フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーへのゴールド・イメージの追加
後でソフトウェアをプロビジョニングするために、RHPCTLを使用してゴールド・イメージを追加します。
ノート:
Oracle FPPでは、ゴールド・イメージを宛先ホストに転送せずにインストールできます。この機能はzipcopyと呼ばれ、Oracle Databaseホームをプロビジョニングするために使用できます。この機能を使用して、新しいOracle Grid Infrastructureホームをプロビジョニングせずに、宛先ホストに存在するOracle Grid Infrastructureホームをプロビジョニングすることもできます。次の方法の1つを使用して、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーにソフトウェアをインポートできます。
-
次のコマンドを使用して、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーにインストールされたホームからイメージをインポートできます。
rhpctl import image -image image_name -path path_to_installed_home [-imagetype ORACLEDBSOFTWARE | ORACLEGISOFTWARE | ORACLEGGSOFTWARE | SOFTWARE]
-imagetype
が指定されていない場合、ORACLEDBSOFTWARE
がデフォルトです。 -
-zip
パラメータを使用してzipファイルから新しいイメージをインポートするか、-zip
および-location
パラメータを指定してzipコピー機能を使用できます:$ rhpctl import image -image image_name -zip zip_file_path -location location_on_destination_host_where_image_is_available
-zip
パラメータは、イメージをOracle FPPサーバーにインポートできるインポート元の場所を指定します。-location
パラメータは、宛先ホストでイメージをzipファイルとして使用できる場所を指定します。また、-location
パラメータは、Oracle FPPサーバーから宛先ホストにイメージ関連ファイルをコピーしないようOracle FPPサーバーに指示します。ローカル記憶域または共有記憶域を使用して、宛先ホストでイメージzipファイルを使用可能にできます。共有記憶域の場合、サーバー、クライアントおよび
rhpclient
のないターゲットで共有されるNFSファイル・システムを使用できます。ローカル記憶域の場合、Oracle FPPはzipファイルの一貫性を検証しないため、宛先での一貫性を保証する任意のオプションを使用してzipファイルをコピーできます。SFTP、SCPを使用するか、共有場所からcurl
またはwget
メソッドを使用してzipファイルをダウンロードできます。ファイルは、指定された場所で使用できる必要があります。 -
フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントから次のコマンドを使用して、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・クライアントにインストールされたホームからイメージをインポートできます。
rhpctl import image -image image_name -path path_to_installed_home
前のリストの最初の2つのコマンドを使用して、イメージ・リポジトリをシードして、時間の経過とともにイメージを追加します。既存のゴールド・イメージに適用されるパッチを含むゴールド・イメージを作成するワークフローの一部として、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーで3つ目のコマンドを使用します。
また、これらの3つのコマンドを実行すると、次のようなOracle ACFSファイル・システムがOracle Fleet Patching and Provisioningのルート・ディレクトリに作成されます。
/u01/rhp/images/images/RDBMS_121020617524
- イメージの状態
イメージの状態は、指定のロールを持つユーザーについてイメージのプロビジョニングを制限する方法です。 - イメージ・シリーズ
イメージ・シリーズは、様々なゴールド・イメージを論理的な順序でグループ化する便利な方法です。 - イメージ・タイプ
ゴールド・イメージを追加またはインポートするときに、イメージ・タイプを指定する必要があります。
親トピック: ゴールド・イメージおよび作業用コピーの管理