経費タイプ
経費タイプは、従業員または派遣就業者が発生させる可能性がある経費です。経費タイプは詳細な経費です。たとえば、宿泊が経費カテゴリの場合、有効な経費タイプはホテル、モーテル、朝食付き宿泊施設です。
経費タイプを設定した後、従業員は「経費の作成」ページの「タイプ」リストからその経費タイプを選択できます。「タイプ」リストには、最大250件の経費タイプを表示できます。
Expensesでの経費タイプの設定には、次の処理が含まれます:
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経費タイプの作成
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経費タイプの項目化
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プロジェクト対応経費タイプの有効化
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税分類コードの自動移入の有効化
経費タイプの作成
「経費タイプの作成」ページで経費タイプを作成するときに、その経費タイプに勘定科目を割り当てます。これにより、アプリケーションで経費を特定の勘定科目に配賦できます。さらに、ユーザーが承認のために経費精算書を発行するときに領収書を必要とするかどうかを指定できます。また、指定した金額を超える領収書の発行を要求することもできます。領収書発行要件は、現金経費、コーポレート・カード経費またはその両方に対して設定できます。
経費タイプを作成した後、「経費精算書テンプレートの作成」ページの「カード経費タイプ・マッピング」タブで、経費タイプをコーポレート・カード経費タイプに関連付けます。コーポレート・カード経費タイプは、Expensesで事前定義されているか、追加の参照として追加できます。定義済の経費タイプをコーポレート・カード経費タイプに関連付けると、コーポレート・カード・トランザクションのアップロード・プロセス中にExpensesで経費タイプを正しく導出できます。
経費タイプの項目化
項目化は、特定の勘定科目に適用できるように、料金を細かく分類したものです。項目化は、コーポレート・カード経費タイプと現金の両方に適用されます。
会社の要件に従って、「経費タイプの作成」または「経費タイプの編集」ページの「項目別」タブで項目化を設定します。従業員または派遣就業者が経費入力中に経費項目を作成するときに、項目化を使用可能、使用不可、必須にするかどうかを決定します。項目化の設定時に、次のいずれかも決定します:
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定義する経費タイプを、項目化の経費入力時にのみ対象とするかどうか。
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定義する経費タイプを、独立した単一の経費タイプとしても使用可能にするかどうか。
「経費精算書テンプレートの作成」ページの「カード経費タイプ・マッピング」タブで、カード経費タイプを自動項目化の候補にするかどうかを指定します。経費タイプの自動項目化を使用可能にする場合は、デフォルトの項目別経費タイプを選択する必要があります。デフォルトの項目別経費タイプは、定義済の項目化に含まれない場合に経費が自動的に移入される経費タイプです。たとえば、当該会社がコーポレート・カード経費タイプを経費タイプにマップし、「その他」というデフォルトの項目別経費タイプを指定したとします。コーポレート・カード・フィード・ファイルがExpensesにアップロードされると、マップされていない経費タイプが「その他」経費タイプにデフォルト設定されます。
プロジェクト対応経費タイプの有効化
ユーザーがプロジェクト情報を入力できる場合、プロジェクト対応経費タイプは、Oracle Fusion Project Costingのプロジェクト支出タイプに関連付けられます。たとえば、プロジェクト対応経費タイプを使用すると、コンサルタントは、経費作成レポートでコンサルティング経費を特定のプロジェクトおよびそのタスクに配賦できます。
「経費タイプの作成」ページの「プロジェクト支出タイプ・マッピング」タブでプロジェクト対応経費タイプを設定するには、「プロジェクトの有効化」チェック・ボックスを選択します。デフォルトのプロジェクト支出タイプ(未指定のプロジェクト・ユニット経費が割り当てられるプロジェクト経費タイプ)も選択する必要があります。さらに、ユーザーが経費精算書を発行するときにプロジェクト経費の領収書を必要とするかどうかを指定できます。
プロジェクト対応経費タイプは、例外的に特定のプロジェクト・ユニットおよびプロジェクト支出タイプにマップできます。これはプロジェクト対応経費タイプとプロジェクト・ユニットおよびプロジェクト支出タイプの関連付けで、Oracle Projectsの原価計算での会計を導出します。
税分類コードの自動移入の有効化
「経費タイプの作成」ページで経費タイプを作成するときに、経費タイプに適用される税分類コードを指定できます。経費タイプの設定時に指定した税分類コードは、経費入力時に「経費項目の作成」ページに自動的に移入されます。税金フィールドが精算書で有効になっている場合、ユーザーは指定した税分類コードを必要に応じて経費項目の作成時に上書きできます。