簡易レポート
簡易レポート・ツールは、営業マネージャ、営業担当および営業管理者向けのチャートを使用して、レポートの作成を簡略化します。 このツールは、ユーザーが詳細を理解する必要なく、Oracleの強力なアナリティクス・テクノロジのパワーを提供します。 簡易レポートは、アカウントと商談、売上明細、カスタム・オブジェクトで使用できます。
簡易レポートを使用すると、営業組織は次のことができます:
- 大量の履歴データ・セットに関するトレンド分析レポートを迅速に構築します。
- 事前定義済のメトリックをレポートに含めて、パイプライン内の受注/失注トレンドやその他の主要業績評価インジケータなどの傾向を簡単に確認できます。
- データを複数のファクタ別にグループ化します。 たとえば、売上を製品および都道府県別にグループ化します。
- 事前構築済のビジュアライゼーションを利用して、傾向およびキー・パフォーマンス・インジケータを表示します。
営業担当および営業マネージャは、個人レポートを作成できます。 営業管理者は、組織全体でレポートを作成して共有できます。
次に、営業ステージ別のチーム商談のチャートを含む簡易レポートの例のイメージを示します。

レポート・タイプ
簡易レポートを作成する場合は、まずレポート・タイプを選択する必要があります。 レポート・タイプは、レポートのテンプレートを提供します。 レポート・タイプによって、レポートに使用するOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域が指定され、レポートの最も重要な列および属性が含まれます。
Oracleには、次の4つの事前定義済レポート・タイプがあります:
- アカウント
アカウントのレポートおよびビジュアライゼーションを作成します。 たとえば、次の年の収益の可能性を持つアクティブなアカウントのレポートを作成できます。
- 商談
受注/失注やパイプラインの傾向など、商談売上に関連するレポートとビジュアライゼーションを作成します。
- 商談および担当者
商談とその担当者に関するレポートとビジュアライゼーションを作成します。 たとえば、商談および顧客の都道府県別に担当者のレポートを作成できます。
- 商談と製品
商談とその製品に関するレポートとビジュアライゼーションを作成します。
営業管理者は、次のことができます:
- カスタム・オブジェクトの追加レポート・タイプを作成します。
- アプリケーション・コンポーザで作成して公開したカスタム・フィールドを、Oracleが提供するレポート・タイプに追加します。