宿泊経費ポリシーの設定

会社は宿泊経費ポリシーを設定および強制して、宿泊経費の支出を制御、管理および削減できます。

宿泊経費ポリシーの2つの例は、1日当たり200 USDの宿泊施設経費限度の強制と、会社の優先業者リストにある宿泊施設の強制です。

このトピックでは、宿泊経費ポリシーの設定の次の側面について説明します。

  • 宿泊ポリシーの設定

  • ポリシー違反の設定

  • 宿泊レート・スプレッドシートの入力

  • 宿泊経費ポリシーと経費タイプの関連付け

宿泊ポリシーの設定

次の手順で、宿泊経費ポリシーを設定し、宿泊レート・スプレッドシートに入力して、アプリケーションにアップロードできます。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 財務

    • 機能領域: 経費

    • タスク: 経費カテゴリ別ポリシーの管理

  2. 「経費カテゴリ別ポリシーの管理」ページで、「ポリシーの作成」選択リストから「宿泊」を選択します。

  3. 「宿泊経費ポリシーの作成」ページの「レート定義」セクションで、次の手順を実行します:

    1. 「単一通貨」ラジオ・ボタンを選択します。

    2. 通貨 = USD

    ノート: ポリシー・レート限度を検証するために通貨レート換算が必要な場合は、Oracle Fusion General Ledgerで換算レートを定義する必要があります。
  4. 「レート決定要因」セクションで、次の手順を実行します:

    1. 「ロール」チェック・ボックスを選択します。

    2. 「事業所」チェック・ボックスを選択します。

    3. ロール・タイプ = ジョブ

    4. 「地域」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「ポリシー強制」セクションで、次の手順を実行します:

    1. 「ポリシー違反警告」チェック・ボックスを選択します。

    2. 警告許容パーセンテージ = 10

    3. 「警告をユーザーに表示」チェック・ボックスを選択します。

    4. 「経費精算書発行の防止」チェック・ボックスを選択します。

    5. エラー許容パーセンテージ = 20

前述の宿泊経費ポリシーの内容は次のとおりです: 宿泊経費ポリシーはジョブ別、地域別にUSドルの単一インスタンス日次レート付きで設定され、警告とエラーによって強制されます。

ポリシー違反の設定

次の表に示すように、宿泊経費ポリシーのポリシー違反を設定できます。

ポリシー違反

アプリケーションのアクション

結果

計算

警告

宿泊経費が定義済許容範囲を超えた場合に警告ポリシー違反を生成します。

「警告をユーザーに表示」チェック・ボックスを選択した場合、警告が表示されます。

「警告をユーザーに表示」チェック・ボックスを選択したかどうかに関係なく、承認者には常に警告が表示されます。

ポリシー・レート * (1+警告許容範囲/100)

エラー

宿泊経費が定義済許容範囲を超えた場合にエラー・ポリシー違反を生成します。

エラーが表示され、宿泊経費を発行できません。

ポリシー・レート * (1+エラー許容範囲/100)

宿泊レート・スプレッドシートの入力

宿泊レート・スプレッドシートに入力するには、次のステップを実行します:

  1. 「宿泊ポリシーの作成」ページで、「レートの作成」ボタンをクリックします。

  2. 事前定義済スプレッドシートをローカル・ドライブにダウンロードして入力します。

    ノート: 「レート決定要因」セクションでレート決定要因を選択した場合は、事前定義済スプレッドシートに入力します。レート決定要因を選択しない場合は、「レートの作成」ダイアログ・ボックスで宿泊レートを作成します。
  3. 「宿泊レートの作成」スプレッドシートで、次の表に示すようにフィールドに入力します。

    ロール

    地域

    日次限度

    開始日

    ACC500.Accounting Manager

    その他すべて、サンフランシスコ、CA、アメリカ合衆国

    200

    1/1/2014

    ACC500.Accounting Manager

    その他すべて、ニューヨーク、NY、アメリカ合衆国

    220

    1/1/2014

    ACC500.Accounting Manager

    その他すべて、その他すべて、その他すべて、アメリカ合衆国

    185

    1/1/2014

    SAL600.Salesperson

    その他すべて、サンフランシスコ、CA、アメリカ合衆国

    195

    1/1/2014

    SAL600.Salesperson

    その他すべて、ニューヨーク、NY、アメリカ合衆国

    215

    1/1/2014

    SAL600.Salesperson

    その他すべて、その他すべて、その他すべて、アメリカ合衆国

    170

    1/1/2014

    SAL700.Salesperson

    その他すべて、サンフランシスコ、CA、アメリカ合衆国

    250

    1/1/2014

    SAL700.Salesperson

    その他すべて、ニューヨーク、NY、アメリカ合衆国

    255

    1/1/2014

    SAL700.Salesperson

    その他すべて、その他すべて、その他すべて、アメリカ合衆国

    222

    1/1/2014

    その他すべて

    その他すべて、その他すべて、その他すべて、その他すべて

    200

    1/1/2014

  4. 「アップロード」ボタンをクリックします。

レートが正常にアップロードされると、ポリシー・ステータスが有効になります。このレート・ポリシーを宿泊経費の計算に使用するには、次の手順を実行する必要があります:

  1. 宿泊経費ポリシーをアクティブ化します。

    1. 「経費カテゴリ別ポリシーの管理」ページで、作成した宿泊経費ポリシーを選択し、「アクティブ化」ボタンをクリックします。

  2. 宿泊経費ポリシーを経費タイプに割り当てます。

経費タイプへの宿泊経費ポリシーの割当

宿泊経費ポリシーを経費タイプに割り当てるには、次のステップを実行します:

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 財務

    • 機能領域: 経費

    • タスク: 経費精算書テンプレートの管理

  2. 「経費精算書テンプレートの管理」ページで、「作成」アイコンをクリックするか、ビジネス・ユニットに適用可能なテンプレートを選択します。

  3. 「経費精算書テンプレートの作成」ページで、宿泊経費のテンプレートを作成します。

  4. 「経費タイプ」タブで、「作成」アイコンをクリックして、「経費タイプの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 「経費タイプの作成」ダイアログ・ボックスで、「カテゴリ」選択リストから「宿泊」を選択します。

  6. 「経費タイプの作成」ダイアログ・ボックスの「ポリシー」タブで、作成した宿泊経費ポリシーを選択し、開始日を指定して、必要に応じて終了日を指定します。