仕訳承認のワークフロー・ルール・テンプレート

簡易ワークフロー・ルール構成機能を使用すると、スプレッドシートを使用して一般会計承認ワークフローのルールを作成できます。

「スプレッドシートのワークフロー・ルールの管理」ページの「ダウンロード」列で、使用可能なサンプル・テンプレートの中から選択できます。

  • 仕訳承認基本テンプレート

  • 仕訳承認サンプル・テンプレート1

  • 仕訳承認サンプル・テンプレート2

各テンプレートには、「指図」と仕訳承認ルールの2つのワークシートがあります。仕訳承認ルール・ワークシートにはサンプル・ルールが含まれています。これらのルールを変更するか、独自のルールを定義できます。

テンプレートを使用し、自分の承認ポリシーに従って承認ルールを作成します。各サンプル・テンプレートには、参照可能な使用事例が含まれています。任意のテンプレートを使用して、特定のルールを定義できます。

仕訳承認基本テンプレート: 監督階層ベースの承認

このテンプレートのルールは、次の承認ポリシー要件を示しています。

  • すべての仕訳バッチで、承認のためにバッチを発行するユーザーの直接の監督者からの承認が必要です。

このルールを使用するために必要な変更はありません。

ノート: 一般会計仕訳ワークフローの実装には、事前定義済のルールが付属しています。このルールは、仕訳承認基本テンプレートで表されます。

ヒント: このサンプル・ルールをアップロードして、仕訳承認ルールを事前定義済の状態にリセットできます。

仕訳承認サンプル・テンプレート1: グループベースの承認

このテンプレートのルールは、次の承認ポリシー要件を示しています。

  • 特定の元帳および特定の仕訳ソースからのすべての仕訳バッチで、指定された承認グループの1人のユーザーからの承認が必要です。承認グループは、仕訳バッチが指定されたユーザーによって作成され、特定の摘要を持つ場合に異なります。

  • これらのソース以外のソースからの仕訳バッチは自動的に拒否されます。

承認ポリシーからのビジネス・ルールは、このテンプレートの1つのブロックで、示されている4つのルールで表されます。

これらのルールを使用するには、次のことを確認します。

  • スプレッドシートに入力した承認グループが、承認管理アプリケーションで定義されていること。

  • 指定されたユーザーが有効であること。

  • 指定された元帳IDが有効であること。

ノート: 仕訳バッチがブロック内の複数のルールを満たす場合、通知フローおよび承認プロセスの完了は、そのブロック内でそれらのルールに指定されている承認ルーティングによって異なる場合があります。このテンプレートでは、仕訳バッチが複数のルールを満たしている場合、指定されたグループのすべてのユーザーに通知されますが、承認プロセスを完了するために処理を実行する必要があるユーザーは1人のみです。

仕訳承認サンプル・テンプレート2: 監督階層およびグループベースの承認

このテンプレートのルールは、次の承認ポリシー要件を示しています。ビジネス・ルールは、ビジネス要件および承認ルーティングに応じて複数のブロックで表されます。

  • 最初のブロック: 仕訳ソースが「手動」、「自動コピー」および「スプレッドシート」で、合計バッチ金額が250000より大きいすべての仕訳バッチで監督承認が必要です。ソースは同じで、合計バッチ金額が250000以下のバッチはすべて自動的に承認されます。これらのソース以外のソースからの仕訳バッチでは、このタイプの承認は必要ありません。

  • 2番目のブロック: 仕訳ソースが「配賦」、「再評価」および「残高転送」で、合計バッチ金額が250000以下のすべての仕訳バッチで、指定された承認グループの1人のメンバーからの承認が必要です。仕訳ソースがこれらのソース以外で、合計バッチ金額が250000以下のすべての仕訳バッチでは、このタイプの承認は必要ありません。合計バッチ金額が250000より大きいすべての仕訳バッチでは、このタイプの承認は必要ありません。

  • 3番目のブロック: 仕訳ソースが「配賦」、「再評価」および「残高転送」で、合計バッチ金額が250000より大きいすべての仕訳バッチで、指定された承認グループのすべてのメンバーからの承認が必要です。仕訳ソースがこれらのソース以外で、合計バッチ金額が250000より大きいすべての仕訳バッチでは、このタイプの承認は必要ありません。合計バッチ金額が250000以下のすべての仕訳バッチでは、このタイプの承認は必要ありません。

これらのビジネス・ルールのルールを作成するには、最初に要件を分析し、個別のルールに分割する必要があります。ブロックに含まれるすべてのルールによって、漏れも重複もなく要件に対応できる必要があります。すべての承認シナリオが定義されていることが重要です。そうでない場合、エラーが発生する可能性があります。

次の表に、このサンプル・テンプレートの最初のブロックに示されるビジネス要件を強制するために作成されるルールの詳細を示します。

ルール名

承認ルーティング

承認条件属性

承認条件演算子

Source_amount up to 250000

自動承認

仕訳バッチ計上済貸方合計

<=250000

なし

なし

仕訳ソース名

in (Manual, AutoCopy, Spreadsheet)

Source_amount up to 250000_other source

承認をスキップ

仕訳バッチ計上済貸方合計

<=250000

なし

なし

仕訳ソース名

not in (Manual, AutoCopy, Spreadsheet)

Source_amount greater than 250000

監督

仕訳バッチ計上済貸方合計

>250000

なし

なし

仕訳ソース名

in (Manual, AutoCopy, Spreadsheet)

Source_amount greater than 250000_other source

承認をスキップ

仕訳バッチ計上済貸方合計

>250000

なし

なし

仕訳ソース名

not in (Manual, AutoCopy, Spreadsheet)

同じ論理プロセスに従って、残りの承認ポリシー要件のルールを定義します。

このルールを使用するには、スプレッドシートに入力した承認グループが承認管理アプリケーションで定義されていることを確認します。