統計仕訳の例

この例では、従業員数を使用して、会社が統計情報を仕訳に登録する方法を示します。転記済の統計残高は、配賦仕訳の入力として使用できます。

シナリオ

InFusion America Incorporatedは30名の新規従業員を雇用して、営業、経理および購買の各部門に配属します。経費を適切に配賦するために、InFusion America Incorporatedは各部門の従業員数を追跡する必要があります。

トランザクション詳細

30名の新規従業員は、次のように配属されます。

  • 営業部門に12名

  • 経理部門に10名

  • 購買部門に8名

営業部門は営業地域を拡大したため、新規地域をカバーするために12名の新規従業員が必要です。営業担当者は現地で活動し、旅費交通費が発生します。

経理部門では4名の従業員が退職したため、これらの空席を埋めるために4名の新規従業員が必要です。また、経理部門では、予想される売上増加に対応するために、6名の新規ポジションが追加されました。経理の従業員は本社に勤務し、この部門は他の部門に経費を割り当てます。

購買部門では、予想される注文増加に対応するために、4名の新規バイヤーと4名の新規倉庫担当のポジションが追加されました。購買の従業員は倉庫に勤務し、Infusion America Incorporatedの健康保険制度に加入します。

作成される統計仕訳

次の表は、STAT通貨を使用して作成された仕訳で、各部門の従業員数に関する情報を取得します。

部門

部門番号

借方

貸方

摘要

営業

200

12

営業地域の拡大による営業担当者の追加。

経理

300

10

4

6名の新規ポジション、および退職による4名の空席を埋めるのに必要な4名の新規従業員の追加。

購買

500

8

4名のバイヤーおよび4名の倉庫担当のポジションの追加。

合計

該当なし

30

4

該当なし

ノート: 統計仕訳では借方と貸方が一致しなくてもかまいません。