imagetypeコマンド

imagetypeキーワードを指定してコマンドを使用し、イメージ・タイプを追加、削除、変更および管理します。

rhpctl add imagetype

新しいイメージ・タイプおよびそれに関連付けられたユーザー・アクションを構成します。

構文

rhpctl add imagetype -imagetype image_type -basetype {SOFTWARE |
  ORACLEGISOFTWARE | ORACLEDBSOFTWARE | ORACLEGGSOFTWARE}
  [-useractions user_action_list]

パラメータ

表A-45 rhpctl add imagetypeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-imagetype image_type

作成するイメージ・タイプの名前を指定します。

-basetype {SOFTWARE | ORACLEGISOFTWARE | ORACLEDBSOFTWARE | ORACLEGGSOFTWARE}

作成するイメージ・タイプの基となるベース・イメージ・タイプを指定します。Oracle Databaseソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、その他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。

-useractions user_action_list

ユーザー・アクションのカンマ区切りリストを指定します。

新しいイメージ・タイプを追加するには、次のようにします。

rhpctl add imagetype -imagetype DB122_PATCH_TYPE -basetype ORACLEDBSOFTWARE

rhpctl allow imagetype

ユーザーまたはロールに対してイメージ・タイプへのアクセス権限を付与します。

構文

rhpctl allow imagetype -imagetype image_type {-user user_name [-client cluster_name] | -role role_name}

パラメータ

表A-46 rhpctl allow imagetypeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-imagetype image_type

ソフトウェア・タイプを指定します。Oracleデータベース・ソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、エンジニアド・システム(Oracle Data Appliance)の場合はODAPATCHSOFTWARE、Oracle Exadataソフトウェアの場合はEXAPATCHSOFTWARE、または他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-user user_name

イメージ・タイプへのアクセス権限を付与するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。このパラメータまたは-roleパラメータのいずれかが必要です。

-client cluster_name

必要に応じて、オペレーティング・システム・ユーザーが属するクライアント・クラスタの名前を指定できます(-userパラメータを使用するように選択した場合)。

-role role_name

-userパラメータのかわりに、イメージへのアクセス権限を付与する特定のロールを指定することもできます。

rhpctl delete imagetype

既存のイメージ・タイプを削除します。

構文

rhpctl delete imagetype -imagetype image_type

使用上のノート

削除するイメージ・タイプを指定します。組込みイメージ・タイプは削除できません。

rhpctl disallow imagetype

ユーザーまたはロールからイメージ・タイプへのアクセス権限を削除します。

構文

rhpctl disallow imagetype -imagetype image_type {-user user_name [-client cluster_name] | -role role_name}

パラメータ

表A-47 rhpctl disallow imagetypeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-imagetype image_type

ソフトウェア・タイプを指定します。Oracleデータベース・ソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、エンジニアド・システム(Oracle Data Appliance)の場合はODAPATCHSOFTWARE、Oracle Exadataソフトウェアの場合はEXAPATCHSOFTWARE、または他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-user user_name

イメージ・タイプへのアクセス権限を削除するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。このパラメータまたは-roleパラメータのいずれかが必要です。

-client cluster_name

必要に応じて、オペレーティング・システム・ユーザーが属するクライアント・クラスタの名前を指定できます(-userパラメータを使用するように選択した場合)。

-role role_name

-userパラメータのかわりに、イメージへのアクセス権限を削除する特定のロールを指定することもできます。

rhpctl modify imagetype

イメージ・タイプの構成を変更します。

構文

rhpctl modify imagetype -imagetype image_type -useractions user_action_list

パラメータ

表A-48 rhpctl modify imagetypeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-imagetype image_type

変更するイメージ・タイプの名前を指定します。Oracle Databaseソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、その他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-useractions user_action_list

ユーザー・アクションのカンマ区切りリストを指定します。

rhpctl query imagetype

イメージ・タイプの構成を表示します。

構文

rhpctl query imagetype -imagetype image_type [-rhpserver rhps_regex]

パラメータ

表A-49 rhpctl query imagetypeコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-imagetype image_type

問い合せるイメージ・タイプの名前を指定します。Oracle Databaseソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、その他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-rhpserver rhps_regex

操作を実行する必要があるサーバーのクラスタ名と一致する正規表現を指定します。

使用上のノート

問い合せるイメージ・タイプの名前を指定します。Oracle Databaseソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、それ以外のソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-rhpserverパラメータは操作の実行場所を示し、-serverパラメータは操作の実行内容を示します。-rhpserverを使用すると、指定した正規表現と名前が一致するサーバーでコマンドが実行されます。-serverが使用されている場合、コマンドは指定されたサーバーに関するものです。たとえば:

  • 次のコマンドはローカルで実行され、peerAにレプリケートされたイメージ・タイプをリストします
    rhpctl query imagetype -server peerA
  • 次のコマンドは、peerAで実行され、peerAに構成されているイメージのタイプをリストします
    rhpctl query imagetype -rhpserver peerA 
  • 次のコマンドは、すべてのサーバーで実行され、各サーバーがpeerAにレプリケートしたイメージ・タイプをリストします
    rhpctl query imagetype -server peerA -rhpserver .+' 

-rhpserverオプションを使用してピア・サーバーに対するコマンドを発行する場合、コマンドを実行するユーザーはピア・サーバーの既存のユーザーであり、必要なロールを持っている必要があります。ピア・サーバーのユーザーがローカル・サーバーでコマンドを実行できるようにするには、rhpctl grant roleコマンドを実行して必要なロールをピア・サーバー・ユーザーに付与し、ユーザーが属しているピア・サーバーのクラスタ名を指定する必要があります。たとえば:

$ rhpctl grant role -role role_name -user user_name -client cluster_name

複数のユーザーを追加するには、次のコマンドを実行します。

$ rhpctl grant role -client cluster_name -maproles role=user_name[+user_name...][,role=user_name[+user_name...]...]

RHPCTLを使用してロールを付与する詳細は、rhpctl grant roleを参照してください