RHPCTLのコマンド・リファレンス
この項では、RHPCTLコマンドの使用方法に関する情報を示し、各RHPCTLコマンドをリストして説明します。
ノート:
マルチテナント・コンテナ・データベースが、Oracle Database 21c以降のリリースで唯一サポートされているアーキテクチャです。ドキュメントの改訂中は、従来の用語が残っている可能性があります。ほとんどの場合、「データベース」と「非CDB」は、コンテキストに応じて、CDBまたはPDBを意味します。アップグレードなど、一部のコンテキストでは、「非CDB」が以前のリリースの非CDBを指します。
- archiveコマンド
ゴールド・イメージをアーカイブするにはarchive
キーワードを指定したコマンドを使用し、ゴールド・イメージをアーカイブ解除するにはunarchive
キーワードを指定します。 - auditコマンド
audit
キーワードを指定してコマンドを使用し、監査レコードを削除、変更および問い合せます。 - backupおよびrestoreコマンド
Oracle FPPサーバーをバックアップし、バックアップからリストアするには、backup
およびrestore
キーワードを指定したコマンドを使用します。 - clientコマンド
client
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントを追加、削除および管理します。 - credentialsコマンド
credentials
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Cluster Registry (OCR)に対して資格証明を追加および削除します。 - databaseコマンド
database
キーワードを指定してコマンドを使用し、データベースを追加、削除、移動およびアップグレードします。 - datapatchコマンド
指定したOracle Databaseにパッチを適用するには、datapatch
キーワードを指定したコマンドを使用します。 - exadataコマンド
exadata
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Exadataシステムにパッチを適用します。 - gihomeコマンド
gihome
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Grid Infrastructureホームに対してノードを追加または削除し、Oracle Grid Infrastructureホームを移動およびアップグレードします。 - homeコマンド
home
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle FPP Local Modeを使用してOracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseホームをデプロイします。 - imageコマンド
image
キーワードを指定してコマンドを使用し、ゴールド・イメージを追加、削除、インポートおよび管理します。 - imagetypeコマンド
imagetype
キーワードを指定してコマンドを使用し、イメージ・タイプを追加、削除、変更および管理します。 - jobコマンド
job
キーワードを指定してコマンドを使用し、スケジュール・ジョブを削除または問い合せます。 - osconfigコマンド
osconfig
キーワードを指定してコマンドを使用し、オペレーティング・システム構成情報をバックアップ、比較および管理します。 - patchコマンド
インプレース・パッチ適用方法を使用して、指定された作業用コピーに個別パッチを適用またはロールバックするには、patch
キーワードを指定したコマンドを使用します。 - peerserverコマンド
peerserver
キーワードを指定してコマンドを使用し、ピア・サーバーの情報を表示します。 - roleコマンド
role
キーワードを指定してコマンドを使用し、ロールを追加、削除および管理します。 - seriesコマンド
series
キーワードを指定してコマンドを使用し、シリーズを追加、削除、サブスクライブおよび管理します。 - serverコマンド
server
キーワードを指定してコマンドを使用し、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーのエクスポート、登録、登録解除および問合せを行います。 - tagコマンド
タグを追加、問合せ、変更、削除、設定および設定解除するには、tag
キーワードを指定したコマンドを使用します。 - userコマンド
user
キーワードを指定してコマンドを使用し、ユーザーを削除、変更、登録および登録解除します。 - useractionコマンド
useraction
キーワードを指定してコマンドを使用し、ユーザー・アクションを追加、削除および変更します。 - workingcopyコマンド
workingcopy
キーワードを指定してコマンドを使用し、作業用コピーを作成、更新、拡張および削除します。
親トピック: RHPCTLのコマンド・リファレンス
jobコマンド
job
キーワードを指定してコマンドを使用し、スケジュール・ジョブを削除または問い合せます。
- rhpctl delete job
リポジトリから特定のスケジュール済ジョブを削除します。 - rhpctl query job
特定のジョブIDを持つスケジュール済ジョブの現在のステータスを問い合せます。 - rhpctl delete job
リポジトリから特定のスケジュール済ジョブを削除します。
親トピック: RHPCTLのコマンド・リファレンス
rhpctl delete job
リポジトリから特定のスケジュール済ジョブを削除します。
構文
rhpctl delete job [-jobid job_id] [-force]
パラメータ
表A-1 rhpctl delete jobコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-jobid job_id |
オプションで、削除しようとするジョブについてジョブのスケジュール中に取得したジョブID値を指定できます。このパラメータを使用しない場合は、RHPCTLによってすべてのジョブが削除されます。 |
–force |
ジョブを強制的に削除するには、このパラメータを使用します。 |
使用上のノート
このコマンドは、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーで実行する必要があります。
例
ジョブIDが1
のジョブを削除するには、次のようにします。
$ rhpctl delete job –jobid 1
親トピック: jobコマンド
rhpctl query job
特定のジョブIDを持つスケジュール済ジョブの現在のステータスを問い合せます。
構文
rhpctl query job [-jobid job_id] [-status {FAILED | SUCCEEDED | SCHEDULED
| EXECUTING | UNKNOWN | TERMINATED }] [-client client_name] [-user user_name]
[-since timer_value] [-summary] [-eval] [-migrate]
パラメータ
表A-2 rhpctl query jobコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-jobid job_id |
必要に応じて、問い合せるジョブのジョブID値を指定できます。ジョブIDは、ジョブのスケジュール中に取得されます。 このパラメータを選択した場合、指定できる他のオプションは |
-status {EXECUTED | TIMER_RUNNING | EXECUTING | UNKNOWN | TERMINATED } |
必要に応じて、問い合せるジョブについて、次のいずれかの状態を指定できます。
|
-client client_namek |
必要に応じて、ジョブを問い合せるクライアント・クラスタの名前を指定できます。 |
-user user_name |
必要に応じて、ソフトウェア・ホームをプロビジョニングしているユーザーのユーザー名を指定できます。 |
-since timer_value |
必要に応じて、次の例に示すように、ジョブを問い合せる日付をISO-8601形式で指定できます。
|
-summary |
必要に応じて、このパラメータを使用してジョブ詳細のみを返すことができます。 |
-eval |
必要に応じて、このパラメータを使用して、評価ジョブのみを問い合せることができます。 |
-migrate |
必要に応じて、このパラメータを使用して、移行ジョブのみを問い合せることができます。 |
使用上のノート
このコマンドは、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーで実行する必要があります。
例
$ rhpctl query job –jobid 1
Job ID: 1
User: fred
Client: fredlinux4
Scheduled job command: "rhpctl import image -image DB-Image1 -imagetype ORACLEDBSOFTWARE -path /ade/fred_linux4/esw1 -schedule 2018-07-27T13:38:57Z"
Scheduled job execution start time: 2018-07-27T05:38:57-08. Equivalent local time: 2018-07-27 05:38:57
Current status: EXECUTED
Result file path: "/scratch/rhp_storage/chkbase/scheduled/job-1-2017-11-27-05:39:14.log"
Job execution start time: 2018-07-27 05:39:14
Job execution end time: 2018-07-27 05:43:09
Job execution elapsed time: 3 minutes 55 seconds
Result file "/scratch/rhp_storage/chkbase/scheduled/job-1-2018-07-27-05:39:14.log" contents:
slc05amw.example.com: Audit ID: 4
slc05amw.example.com: Creating a new ACFS file system for image "DB-Image1" ...
slc05amw.example.com: Copying files...
slc05amw.example.com: Copying home contents...
slc05amw.example.com: Changing the home ownership to user fred...
slc05amw.example.com: Changing the home ownership to user fred...
親トピック: jobコマンド
rhpctl delete job
リポジトリから特定のスケジュール済ジョブを削除します。
構文
rhpctl delete job [-jobid job_id] [-force]
パラメータ
表A-3 rhpctl delete jobコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-jobid job_id |
オプションで、削除しようとするジョブについてジョブのスケジュール中に取得したジョブID値を指定できます。このパラメータを使用しない場合は、RHPCTLによってすべてのジョブが削除されます。 |
–force |
ジョブを強制的に削除するには、このパラメータを使用します。 |
使用上のノート
このコマンドは、フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーで実行する必要があります。
例
ジョブIDが1
のジョブを削除するには、次のようにします。
$ rhpctl delete job –jobid 1
親トピック: jobコマンド