されます。 検査結果は、ユーザーがシリアルごとに個別に入力する必要があります。

      ヒント: 検査対象のシリアルはスキャンできます。 シリアルをスキャンすると、それがリスト内の最初のシリアルになります。
    • 入力された結果に基づいて各シリアルの「受入」または「否認」が表示され、検査プラン内のロジックによってトリガーされます。

    • 「受入済」、「否認済」、「待ち状態」の数量は、検査プランのヘッダー・レベルで入力されます。

    • すべてのシリアルの検査結果が処理され、各シリアルの処分が「受入」または「否認」として表示されたら、「保存してクローズ」ボタンをクリックできます。

    「保存してクローズ」ボタンをクリックすると、次の場合は「クイック完了: 作業オーダー工程連番」というタイトルのダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 否認されたシリアルが少なくとも1つあります。

    • ユーザーが廃棄権限を有しています。

  3. 「クイック完了: 作業オーダー工程連番」ダイアログ・ボックスでは、「否認」状態にあるシリアルの「廃棄」チェック・ボックスを選択して、工程の検査済シリアルを破棄できます。

  4. 「完了」をクリックするとトランザクションが正常に終了したことを示すメッセージが表示され、「取消」をクリックするとトランザクションが取り消されます。

    検査後にトランザクションが取り消されるか検査が失敗すると、すべてのトランザクションがリセットされて、収集された検査結果が保存されます。

「詳細付きで完了」処理

「詳細付きで完了」アクションを使用すると、シリアル追跡工程の場合に、同時に選択できるシリアルが1つだけになります。 品質管理において必須検査が事前定義されている工程を検査するには、「作業手配リストのレビュー」タスクを選択して以下のステップに従ってください。
  1. 「準備完了」ステータスにある作業手配リストから必要な工程を選択して、「詳細」セクションを展開表示します。

    「準備完了」状態のシリアル追跡工程については、必要な検査を完了させようとしている工程のシリアル番号ごとに、「検査および完了」チェック・ボックスが表示されます。 1つのシリアルを選択して「詳細付きで完了」をクリックし、検査を開始します。

  2. 「詳細付きで完了: 検査プラン」ページでは、選択したシリアルの検査結果を入力できます。

    入力された結果に基づいて「受入」または「否認」が表示され、検査プラン内のロジックによってトリガーされます。 シリアルの検査結果を入力して、「受入済」または「否認済」として処分が実行されると、「次」ボタンが使用可能になります。

  3. 「次」をクリックします。 「製品」ページが開きます。 検査した最新の工程トランザクションの概要が表示されます。 検査結果に応じて、このページには一定の詳細が入力されます。

    「詳細付きで完了: 製品」ページに入力される属性と、それに対応する値を下の表に示します。

    トランザクション・タイプ

    入力される値

    完了

    シリアルが検査に合格すると、検査が完了したシリアルが表示されます。

    否認

    そのシリアルが検査に合格しなかった場合は異なるページが表示されて、「トランザクション・タイプ」にはデフォルトで「否認」が選択されます。 「廃棄」オプションは、ユーザーが廃棄権限を持っている場合のみ選択できます。

    否認したシリアルを廃棄するか、あるいは否認のまま維持するかに応じて、ユーザーは、それぞれ「廃棄」または「否認」の理由を示す必要があります。

    ノート: 「製品」ページ以降のページから再び「製品」ページへ戻った場合、「トランザクション・ノート」以外の属性を編集することはできません。
  4. 「次」をクリックします。 「バックフラッシュ資材」ページが表示されます。 このページには、トランザクションに必要な品目を含むすべてのコンポーネントのリストが表示されます。

  5. 「次」をクリックします。 「リソース」ページが開きます。 このページには、トランザクションに必要な品目を含むすべてのリソースのリストが表示されます。

  6. 「次」をクリックします。 その工程が最終工程の場合は、「在庫」ページが表示されます。 完了させるシリアルを表示することができます。

  7. 「保存してクローズ」をクリックすると、トランザクションが正常に完了したという確認メッセージが表示されます。