社内資材転送の原価管理
原価管理では、購買依頼に基づく費用配賦先または在庫搬送先への品目の社内転送の(配賦先と搬送先で受入ありまたはなし)、受入会計と原価会計をサポートします。
Oracle Self-Service Procurement、Oracle Supply Chain Financial OrchestrationおよびOracle Cost Accountingを統合して、購買依頼時の品目の内部原価に基づいて見積振替価格を指定します。 振替価格は、承認、予算管理、予算引当会計のために、社内資材転送の購買依頼明細で必要になります。
原価管理では、複数配分および様々な費用勘定を使用して、購買依頼をソースとする費用配賦先への転送オーダーをサポートします。 配分レベルで定義された勘定科目に基づいて、原価管理では該当する勘定科目の費用を記帳します。 受入が不要な費用配賦先への転送の場合、受入が必要な場合に受入費用配賦先転送で作成される物理イベントと同様に、新しい論理受入と搬送トランザクションが原価管理で作成されます。 費用配賦先社内転送オーダーでは、予算管理と予算引当会計がサポートされます。
予算管理
社内転送のための購買依頼が承認のために送信される前に、予算資金が利用可能であることを確認できます。 予算管理構成に応じて、購買依頼が承認のために送信される際、または購買依頼が承認される際に、資金が予約されます。 決済資金不足上書きルールおよび承認者を、予算管理設定の一部として構成できます。 原価管理では、受入が必要な場合は搬送時に、受入が不要な場合は仮想受入を作成して出荷時に、取引約定を清算して支出を記帳します。 社内資材転送のための購買依頼の予算管理を可能にするために、社内資材転送トランザクション・サブタイプの購買依頼が追加されました。
予算引当会計
予算管理および予算引当会計が行われるトランザクションには、「会計の作成」プロセスの実行時に予算引当会計仕訳が作成されます。 原価管理では、予算引当勘定科目に対する予約が清算され、実際の費用金額の仕訳が作成されます。