圧縮用のOracle ACFSコマンドライン・ツール

このトピックでは、Oracle ACFS圧縮の管理用コマンドの概要を示します。

表6-55に、Oracle ACFS圧縮コマンドと簡単な説明を示します。Oracle ACFS圧縮の概要は、「Oracle ACFS圧縮」を参照してください。

Oracle ACFS acfsutilコマンドの実行の詳細は、「Oracle ACFSコマンドライン・ツールの使用について」を参照してください。

表6-55 Oracle ACFS圧縮用のコマンドの概要

コマンド 説明

acfsutil compress copy

ディレクトリ内のファイル(1つまたは複数)をコピーして圧縮します。

acfsutil compress info

ファイルの圧縮情報を表示します。

acfsutil compress off

Oracle ACFSファイル圧縮を無効にします。

acfsutil compress on

Oracle ACFSファイル圧縮を有効にします。

acfsutil compress copy

目的

ファイルを圧縮およびコピーします。

構文および説明

acfsutil compress copy -h
acfsutil compress copy [-v] [-f] {-c size source | [-n] {-r source | source [...]} 
                       target_dir 

次の表に、acfsutil compress copyコマンドで使用可能なオプションを示します。

表6-56 acfsutil compress copyコマンドのオプション

オプション 説明

-v

verboseモードを指定します。

-f

既存のコピーを上書きすることを指定します。

—c size source

単一のソース・ファイルをコピーし、そのコピーに圧縮単位(CU) sizeを使用します。

sizeの形式は、nKです。サポートされるCUサイズは、4Kバイト、8Kバイト、16Kバイト、32Kバイト、64Kバイトおよび128Kバイトです。

—n source

作成したコピーを圧縮しないことを指定します。

—r source

単一のソース・ディレクトリを起点としてファイルおよびディレクトリを再帰的にコピーすることを指定します。

source [...]

コピー対象のソース・ファイルを指定します。

target_dir

コピー先となるターゲット・ディレクトリを指定します。

acfsutil compress copyコマンドは、-fオプションが使用されないかぎり、既存のファイルに上書きコピーしません。-fを使用しない場合、コピー操作は最初の既存のターゲットが見つかった時点で終了します。

-nオプションを指定しないかぎり、圧縮が無効になっている場合、圧縮に対応できるOracle ACFSファイル・システムにコピーされません。

例6-47 acfsutil compress copyコマンドの使用

$ /sbin/acfsutil compress copy -v -f my_file1 my_file2 /my_target_directory

acfsutil compress info

目的

圧縮されたファイルの情報を表示します。

構文および説明

acfsutil compress info -h
acfsutil compress info pathname

次の表に、acfsutil compress infoコマンドで使用可能なオプションを示します。

表6-57 acfsutil compress infoコマンドのオプション

オプション 説明

pathname

ファイルへのパス名を指定します。

例6-48 acfsutil compress infoコマンドの使用

$ /sbin/acfsutil compress info /my_mount_point/testfile1

Compression Unit size: 8192
Disk storage used: ( 189.89 MB )
Disk storage saved: ( 810.20 MB )
Storage used is 18% of what the uncompressed file would use

acfsutil compress off

目的

Oracle ACFS圧縮を無効にします。

構文および説明

acfsutil compress off -h
acfsutil compress off mount_point

次の表に、acfsutil compress offコマンドで使用可能なオプションを示します。

表6-58 acfsutil compress offコマンドのオプション

オプション 説明

mount_point

このファイル・システムがマウントされるディレクトリを指定します。

acfsutil compress offを実行すると、次のようになります。

  • 圧縮の無効化後に作成されるファイルは、圧縮されずに作成されます。

  • ファイル・システム内の圧縮されたファイルはいずれも圧縮されたままです。

このコマンドを実行するには、root権限またはシステム管理者権限が必要です。

例6-49 acfsutil compress offコマンドの使用

$ /sbin/acfsutil compress off /my_mount_point

acfsutil compress on

目的

Oracle ACFS圧縮を有効にします。

構文および説明

acfsutil compress on -h
acfsutil compress on [-a algorithm] mount_point

次の表に、acfsutil compress onコマンドで使用可能なオプションを示します。

表6-59 acfsutil compress onコマンドのオプション

オプション 説明

—a algorithm

デフォルトの圧縮アルゴリズムを指定します。現在は、lzoのみ使用でき、これが使用されるデフォルトのアルゴリズムです。

mount_point

このファイル・システムがマウントされるディレクトリを指定します。

ノート:

Oracle ACFS圧縮は、Oracle Databaseファイルではサポートされません。データベース・ファイルを保持することを目的としているOracle ACFSファイル・システムは、Oracle ACFS圧縮を使用して圧縮しないでください。

acfsutil compress onを実行すると、次のようになります。

  • 圧縮の有効化後に作成されるファイルは、デフォルトで圧縮されます。

  • ファイル・システム内の圧縮されていないファイルはいずれも圧縮されていないままです。

このコマンドを実行するには、root権限またはシステム管理者権限が必要です。

例6-50 acfsutil compress onコマンドの使用

$ /sbin/acfsutil compress on /my_mount_point