ジャーニ通知の構成方法

タスクを割り当てたときに、タスク所有者およびタスク実行者に通知できます。タスクの通知は、「通知とリマインダ」タブで構成します。

タスク通知の上書き

タスクを割り当てるたび、または再割当するたびに、タスク実行者に通知が送信されます。「通知上書き」セクションで「実行者」の選択を解除すると、これらの通知の送信を停止できます。ただし、その他のタスク更新については、タスク所有者またはタスク実行者に送信する通知を具体的に構成する必要があります。

通知テンプレートの上書き

ジャーニで事前定義済アラート・テンプレートを使用して、休暇欠勤、安全衛生、学習、個人、採用およびタレントに関連するイベントについてタスク所有者およびタスク実行者に通知できます。雇用処理に基づくジャーニ、またはイベント・ベースではないジャーニについては、BIP通知が送信されます。必要に応じて、ジャーニを変更し、BIP通知をアラートに置き換えることができます。シード済アラート・テンプレートをコピーしてカスタム・アラート・テンプレートを作成し、そのカスタム・アラート・テンプレートをジャーニまたはタスクの適切な通知に関連付ける必要があります。

通知によるタスク・ステータスの更新の防止

タスク実行者は、タスク通知から直接ジャーニ・タスク・ステータスを更新できます。これを防ぐには、「プロパティの表示」タブでタスク表示プロパティを構成するときに、「完了としてマーク」または「タスクを適用不可としてマーク」に「非表示」を指定できます。これにより、タスク通知でこれらの処理ボタンが両方とも非表示になります。

タスク実行者が処理を「完了」または「適用不可」としてマークする必要があるすべてのジャーニ・タスク通知が「割当済」ステータスになります。実行者がタスク通知を操作し、「完了」または「適用不可」をクリックすると、タスク通知ステータスが「完了」に変わります。同様に、すべての「FYI」ジャーニ・タスク通知も「割当済」ステータスですが、ユーザーがタスク通知の「却下」を明示的にクリックすると、FYI通知のステータスが「完了」に変わります。

職責範囲(AoR)がタスク実行者として構成されており、AoRに複数のメンバーが含まれている場合、Eメール通知およびベル通知では処理ボタンを使用できません。

タスク通知の送信

デフォルトでは、タスクについて個々の通知が送信されます。ただし、ユーザーが個々の通知を受信しないようにするには、「プロパティの表示」タブで「タスク通知の結合」を有効にして、すべてのタスク通知を要約する1つの結合通知を送信できます。この設定を有効にすると、処理可能な通知とFYI通知の両方がその通知に要約されます。ただし、その日の結合通知が送信された後に実行するタスク処理がある場合は、それらの通知は個別の(または個人の)通知として送信されます。

ジャーニ割付および強制完了に関する通知の送信

「プロパティの表示」タブの「チェックリスト割付の通知の送信」設定はデフォルトで有効になっています。これにより、非エンタープライズ・オンボーディング・カテゴリのジャーニが割り付けられたときに、ジャーニ割当先に通知が送信されます。非エンタープライズ・オンボーディング・カテゴリのジャーニにはデフォルトの通知テンプレートが関連付けられていないため、カスタム・アラートを構成し、「メッセージ」タブの「割当済チェックリスト用テンプレート」に関連付ける必要があります。

「チェックリストが強制完了したときに通知を送信します」設定が有効になっている場合、ジャーニが強制完了したときに、ジャーニ割当先に通知が送信されます。この通知の送信に使用されるシード済テンプレートは上書きできませんが、シード済テンプレートを変更して使用できます

アラート通知に関する考慮事項

  • データ関連: 注目する必要がある点は次のとおりです:
    • すべてのイベント・アラートおよびトークンは、製品チームによって事前定義され、アプリケーションにシードされています。ユーザーはイベント・アラートに追加のトークンまたはフィールドを含めることができず、シード済イベント・アラートで使用可能な提供済トークンのみがサポートされます。
  • パーソナライズ関連: ユーザーは、次の処理を実行できません:
    • アラート・テンプレートへの表およびリンクの追加。
    • トークン・フォントのみの変更。文またはテキスト全体のフォントを変更する必要があります。
    • ブランド・アラート。
  • その他の考慮事項: ユーザーが実行できないその他の処理を次に示します:
    • アラートをSMSとして送信。
    • イベント・ベースのアラート・テンプレートのコピー。
    • 機能設定マネージャ(FSM)を使用した、シード済アラートに添付されたジャーニ・アラート・テンプレートの移行。
    • アラート通知に対する処理の実行(アラート通知は情報目的(FYI)のみであるため)。
    • 複数のユーザー(AoRなど)へのアラート送信時の要求。
    • FYIプリフィクスは削除不可。
    • ホームEメールに対するBPM別名の使用。