簡易レポート・セキュリティ
ユーザーがアクセスできるレポート、実行できるアクション、およびそれらのレポートに含まれるデータは、3つの異なるレベルのセキュリティによって異なります。
次のユーザーが必要です:
- 「簡易レポート」作業領域自体を表示および使用するための機能権限。
- 個々のレポートを表示するためのデータ・アクセス。
- レポートの販売データにアクセスします。
「簡易レポート」作業領域で処理を表示および実行するための機能権限
「簡易レポート」ページでアクセスしてアクションを実行するには、次の表に示す機能権限をユーザーにプロビジョニングする必要があります。 営業およびパートナ・ジョブ・ロールについて、Oracleが提供するジョブ・ロールに、適切な権限がすでに含まれています。
権限 | 説明 | ジョブ・ロール |
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簡易レポート定義の管理 (ORA_ZCA_MANAGE_SRT_REPORT_DEFS_CONFIG_PRIV) |
簡易レポートを作成、更新および削除します。 |
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簡易レポート・タイプの管理 (ORA_ZCA_MANAGE_SRT_REPORT_TYPES_CONFIG_PRIV) |
カスタム・サブジェクト領域を使用して、カスタム・オブジェクトの追加簡易レポート・タイプを作成します。 |
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簡易レポート定義の表示 (ORA_ZCA_VIEW_SRT_REPORT_DEFS_DATA_PRIV) |
簡易レポートを表示します。 |
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簡易レポート・タイプの表示 (ORA_ZCA_VIEW_SRT_REPORT_TYPES_DATA_PRIV) |
表示可能なレポートの簡易レポート・タイプ分類を表示します。 |
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誰がどのレポートを表示でき、誰が共有できるか
簡易レポートには、所有者または営業組織全体のみがレポートを表示できるかどうかを制御するデータ・セキュリティが含まれます。 どのレポートを表示でき、誰が組織と共有できるかは、Sales and Service Access Managementアクセス・グループによって制御されます。
デフォルトでは、すべてのユーザーが表示できるのは、自分が作成した個人レポートと管理者が組織と共有している個人レポートのみです。 営業管理者は、組織内のすべてのレポート(個人のレポートを含む)を表示および編集し、組織全体と共有できます。 セールス・マネージャが他のチームとレポートを共有する場合は、そのレポートを共有するように営業管理者に依頼できます。
営業担当は、共有されているレポートを編集できません。 ただし、レポート作成者は、プロンプト表示オプションをオンにすることで、レポート内のフィルタに異なる値を選択できます。 ユーザーがレポートを編集する場合は、いつでもリスト・ページでレポートをコピーし、自分の個人用コピーを編集できます。
次に、簡易レポートの表示中に実行できるアクションの種類を示すサンプル・レポートのスクリーンショットを示します。
コールアウト | 説明 |
---|---|
1 | レポートを表示するときに、レポートで使用されているフィルタを表示できます。 |
2 | 「プロンプト」オプションをオンにして設定されたフィルタのフィルタ値を編集できます。 プロンプト・フィルタがリンクとして表示されます。 このオプションをオフにしたフィルタには、ロックされたアイコンが表示されます。 |
3 | レポート内のデータは、Microsoft Excelまたは.CSVファイルにエクスポートできます。 |
4 |
「編集」ボタンは、管理者でないかぎり、所有している簡易レポートにのみ表示されます。 管理者は、すべてのレポートを編集して、他の組織と共有できます。 |
レポート内のデータを確認できるユーザー
レポートを表示すると、表示権限のある販売情報のみが表示されます。 たとえば、レポートで商談売上が強調表示される場合、マネージャは、レポートやピアとは異なるデータを表示できます。 販売データへのアクセスは、多くのファクタの影響を受けます。 これらには、営業リソース階層での自分のポジションと、営業チームまたは営業テリトリでの自分のメンバーシップが含まれます。