資産計上しきい値の結果の検証

資産計上しきい値を使用する場合は、資産を追加した後にしきい値を検証する必要があります。

手順は次のとおりです。

  1. 一括追加のファイルベース・データ・インポート・テンプレートまたは買掛管理から資産を追加します。

  2. 「資産」→「追加」情報タイル→「処理」→「自動追加の準備」にナビゲートします。

  3. 「資産トランザクション・データの準備」プロセスを実行します。このプロセスでは、指定したしきい値に基づいて、資産を費用処理するか資産計上するかが決定されます。

  4. 「資産トランザクション・データの準備」プロセスの完了後、「ソース明細の編集」ページで検証結果を表示します。

しきい値検証結果を使用するためのベスト・プラクティス

「資産トランザクション・データの準備」プロセスを実行したら、検証結果を確認し、必要な更新を行います。

  • 評価チェック・ボックスが使用可能かどうかを確認します。

    • 使用可能: 検証が完了しました

    • 使用不可: その明細の検証は実行されませんでした

  • しきい値の検証後にソース明細の変更を続行できますが、しきい値の検証を再実行することはできません。

  • しきい値検証プロセスで資産追加明細が少額資産として識別されると、「ソース明細の編集」ページの「財務詳細」タブの「少額資産」チェック・ボックスが自動的に有効になります。このプロセスでは、カテゴリのデフォルト・ルールで少額資産に対して指定された減価償却方法および按分方法も入力されます。

    チェック・ボックス、減価償却方法および按分方法を更新できますが、この明細に対してしきい値検証を再実行することはできません。

  • 資産を追加した直後に取得価額修正を実行すると、資産の取得価額が資産計上しきい値を上回ることや下回ることがあります。Oracle Assetsでは、資産が少額資産に、または少額資産が非少額資産に自動的に変更されることはありません。資産を非少額資産に変更するか、引き続き少額資産として処理するかを決定します。

  • 資産を非少額資産に変更するには、修正トランザクションを実行して「下限値」チェック・ボックスを無効にし、減価償却方法を変更します。この変更は通常の減価償却方法の変更として扱われ、減価償却が再計算されます。

  • 税務台帳の場合は、「一括コピー」プロセスにより、資産計上および少額しきい値が評価されます。このプロセスでは、会計用資産台帳と税務台帳で資産タイプが同じかどうかに関係なく、会計用資産台帳から税務台帳にトランザクションがコピーされます。