製造ジョブ・ロールと作業領域の概要

Oracle Manufacturingには、次の3つの事前定義済ジョブ・ロールが用意されています。 Oracleでは、セキュリティ管理者がこれらの事前定義済ロールをユーザーに直接割り当てないことをお薦めします。かわりに、事前定義済ロールのコピーを作成し、ユーザーが不要な権限を削除し、必要な権限のみを含むロールをユーザーに割り当てます。そのため、企業が使用するロールの名前は、このリストの名前とは異なる場合があります。

製造エンジニア: 製品仕様に従って生産目標を達成するために必要な製造プロセスの開発、保守および改善を担当するロール。
生産監督者: 顧客の期待を満たす必要な品質レベルで予定どおりに製品を生産するために、製造現場の生産リソースおよびアクティビティの管理を担当するロール。
生産オペレータ: 標準的な工程の手順に基づく、機材の効率的な操作または商品の組立、および生産進捗のレポートを担当するロール。

権限の詳細については、『Oracle Supply Chain Management Cloud 製造およびサプライ・チェーン資材管理のセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。

製造タスクは、ユーザーに割り当てられたロールに基づいて、次の2つの個別の作業領域からアクセスおよび実行されます。

作業定義: この作業領域では、製造工場の主要な設定情報に関する理解を促し、製造設定データを定義および管理するためのすべてのタスクがリストされます。
作業実行: この作業領域では、工場、作業領域およびワーク・センター・レベルの生産情報に関する理解を促し、生産アクティビティを管理および実行するためのすべてのタスクがリストされます。