Formula文
Formula文を使用して、Formulaに実行させる操作を指示します。文を使用するには、文のタイプや正しい順序、文のグループ化に関する知識が必要です。
文のタイプ
次に、Formulaで使用できる命令用の文を示します。
文 |
文の形式 |
説明および例 |
---|---|---|
|
|
データベース・アイテムまたはグローバル値に別の名前を付与します。アプリケーションから提供されたデータベース・アイテム名が長すぎて、Formulaで使用できない場合があります。 ALIAS文を使用してデータベース・アイテムの名前を短縮できます。ALIASの作成後は、これをデータベース・アイテム名のかわりに使用します。別名は、短い名前のローカル変数にデータベース・アイテムを代入するよりも効率的です。
|
|
variable = expression array[index] = expression |
変数、または配列変数の索引の位置に式値を代入します。Formulaは文の右側にある式を評価します。その結果を左側に指定されている変数に格納します。Formulaではローカル変数の値しか変更できないため、代入文の左側には常にローカル変数を指定してください。 "CHANGE_CONTEXTS"文の中では、コンテキストにのみ値を代入します。"CHANGE_CONTEXTS"文の外側では、入力、出力およびローカル変数にのみ値を代入します。
|
|
(context1 = expression1 [,context2 = expression2 ] |
Formula内の1つ以上のコンテキストを変更します。"CHANGE_CONTEXTS"文内で、
|
|
|
DEFAULT FOR文は、次の状況のときにFormulaが入力またはデータベース・アイテムとして使用する値を提供します。
DEFAULT_DATA_VALUE FOR文は、配列データベース・アイテムで個々のデータ値がNULLである場合に使用する値を提供します。 一部のデータベース・アイテムはデフォルト値を必要とします。データベースからデータが返されなかったり、NULL値が返されたりすることがあるためです。
|
|
|
囲んでいる
|
|
|
あるFormulaから別のFormulaを呼び出します。たとえば、あるFormulaから共通の計算を実行する小さいFormulaを呼び出せます。この方法を使用することで、Formulaが長くなるのを回避できます。
|
|
|
条件がtrueの場合に、1つまたは複数の文を実行します。条件がfalseの場合に実行する文のセットを指定する場合は、
|
|
|
Formulaの入力変数を列挙します。
|
|
|
Formulaの実行をただちに停止します。呼出し側に返す値がある場合は、Formulaを停止する Formula内には複数のReturn文を入力できます。
|
|
|
1つの条件がtrueの間は多くの文が繰り返し実行されます。
|
|
|
参照データを格納します。これらのデータを設定、取出しまたは削除できます。
|
文の順序
次の順序で文をFormulaに配置します。
-
ALIAS文(ある場合)
-
DEFAULT文(ある場合)
-
INPUT文(ある場合)
-
その他の文
文のグループ化
IF/THEN文、ELSE句、WHILEループ、CHANGE_CONTEXTSの中で複数の文をグループ化するには、文のグループをカッコで囲みます。カッコがない場合、先行する文は最初の文にしか適用されません。
文をグループ化できる方法の例を次に示します。
I = A.FIRST
WHILE (A.EXISTS(I)) LOOP
(
A[I] = I
I = A.NEXT(I,-1)
)
文をグループ化できていない方法の例を次に示します。
I = A.FIRST
WHILE (A.EXISTS(I)) LOOP
A[I] = I
I = A.NEXT(I,-1) /* This is not executed as part of the loop. */